ハンス・ピーチと仲間たち

 

2003年4月2日 ◆ 「くろねこの置き」 −フリー対局−

さて。いよいよこのクールが終われば私の棋歴も1年になる。

と、あるアマチュア高段者が言っていた。「前田さん、1年で30級から初段くらいの実力になったんだから、来年は30段ですね」。これをまじめな顔をして、某・プロ高段者に向かって言うんだから笑ってしまう(^^;。

そのプロ高段者も面白いことを言っていた。「ハッピー・マンデーって女性が多かったんでしょ? 次の回から女性が減ったら令文君、ショック受けないかなぁ」と(笑)。令文君とは言うまでもなく、私たちの先生である孔令文四段。大丈夫だよね>孔先生。ぼくたちがいるもの(笑)!


と、いうわけで今日から新クール。とは言っても講義は来週からなのでまだ参加者は少ない。でも今日からデビューしてくれた人もいた。掲示板で噂の(笑)ぽんたさん。

まだ人と打ったことないんです」(金太郎のように熊とかを相手に頑張っているらしい)と、カワイイことを言いながらのデビュー。でもその実とても強い方で、弟子ともなかなか良い勝負をしていた。弟子も「人」というより「アライグマ」みたいな顔をしているんで、普段と変わらず打てたのも良かったのかな。

講師の方々も、このぽんたさんの対局を何度も見にやってきて「うん、彼女強いですよね。○○級くらいかな」とかぶつぶつ言ってました。

尚。彼女は本当は別の教室に通おうと思っていたところ、日記を見て「変なヤツラがいる〜」と面白く感じてくれて、ハッピー・マンデーに通うことに決めてくれたそうだ。ありがとう>弟子(笑)。


で、本題(?)。

私は、やはり掲示板の常連である「くろねこ」さんと三子で対局。なんだかこのくろねこさんはウィークリーで強くなっていく。三子だから負けることはあるまいと、彼女の「ねぇ、師匠、この石を取ろうとしてるんですか?」なんていう問いかけに親切に答えていたらあっさり負けた(笑)。

敗勢になってきて「これはちょっとガンバらなくちゃな」と無理なカタチで攻めを見ると、講師の方が後ろにやってきて「前田さん、その石、死にますよ」とか呟くし(苦笑)。わかってるんだよー。でも敗勢になったから「がんばり」を打ってるだけなんだよー(涙)。

さらにさらに。くろねこさんは面白い手を打って人を騙す(笑)。昨日炸裂した手筋(?)は、名付けて「くろねこの置き」。

たとえば、

普通の置き

こんなカタチで白をオケば、黒は死んでしまう。よく言う「詰碁」の問題。

ところが「くろねこの置き」は、

くろねこの置き

こんなカタチで石をオイてくる。本当は。こんなところに白石を置くのは無意味。一手パスどころか、相手に1子をプレゼントしている手。

だがしかし。詰碁の本をちょっとだけ見たという本当の初心者同士だと、この「くろねこの置き」についウケテしまいたくなりがち。

私と対局して、勝勢明らかになったくろねこさんは。

「こいつ師匠面してやがるけれど、私のこの必殺技に正しく応じられるかしら?」

という思いで秘技・くろねこの置きを繰り出したに違いない。

私はかろうじて彼女の攻撃をかわし、よそに石を打ったのだけれど、「師匠、ウケテくれないんですか?」という、秘技・くろねこの呟きという連続攻撃を受けて、かなりメロメロになってしまったのだった…。

皆さんも機会があれば「くろねこ秘技シリーズ」をおためし下さい(但し、冗談の通じる相手じゃないと、二度と打ってもらえなくなるかもしれません…)。

 
 

 

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