ハンス・ピーチと仲間たち

 

2003年7月9日 ◆ 「楽しい碁!」 −フリー対局−

今日はフリー対局の日。

わりと最近に入学の女性と、十三路盤でたくさん碁を打った。彼女は実は結構強い。十九路に移った人でも十三路で彼女に勝てない人が多いだろう。だからもう十九路盤に移っても大丈夫なんだけど「まだ十三路です」と言っていたのでこの日も十三路。

最初のいくつかは互先。彼女は強いんだけど、初心者同士で打っているときには、どうしても「無理手」を打ってしまう。本来生きるはずもないところで相手のミスに助けられてしまって生きてしまったりする。そういう碁を打っていると、序盤の構想力のようなものを軽んじてしまう危険性があると思う。なので無理手をしっかり咎め、そして序盤の構想力を磨いて貰いたいと思ったわけだ。

何局も打って貰ったんだけど、そのそれぞれの碁でやはり序盤の甘さが目立ってしまった。相手が無理気味に開いた石にツケて、相手の石を強くしてしまったり、打ち込んだ自分の石をあっさりと捨ててしまったり。

最初の対局

例えば上の図。これは最初の対局。私が指摘したのは黒7と黒9。これにより彼女の負けが決まった。私は白6に詰めた瞬間に「ばか〜っ」と心の中で叫んだ。黒1&黒5で、しっかりと固まっているところに近付きすぎている。本来ならこれが敗着になってもおかしくない手。

黒7は、自分の鉄壁の石(黒1&黒5)から動き出している上に、白8と立って、白石を強くする機会をわざわざプレゼントしてしまっている。この白8を打てた時点で私はかなり安心。

で、黒9。自らの黒7で相手の石を強くして、それから相手の強いところに飛び込んでいってしまっている。私は白10と受けて、右辺に向けて力強い壁を作りそうな勢いとなった。

ここは黒7を省略して、いきなり黒9に打つとか、あるいは白6に直接応じないで白4にカカってしまう手が有力だったんじゃないかな。

そんなアドバイスをしつつ対局を重ねた。なんどか「あ、そうなんですか!」と言って貰えたのが嬉しかったなあ(^^)。久しぶりに「楽しい碁」を打った。


最後はさきの女性と十三路盤四子局を打ちつつ、先日の日記にも登場したコバピと十九路盤定先の二面打ち。違う大きさの碁盤を前におろおろしているうちに、コバピに手痛い一発を決められ、十九路の方は負けを覚悟した。

で、「なんとなく」打ち進むうち、十三路盤が終局。そこからコバピとの碁に集中した。まあその時点でも大いに敗勢だったんだけれども…

ただ、コバピ。二面打ちじゃなくなった私に恐怖を感じたのか(?)、急に手がよれ始める。手堅く行けば勝勢明らかなのに無理にこちらの地に入り込んできてアゲハマを増やし続けてしまう。さらにこちらの「偽」カラミ攻めを中途半端に受けて、片方の石を殺してしまう。そうこうするうちにコバピの大いなる貯金は底を突いてしまった。

まあ。この対局の最大のポイントは、私が序盤でひどすぎる見損じをしてしまったこと。私は「ちょっとやり直そうよ」と言いたかった(笑)。でもその後しばらくも、コバピはしっかりと攻めるべき石を攻め、そして守るべきところでは守っていた。そのバランスはなかなか良くて、月曜日に打った二子局とは全然違う碁だった。やっぱり強くなってるね>コバピ。

コバピも私に似て、先生と打つと緊張して手がぼろぼろになってしまうらしい。でも私は先生じゃない。ちゃんと学費だって払ってるし(笑)。で、強そうにしてて、まあそれなりには強いけれど、でも絶対に勝てない相手じゃない。あまり緊張せずに、同じくらいの力の奴と打つつもりで良い碁を打って、それを自信に繋げていってくれればいいんじゃないかな(^^)。

前回のクールでの成長に自信を持って臨めば、今回のクールでもかなり成長すると思うよ(^^)。

 
 

 

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