そういえば。
この泊まり期間の間に、昔アンケート調査だかなんだかで当たって放置していた「The Last Samurai」を見た。
いやぁ、あまりのくだらなさに呆れ果てた。時代考証がなってないとかなんとか言う意見もあるけど、そんなことよりも何よりも、全体的に下らなすぎ。よくもまぁこんな映画を「賞を取るんじゃないか!?」なんて騒いでいたなぁ>ラジオ等。「武士道の表現」だとか、「トム・クルーズが武士道に心酔する」だとかなんだとか言われてたけど、なんじゃそりゃってなもん。
「いや、あの映画は渡辺謙が…」なんて話もあったけど、渡辺謙だって別に格好良く描かれてるわけじゃない。映画を見ながら「いつ武士道が出てくるのかな」なんて思っていたら下らないB級コメディになって終了。
いやはや。タイタニック以上に下らないぞ、これ。こんな映画を作ることができるのも驚きだけど、大宣伝しまくるメディアもしょーがねーなって感じ。
タイタニックと言えば。
『航路』(コニーウィリス)も読み返した。コニーウィリスは『80年代SF傑作選』にあった「わが愛しき娘たちよ」が面白く、以来気にしている作家。『80年代SF傑作選』は好著だった。同じ出版社から『90年代SF傑作選』も出てるけど、こっちは駄作。景気なんかと同じで90年代は SF に取っても「失われた十年」だったのかもしれないね。
ああ、なんで「タイタニックと言えば『航路』」なのかだけど。「航路」ではタイタニックが死のメタファーとして使われるんだよね。小説の中の人たちも映画のタイタニックのことはぼろくそにけなしているんだけど(笑)。ちなみにこの『航路』。コニーウィリスの作品の中ではレベルの低い方だと思う。
投稿者 前田博明 : 2004年09月02日 18:07 | トラックバック