2004年11月29日

便利な azur (電子本リーダ)

昨日は馬鹿みたいに青空文庫の寺田寅彦で盛り上がってしまいました(^^;。盛り上がりまくって、他の人にも読め読めと勧めたんだけど、やっぱり言われるのが「テキストエディタなどで本を読むのは辛い」ってこと。

だからさ〜。言ってんじゃんか。電子本リーダがあるんだって(昨日の記事参照。縦書きはもちろん、ルビをきちんと表示することのできるリーダがたくさんあるんだからテキストエディタなんかで読む必要はないんだよね。

ちなみに私の愛用する azur で寺田寅彦の『科学者とあたま』を表示すると以下の感じ。

azur で青空文庫の書籍データを表示

あ、キャプチャする場所を失敗してルビがどんな具合に表示されるかわかんないな(^^;。まぁ、ルビは「本」のように、ルビを振る対象文字の右横に表示されます。

で、私がとても便利だと思ってるのが「栞」機能なんですよね(電子ブックリーダなら azur に限らず栞機能は付いてることが多い)。上の図は「栞」メニューを開いているところ。見てわかるように、使い方によっちゃあ読了済みの本のリストみたいな使い方ができる(まあそのためには「栞」に階層メニューを実装して欲しいけど)。

さらに便利なことに、azur は、オンラインで公開されている電子ブックを、オンラインのまま表示することができる。つまり URL を指定することで、そのまんま画面に文章を表示できるんですよね。だからいちいちデータをダウンロードする必要はない。で、栞に登録してある本には瞬時に移動することができるし。

論文なんかを書いた経験のある人はとってもよくわかるけど、「この部分を後で引用しよう」と思う場合、従来の書籍データだとむちゃくちゃ大変だったんですよね。

まず引用したい箇所に付箋なんかを貼り付けて場所がわかるようにする。そして本を閉じている際に、その付箋が「何のための付箋なのか」がわかるように、付箋の端っこに「漱石の俳句についての見解」なんて見出しを付けておく。そしてさらに実際に論文を書く際には、必要な箇所を探し出して、それを自分の論文に一言一句間違えないように移し替えなくちゃいけなかった。膨大な本を参照するときなんかは、参考文献の「どれか」に必要とするデータがあることはわかっていても、その文献がいったい「どれなのか」がわかんなくなったりもする。

もし参考文献も電子ブックで完結するのであれば(まあそんなことは考えられないけれど)、引用なんかに関する作業がむちゃくちゃ楽になる。さらにオンラインで公開されているのであれば、論文執筆者の引用部分の原点に即座にあたることができる。

いや、実は。こういうことはもう何年も前からできるようになってる。そういう環境が整ってるから、逆にオンラインテキストがどんどん普及してる。でも、なんか相変わらず「テキストエディタで見るのは疲れる」なんて人があんまり多いのでネットおたく(?)な私はがっかり。

これだけのことができるのなら、場合によっては「本でないことのデメリット」を補って余りあると思いませんか。

あはは。なんか熱くなっちゃってるけど>自分。

私の世代、ちょうど「個人用ワープロ」なんかが「入手可能」になってきた世代。初めてワープロ専用機なんてものを買ったときから、文書を電子的に管理することにすごく興味を持ったりした。たとえそのワープロが8文字×3行表示とかのワープロだったとしてもね(笑)。

だから、そういう分野ですごく便利なものがあるのに「ルビすら表示できないのにさ」なんて理不尽なことを言われると、つい熱くなっちゃうんだよね(^^;。

投稿者 前田博明 : 2004年11月29日 06:05 | トラックバック