2004年11月03日

楽天参入と球団経営

昨日のニュース番組、いずれも(私が見た限りですが)冒頭で楽天のプロ野球参入ニュース。まあビッグニュースだからしょうがないけど、どのチャネルも楽天社長のロングインタビュー。これまでさんざ報じられたことや雑話を長々と。一応「ニュース番組」はよく見るので「あ〜あ、今日はニュースねーのかよ」と少々うんざり。

まあ楽天が、本業との「シナジー効果」(いや、ちょっと使うのに恥ずかしい言葉ではあるけどさ)で、これまでの球団経営と違う経営ができるんじゃないかという可能性はあるよね。

これまでは「赤字垂れ流し一切無問題」式に経営されてた。「広告効果」とかいう数値化しにくい指標を使って。でも楽天は「自分の球団」を持っていることを利用して、直接的に「自らのビジネス」に役立てることができそう。つまりは球団経営も、本来の意味での「経営」になるってこと。これは結構興味深い。

サッカーで言うと横浜フリューゲルスの吸収問題から出てきていた「ソシオ」ムーブメントとはある意味で正反対のゴールに辿り着いたとも言える。なんかタイミング良く「ソシオの代表例」とされていたスペインのバルセロナも来期からユニフォームに広告が入ることになったし…。

ただね。

楽天や、合併によってはみ出してしまいそうだったプロ野球選手にとっては「すごくめでたい」話なんだろうけれども、気になることがひとつ。

それは「楽天、一場投手獲得に乗り出す 自由枠での獲得希望」(asahi.com より)てこと。

一場投手の振るまいに対しては賛否両論だと思う。「誰でもやってるじゃん?」とか「あの会見のライター、いったい誰だよ」なんて意見もあるんだろうな。

で、楽天。プロ野球界参入が決まって「お祭り」なのはわかるけど、そういう「お祭り」に乗じて、大々的に「一場獲得」ってのはどうなのかな。

こういう「ノリ」的突っ走りは、「俺たち、サポーターだ。うちのチームが負けたから、他のチームのユニフォーム着てる奴が前を通ったら首締めてやる」みたいな盲目さを感じて、ちょっと気持ち悪い。

なんとなく「市民の」みたいなノリで歓迎してる仙台と、そのノリを受け入れつつ「経営」を考える楽天。そして経営を考えつつも「祭り」にしてしまう関係者。

ま、いろいろありそうですね。

投稿者 前田博明 : 2004年11月03日 13:50 | トラックバック