藤沢秀行先生の本。「囲碁の本」というよりも「棋士の本」。
とあるプロ棋士が言ってたことがありました。「君、藤沢先生に会いたければ競輪場に行けばいいんだよ」。そう言われる通り競輪の話も盛りだくさんです(^^)。
もちろん囲碁の話もたくさん出てきて、私の気に入ったのは「同じ負かされるのでも、悪い手に付き合って負かされるより、いい手に付き合って負かされる方が、上達は早くなる
」。
これは僭越ながら私も教室でよく言っている話で、逆に「シタテを上達させるためには上手(ジョウズ)に打たなければならない」と弟子たちに指導しています。
と。。。今は偉そうにそう指導していますが、実は逆のことをやっちゃったこともありました。私がまだ日本棋院認定で一桁級になるかならないかの頃。よくコバピを相手に置き碁を打っていました。当時の日記を見ると、「あんな碁はゴマカシだからあんなのに負けてもショックを受けないでね」なんて書いてある。当時は「ゴマカシ」じゃない置き碁なんて打てなかったんですよね… 今、コバピを強くしたいのはその頃にかけた迷惑の「責任」の意味もある(^^;。
あ、ちなみにコバピは最初に読んだ本は藤沢秀行先生の本だとのこと。偉そうだな>コバピ。尚、私が最初に読んだ囲碁系の本は幸田露伴。もっと偉そうじゃないか>俺(爆)。
藤沢秀行先生を知らない人は、この本をいきなりは読まない方がいいかもしれない。「変な人〜」なんてことで終わっちゃうかもしれないから(^^;。どれだけ偉大な人だったかなんていううわさ話でも聞いてから読むとより面白いんじゃないかと思いますね。
投稿者 前田博明 : 2005年01月06日 19:52