ビデオリサーチ社の発表によれば、日本シリーズの視聴率が記録的な低率だったとか。ナイター中継が始まって以来最低だという話も聞いた。
| 第1戦 | 17.1 % |
| 第2戦 | 16.3 % |
| 第3戦 | 14.2 % |
| 第4戦 | 13.0 % |
| 第5戦 | 14.2 % |
| 第6戦 | 20.0 % |
| 第7戦 | 16.9 % |
誰もが野球が好きであり、誰もがファンのチームを持っていて、スポーツができる人とはすなわち野球のうまい人。そういう暗黙の了解があった。多分に漏れず、私も小学生の時期には野球が好きで、部活ではないけれどチームに所属していたりもした。
年を取って(笑)、次第に他のスポーツが好きになっていったんだけど、スポーツファン同士の会話で「野球を基準に」話をされることが多かった。ないしはこちらが別のスポーツが好きなんだと言っても、「でも本当は野球が好きなんでしょう?」なんて思われる。
「野球はメリハリがなくてつまらない」とか、「運不運の要素が多すぎて面白くない」とか、「放送時間等で他の番組を蔑ろにし過ぎる」とか、あるいは「全員がひとつの方向に向かわざるを得なかった頃に生まれた競技で、あまりに中央集権的なのが気にくわない」、さらには「競技場と言えばみんな野球場みたいな作りになるのがイヤだ」とか。
そんな不満を言っても「まぁまぁ。一番人気のある国民的スポーツなんだからしょうがないじゃん」なんて言われる。
そんな野球。Jリーグの登場で、次第に「相対化」されてきたように思う(まあ今度はJファンが「絶対的価値」を信じ始めていたりもするんだけど)。
たとえば私は「ラグビー」が好き。「ラクロス」も面白い。「クリケット」だってフルにやられると辛いけど、かなり面白い。バスケットもウィンターカップの全試合を見に行ったこともあるくらい好きだし、アメフットも競技場で見たりする。ああ、ハンドボールもなんとなく「ジジイ」なイメージがあるけどむちゃくちゃ面白い。
ひとつのスポーツを「絶対視」する人は、他の競技が不遇を託っても「まあ人気モノだからしょうがないじゃん?」と言う。これまでは長い間野球ファンがそう言い続けてきた。
いろんな不祥事や経営破綻、そしてこの視聴率の記録的低下が、野球の地位のさらなる相対化を促して欲しいと思っている。
投稿者 前田博明 : 2004年10月26日 16:50 | トラックバック