2004年10月28日

『ヴィール夫人の亡霊』 ダニエル・デフォー

ヴィール夫人の亡霊』(ダニエル・デフォー)

デフォーと言えばロビンソン・クルーソーですか。私もロビンソン・クルーソーしか読んだことないかもしれない。

で、本書。先に取り上げた『クラリモンド』同様、「世界怪談名作集」のひとつとして公開。と、いうか元本が河出文庫の「世界怪談名作集」。

この作品。「怪談」と言ってもとくに怪奇じみた話は何もないんですよね。ある出来事が起こって、それが世にも不思議な物語であったよ。つまるところは怪談と言って差し支えないものだったね、という感じ。

確か河出文庫ではなかったと思うんだけど、前にどこかから出ていた「怪談集」のような本を読んだ。その本にもこの『ヴィール夫人の亡霊』と同じような構成の話ばかりで「怪談ってこういうジャンルを言うんだっけ?」と疑問に思ったりしたものだった。

なんとなく。当時の「文士生活」(ダニエル・デフォーは 1660-1731 の人)に想像を巡らせてしまって、そういうところが面白い話だったかもしれない。

尚、英語版のテキストも入手可能です。

投稿者 前田博明 : 2004年10月28日 23:13 | トラックバック