以前、ここでも記事で取り上げたライブ・エイド。届いたのでさっそく BGV(BGM かなぁ…)で流してみました。
思ったんだけどね。もしかすると 80 年代に青春時代を送った私って、それなりに幸せだったのかなぁと(笑)。いやね、まさに青春の頃ってのは 80 年代が嫌いだったんだよね。大江健三郎じゃないけどさ、『遅れてきた青年』って感じだったし。大きなイベントから取り残されて、それでいてその残滓を消費しながら生活してる時代という感じがしてた。
でもさ。ライブ・エイドってのは、今から言うと伝説的なイベントだったわけじゃない? そのイベントを見て「いや、俺は意外に『遅れて』きてはいないぞ」なんて思った。
別に茶化して言うわけじゃないんだけど、ベトナム戦争にも間に合ったし、ベルリンの壁崩壊なんてのも生で(ってテレビだけどね)見てる。そもそも東西冷戦ってのも、ついこの間まで続いていたことなのに、今やその臭いすら感じなくなってるじゃない? そうだ、アポロ11号だって、私たちの時代の話。
経済で言うと「高度経済成長」なんてのも覚えてるし、その後のなんとなく「閉塞した感じ」ってのも体験したし、一億総薄痴化したかと思えたバブルなんてまさに青春真っ盛り。
そんなこんなをいろいろ考えてみるとさ。結構「始まりと終わり」をともに経験しているワリと幸せな世代なのかもしれない。
いや、「それがライブ・エイドとどういう関係があるのさ」と言われると説明が面倒くさいんだけどね。あれはまさに 80 年代のイベントだったなぁと感じるんだよね。飢餓とかそういう問題が表面化してきてさ。それをどうこうしようって話なんだけど、今みたいにまだ世界が繋がってない時代の話。そういう時代だからこそすごい衝撃があってさ。ステージに次々と出てくるアーティストたちを見て、そして英米二拠点を行ったり来たりする様子を見て、「ああ、こういうことが驚きな時代であった」と。
ちなみにこのライブ・エイドの DVD。もともとは契約やなんやの関係で「再放送/ビデオ化一切禁止」って話だったらしい。だから映像や音源もまともなものが残っていなかったとのこと。「おっしゃる通り」で、音も映像も結構ひどい(^^;。一応 5.1ch 対応になってるんだけど、あんな音で 5.1 ch 対応にしてもしょうがないのにねって感じ。
ただ「凄さ」は絶対に感じる DVD だと思う。私はこの DVD を観て本当に良かったと思ってる。話を最初に戻すんだけどさ。私たちの世代って、結構 80 年代を嫌ってる人が多いと思うんだよね。でもこの DVD は、「80年代を生きたこと」(あ、臭いな、これ(笑))を、もう一度考えさせてくれる感じがします(あ、これまた臭いや(爆))。
投稿者 前田博明 : 2004年11月19日 03:05 | トラックバック