私はバンドマンだった^^。中学生の頃に「モーリス持てば、スーパースターも夢じゃない」のコピーが流行りまくり、キャッツアイの十万円(当時の中学生としては阿呆だな)のギターを買ったりしてた。中学二年の頃に「Child in Time」(Live in Tokyo 版)を聴いて「なんだ電気ギターも良いじゃないか」と弾きはじめたっけなあ。
そんな私は「オール・ザット・ジャズ」とか「アマデウス」とか、「愛と哀しみのボレロ」だとか「ジャズ・シンガー」、「キャバレー」、「ムーラン・ルージュ」なんて映画が好きだったりする。
いや、「グリース」とか、「ストレンジャー・ザン・パラダイス」なんかは敢えて略していたりするんだけど(いや、どっちも大好きだけど、そんなのは言うまでもなかろう、という意味)。
そんな私に、知人が「スウィング・ガールズ」を勧めてくれた。見たんだけど、これ、結構いけるね^^。もちろん楽器も持ったことのねえ奴らが、あんな演奏をできるようになることはアリエナイ。もちろん映画はそんなことを「追求」するためのもんじゃない。まずは脇を固める竹中直人、谷啓、渡辺えり子、小日向文世なんていう「ホンモノ」たちに恐れ入ったね。で、最後はそういう「名優」たちを忘れ去って「スウィング・ガールズ、最高!」なんて思える展開。
高校三年の頃(おいおい、昔話をするなよ^^)、コルトレーンの Love Supreme に出会ってジャズを聞き始めた私。逆順で Miles を聞いたりしてた私。残念ながらビッグ・バンドは聞かずに過ごしてきたんだっけなぁ。
そんな私が見てもこの「スウィング・ガールズ」。なかなかの名作でした。「音楽映画」が好きな人は是非とも見るべきだね。
ちなみに。日本で「ジャズ」と言えば絶対に名前の出てくる山下洋輔。彼はピーチ先生に碁を教わったこともあるそうですよ。棋院の二階で山下洋輔氏を見かけたこともありました。大学時代は毎年新宿ピットインでの氏のオールナイトライブを見に行ってたりした。そんな氏が、大好きな筒井康隆や、好きとかそういう言葉では語れないピーチ先生と知己であったというのは感動すら感じる。
余談だけど山下洋輔の年越しライブ。えーと、21年前かな。そのときのドラムはなんとエルビン・ジョーンズ。ピットインの前に現れたエルビンを、まだ誰ひとりナニモノなのか気付かないうちに握手とサインをねだったっけ(ちなみに彼の握手はいつも真剣そのもので痛い^^)。エルビン・ジョーンズってのは、コルトレーンとも演奏した「スゲー」ドラマー。失礼ながら、そんな奴と演奏する山下洋輔ってのはスゲー奴だし、その山下洋輔に碁を教えて、かつ山下洋輔のアルバムに「僕に碁を教えてくれた先生に」なんていうレクイエムを書かせるハンス・ピーチって奴もすげーやつだった。
そんないろんなオモイを胸に抱きつつみたスウィング・ガールズ。面白かったですよ。勧めてくれた人、どうもありがとう。
なんか2月って映画がいっぱいありますね(^^)。私がチェックしているのは以下。
「アメリ」なんてついこの間公開されてたのにもうBSでやるんですね。私は DVD も持ってるけど、持ってない方、見てない方、ちょっと面白いですよ(^^)。何度も何度も言ってるけど「猫が行方不明」みたいな感じ。
「華麗なるギャッツビー」、これ、小説は何度も読んだけど映画は見たことないんですよね(^^;。なんか軽薄な映画になっていそうな気がしないでもないんだけど…
「クレイマー・クレイマー」は、公開当時の「あんたの涙ちょうだい!」式予告編が嫌で、また見たことないんです(^^;。今回は勇気を持って見てみよう。
「自転車泥棒」はDVD所有。ノリとしてよくある映画なんだけど、ちゃんと表現したいことはきちんと表現されていて面白い映画ですよ。
「道」は言わずとしれたフェリーニ。私が初めてみたフェリーニ作品でした。そういえばなんでこの映画、DVD買ってないんだろうな(^^;。
「ロンゲスト・ヤード」は想像通りアメフトに関係した映画。最初に見たのは小学生の頃だったかな。結構感動しちゃった記憶がある(^^;。大学に通う頃、「府中刑務所文化祭」ってのに行ったことがある(私の専門は犯罪学)んだけど、その時この映画のことを思い出して、「服役囚対刑務官のサッカー」なんかがあるのかと期待しちゃった(爆)。
「第三の男」は、あのギターで有名な映画。グレアム・グリーン原作ですね。間違えてジュリアン・グリーンの小説を買ってしまった恥ずかしい過去を思い出します(爆)。いや、ジュリアン・グリーンはジュリアン・グリーンで面白かったですけどね。
「バグジー」は映画館に見に行きました。ラスヴェガスを作った男の物語。え〜と、あまり面白くなかったんだっけなぁ(爆)。もう一度見て確認しようと思います。
ってわけで、2月はハードディスクレコーダーが大活躍しそうな月であります(^^)。BS からのお誕生日プレゼントだな(依田さんと同じく私も2月生まれなのです(^^))。
昨日の J-Wave でのこと。番組名は忘れたんだけど、ゲストに映画評論家を呼んでの話。
「なんかさ〜、やばい映画のときばかり私を呼びませんか?」とゲスト氏。「でもオーシャンズ12は、あのスターたちがヨーロッパ旅行をしたくて、で、ついでに取ってきた映画ですよね」とばっさり。「脚本も何もひどすぎる」と。「そう思いませんか?」と問われたキャスターたちも「そうですね。あれはついでですね」と。
なんかラジオの映画評と言えば、たいていはどんな下らないものでも褒めまくりですよね。DVD流行の時期にちょうど合致して売れまくった「マトリックス」(もちろん私も DVD 持ってます(^^;)なんかも、2作目でこけまくってるのに、3作目も強引に「壮大なドラマが…」なんてところに誘導して。
映画は大好き。でも話題になるのは人生ワーストにも近いラスト・サムライとかそんなんばっか。話題になるとむしろ行けなくなる映画が多いですよね(^^;。そんな中、「オーシャンズ・トゥエルブはなんであんなにファンサービスしなくちゃいけないんでしょう。それはつまり駄作だからです」とばっさり切ってくれるメディアがあると、ちょっと嬉しくなりますね(^^)。
児童文学好きなら誰もが知っている『ナルニア国物語』(C.S.ルイス)がついに映画化だそうですね。巻が進むに従って(全七巻)、キリスト教絶対な感じが鼻についてくるんだけど、それでも本書は永遠に色あせない名作でした。
映画化も『指輪物語』ほど難しくなかろうと思われるので大賛成っ!
… と、思いきや、制作はディズニーだそうで…。『ダヴィンチ・コード』で「ディズニーもそんなに底の浅いところじゃないぜ」みたいな紹介がされていたけれど、やっぱりちょっとディズニーはなぁ…。
「絶対駄作に違いない」と思っていた「指輪物語」(映画は最初のしか見てないけど)が、意外や意外、結構な作品に仕上がっていました。今回の「ナルニア」は、ディズニーが絡むということで指輪より不安だけど、面白い作品に仕上がるといいなぁ…。
余談だけど、児童文学ってのを『ハリー・ポッター』だとか『ダレン・シャン』だと思ってる人には、ぜひこういう作品も読んで欲しいな。
いや、もちろん書籍の『薔薇の名前』(ウンベルト・エーコ)は知ってるんですよ。知ってるどころか大好きで、「好きな本って何?」と問われればこの本も挙げるだろうなってくらいのもの。一応「殺人事件」を描いた小説なんだけど、そんな事件なんて関係ないくらいに内容盛りだくさんの本。人はなかなか認めてくれないけれど、筒井康隆の『旅のラゴス』に似てる。
そういえば最近ずっとベストテンに挙がってる『ダヴィンチ・コード』にも、この『薔薇の名前』と同じ臭いを期待した人が多かったみたいですね。『ダヴィンチ・コード』もまぁ面白かったんだけど、ちょっとでっちあげや恣意的解釈が多い点で『薔薇の名前』には遠く及ばない。
で、とにかく『薔薇の名前』は大好きな私。何を知らなかったかというと、、、この『薔薇の名前』、DVD が出てるんですね。うむ。『薔薇の名前』が DVD 化できるなんて 1mm も想像してなかったんで、探したこともない。なんか評価も分かれてるようだけど、単なるストーリーモノになってるとイヤだし、だからと言ってカルト系になってたらもっとイヤ(^^;。う〜ん、面白いのかな、これ。。。ちょっと怖くてまだ注文していません(^^;。
goo News の記事によれば、今年一番稼いだ映画は「ラスト・サムライ」。
Amazon のレビューによれば、
演じるオールグレン大尉と同様に、トム・クルーズ自身が日本の武士道に心酔していく姿が伝わってくるアクションロマン超大作。ハリウッドが撮った日本の歴史という点でも、画期的な一作である。明治維新直後の日本で、軍を近代化したい政府の要請を受け、南北戦争の英雄オールグレンが招かれる。ごう慢な態度で軍を教育する彼だったが、反政府の侍たちとの戦いに敗れ、囚われの身となった山里で武士道精神にめざめていく。(略)クライマックスでの彼の壮絶な演技には、身震いしてしまうほど!(斉藤博昭)
ほんまかいな(笑)。「武士道に心酔」していく姿なんか、徹底的に「ムードだけ」。最後のぼろぼろに撃たれながら「俺たち結構凄かったよね、うふ」と死んでいく姿が「壮絶」?
こういう映画の例で絶賛する人もいるわけだけど、「刑法39条」くらいに下らなかった。
その映画が興行収入 137 億円(苦笑)。二位は「「ハリー・ポッターとアズカバンの囚人」。こっちは何度も書いてるけど、小説がどんどんつまらなくなるのに加えて映画は第一作でお腹いっぱい(第一作はわりとよくできてた)につき未見。
ちなみに制作は両方ともワーナー・ブラザーズ。この稼ぎを元手に、また良い映画を作って欲しいものです(^^)。
BUBI さんとこの記事に、「クリスマスひとりで見るのに適した映画は?」というお題が出てた。まるで @nifty の「トラックバック野郎」みたいだな(^^;。食い付きやすいお題が出てくる(^^;。
みゅ〜。「クリスマス」という縛りだけなら「アメリ」とかもいいよね〜。でもクリスマスにひとりで「アメリ」だと切なくなっちゃうか(^^;。あ、そうだ! アメリとちょっと同じ臭いのする映画「猫が行方不明」はどう? これ、結構楽しくなりますよ〜(^^)。
Amazon のレビューによれば、
パリ、バスティーユ界隈に暮らすメイクアップアーティストのクロエ(ギャランス・クラヴェル)は、愛猫グリグリを近所に住む猫好きのマダム・ルネに預け、3 年ぶりにバカンスを取る。ひとりぼっちの休暇を終えて帰ると、グリグリが行方不明に!なりふりかまわずグリグリを探すクロエに、ご近所の猫好きな老人たちやちょっととぼけた移民青年が手を貸して、大捜索が始まった。
愛猫を探すうちに、さまざまな年齢、職業、人種の人々が片寄せあうご近所ネットワークにかかわっていくクロエ。これまではただすれ違うだけだったお隣さんが、生きた人間としてかかわっていくうちに、頑ななクロエの心が柔らかくなっていく。気持ちが変わると、見えてくる風景が変わってくる。そんな心の動きを生き生きとしたパリの空気をと重ね合わせて活写していく。味のあるキャラのマダム・ルネは、実際に監督のガールフレンドの猫を行方不明にさせ張本人で、このことが本作の元になったとか。1996年、ベルリン国際映画祭国際批評家協会賞受賞作。
そうそう、そんな作品だった。名前もカワイイでしょ、グリグリ。私なんかは「クロエ」の名前に往年の強かったジャイアンツを思い出してしまうわけですが(爆)。
あるいはもっと「オバカ」なのが良いとすると、森田芳光の「バカヤロー」なんか凄くお勧めなんだけど、残念ながら DVD、ないみたいですよね〜。森田の良い作品(「の・ようなもの」等)はなんか DVD ないですよねえ。ちょっと問題シーンが多すぎるからなのかな。いや、私の探し方が悪いだけかもしれないけど…。
「もちょっとクリスマスらしく華やかなのないの?」ってことなら、「コーラスライン」なんてどうよ! 話題のミュージカルのリメイクなんだけど、大昔見てかなり面白かったよ。
ブロードウェイで6136回という上演記録を残した、傑作ミュージカルの映画化。新作ミュージカルのバックダンサーを選ぶオーディションで、予備審査で残った17人のダンサーが、演出家を前に自分自身を吐露していく。
というような作品。同じようなストーリー(?)なら「オール・ザット・ジャズ」なんかは言うまでもない名作なんだけど、ちょっと「クリスマス」には重いかもしれない(^^;。
「もうちょっとさ〜。ほのぼのしたやつ、ないの?」なんて話なら「異人たちとの夏」もなかなかお勧め。片岡鶴太郎や風間杜夫が良い味出してるんですよ。
そうそうっ! 「異人たちとの夏」で思い出したんだけど(なんで(^^;?)、日本の誇る天才・忌野清志郎が出演してる「チキン・ハート」もいいよね。私、自分以外のことを滅多に天才と言いませんけど(爆)、忌野清志郎は天才だよなあ(ちょっと先日の選挙番組出演はイヤだったけど)。
と、こんなん出てまいりました(^^)。いかがだったでしょうか。皆さんのお薦め「クリスマスにひとりで見る映画」はなんでしょうか(^^)。
さーて。昨日から始まった BS2 ミッドナイト映画劇場のゴジラシリーズ。皆さん、お楽しみいただいているでしょうか(笑)。私なんかはえらく懐かしい思いで観ているんですが、ほっんと馬鹿馬鹿しいの極み(笑)。
昨日放映された「キングコング対ゴジラ」(ゴジラシリーズ第三作)。ある薬品メーカーが提供している番組の視聴率が上がらない。「視聴率こそ命っ」ってんで、南海の島に「魔神キングコング」を捕獲に行くんですよね。ところがキングコングが捕まらないうちに、日本に再度ゴジラが上陸しちゃって(再度ってのは、2作目の「ゴジラの逆襲」のゴジラと同じゴジラだという設定だから。ちなみに今回のシリーズで「ゴジラの逆襲は放映なし。)、「怪しからん、はやくキングコングを捕まえろっ!」と。
結局キングコングは捕まって、筏で(爆)日本近海まで連れてくる。最初はスポンサー会社が盛り上がって「キングコングをゴジラと戦わせよう!」なんて言ってるんだけど、しまいにゃ自衛隊までその作戦に乗り気になっちゃう(爆々)。
南海の島の描き方もさ。今なら諸団体からの文句でとても映像化できないような感じだし、ともかくすごいもんですわ(^^;。東京タワー(だと思うんだけど…)の上から、ゴジラの様子を実況してる人は、ゴジラにタワーもろともなぎ倒される瞬間「皆さん、もう最後です。さようなら」なんて格好良いこと言ってるし。
1962年の作品。このサイトを読んでくれている人は、まだ生まれてない人が多いんだろうな(^^;。高島忠夫の好青年ぶりも楽しめる映画でした。
ちなみに本日のゴジラシリーズは「三大怪獣 地球最大の決戦」。「モスラーや、モスラー♪」ですね。必見です(笑)。
と、いうわけで「ホテル・ニューハンプシャー」を観ました。昨日の BS2 を録画したもの。
これ、私がちょうど学生の頃に映画化された作品なんですよね。小説の方も同時期に大流行。当時周りにいた学生たちは、みんな『ガープの世界』くらいは読んでる感じだった。
彼の作品は、なんだか冒頭にちょっと入りにくさを感じるケースが多いんだけど、入り込んでしまうとその物語世界に完全にはまりこむことになるよね。そしてきちんと結末が用意されてる(笑)。
なんだかさ。ストーリーはやや現実離れしている(いや、凄くか?)感じで、それがために作品世界に入りにくいのかもしれないね。でも結末があまりに現実的で、そのギャップに悩むことで「作品」としての違和感を生み出してる感じ。
そうそう、この「ホテル・ニューハンプシャー」には The Great Gatzby なんかも下敷きにされてるんだけど、「作品を下敷きにするとはこういうことだぞ、恩田陸!」ってな感じで(笑)。
なんだかバブルもあって、うわついた時代だったってのが総評だけどさ。小説や映画に良いモノが多い時代だったんだなぁと。もしかすると年寄りの「昔は良かった」かもしれないけどね(苦笑)。
# ちなみに村上春樹もジョン・アーヴィングファン。『熊を放つ』の翻訳は村上春樹。
今月29日に BS2 で放送予定の「ツインズ」。
別に好きな映画でもないんだけど、本作品の中でシュワルツネッガーとダニー・デビートが、どの飛行機に乗るかで言い争うシーンありませんでしたっけ? 「いや、安全な飛行機はある。カンタスだ」とか言って「ここにカンタスは飛んでねーよ」なんていうシーン。
私、あの映画ではあそこが一番ウケるところかと記憶していたんですが、「ツインズ 映画 飛行機 カンタス」とか、そんな言葉で Google を検索してもヒットしません(^^;。もしかして私は何かと混乱しているのかなぁ…。
久しぶりに(笑)家に帰ってきて「ああ、今日なんか映画でもないかな」と一応確認するのは確認した>バイオハザード。
こういう映画、見るときっとぶつぶつ文句を言いそうで、タイトルを見た瞬間に却下(笑)。実はどこかでほんの出だしだけ見たことのあるような気もしたけれど…
で、「映画は映画館がいい」の話。
考えてみると私も長いこと映画館には行ってないな。まぁそもそも「映画館」に対する思い入れは低いし。自宅で 5.1ch が見られるのであれば、映画館に出かけることによるリスク(混んでいて待たなくちゃいけないとか、周囲に不愉快な客がいるとか)と比較して、自宅で DVD を観る方を選んでしまう。
先日も日経かどこかのアンケートに回答してたんだけど、この冬映画館で観たい映画は、という設問に対し、答えられる映画がなかったよ(笑)。DVD を観るようになってから、ますます「駄作映画を観る恐怖」が強まってきた感じ。「わざわざでかけてきたのにこれかよ」という思いを持ってしまうから。
「ひきこもり」でも「おたく」でもないけれど、まあ基本的に人混みが嫌いだからなぁ<私。
テレビの映画と言えば、先日「スパイゾルゲ」を HDD レコーダーに録ってはおいたんだけどまだ観てないな。面白いのかな?
そういえば。
この泊まり期間の間に、昔アンケート調査だかなんだかで当たって放置していた「The Last Samurai」を見た。
いやぁ、あまりのくだらなさに呆れ果てた。時代考証がなってないとかなんとか言う意見もあるけど、そんなことよりも何よりも、全体的に下らなすぎ。よくもまぁこんな映画を「賞を取るんじゃないか!?」なんて騒いでいたなぁ>ラジオ等。「武士道の表現」だとか、「トム・クルーズが武士道に心酔する」だとかなんだとか言われてたけど、なんじゃそりゃってなもん。
「いや、あの映画は渡辺謙が…」なんて話もあったけど、渡辺謙だって別に格好良く描かれてるわけじゃない。映画を見ながら「いつ武士道が出てくるのかな」なんて思っていたら下らないB級コメディになって終了。
いやはや。タイタニック以上に下らないぞ、これ。こんな映画を作ることができるのも驚きだけど、大宣伝しまくるメディアもしょーがねーなって感じ。
タイタニックと言えば。
『航路』(コニーウィリス)も読み返した。コニーウィリスは『80年代SF傑作選』にあった「わが愛しき娘たちよ」が面白く、以来気にしている作家。『80年代SF傑作選』は好著だった。同じ出版社から『90年代SF傑作選』も出てるけど、こっちは駄作。景気なんかと同じで90年代は SF に取っても「失われた十年」だったのかもしれないね。
ああ、なんで「タイタニックと言えば『航路』」なのかだけど。「航路」ではタイタニックが死のメタファーとして使われるんだよね。小説の中の人たちも映画のタイタニックのことはぼろくそにけなしているんだけど(笑)。ちなみにこの『航路』。コニーウィリスの作品の中ではレベルの低い方だと思う。