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2003年8月11日 ◆ 「Do you know 'Happy
Monday' ?」 −講義−
ちょっと前に、ハッピー・マンデー教室を評して「この教室にいてもあまり強くならないかも」と言った人がいた。
ほ〜。ハッピー・マンデーに通い、そこからいろいろ刺激を受けて1年で初段になった私がいる。棋歴
10 ヶ月ほどで2、3級打つ弟子がいる。1月に入学して既に5、6級(何かきっかけを掴めばすぐに3級くらいになる)打つ弟子もいる。4月に入学して、自分の能力の限界まで読み、そして今『依田ノート』なんか読んでる女の子がいる。ハッピー・マンデー内では
18 級と言われながら、教室の生徒との対局できっかけを掴み、すでに8級で打つ男性がいる。7月に入学して「私布石はキレイなんですけど」なんて悩んでいる子がいる。あはは。私と同じ道のりだ。安心しなよね。1年後は初段だから(笑)。
ふ。やっぱり強いじゃないか、みんな。
確かに「いーですか〜、じゃあ三々定石をやりますよ〜」なんてことをやる教室ではない。でも、20級から初・二段までの生徒がいる教室は刺激的。対局して「きっかけ」を掴み、そしてその「きっかけ」の正否を他の生徒や、そしてもちろん先生に尋ねたりする。あるいは碁会所や級位者の日に行って自分の実力を確かめる。
ピーチ先生がハッピー・マンデーをやっていた頃。教室には欧州の棋士がやってきたりした。そこですごく良い刺激を受けて、本当に碁が大好きになった人間がいる。ピーチ先生は今は亡い人だけれども、「ピーチ君がやっていた教室なんだから」と、とても多くの人が凄く良くしてくれる。
「碁っていったいなんだろう?」。そんな風に考え、「碁を知りたいんだ」と思う生徒達はこの教室ですごく実力を伸ばして行ってる。
「あまり強くならない」? ふ。確かに。この教室で負けたからと言って相手を悪し様に言うような生徒は、「教室の主」ぶった輩に陰険に扱われはした(もちろん陰険に扱ったのは私だ(爆))。でも「碁がわかるようになる」という「プライド」を目指した人たちはみんな上達している。そして今も多くの生徒が上達のための「きっかけ」を待ってる。
ハッピー・マンデー教室に通うことで、ほんのちょっとの「きっかけ」で一気に強くなる素地を築いている。そして教室では日々その「きっかけ」が投げかけられている。
あはは。ちょっと熱くなっちゃった。冒頭に書いた言葉を言われたときから「ふざけんな」と思い続けてた。昨日、これまで打ったことのない人と対局したりして「なんだ、みんなやっぱり強いんじゃないか」、「碁を理解したいんじゃないか」ということを強く感じたので。
で、講義。
今日の講義は「連絡の基礎知識」。ごく基本的な問題から、コスミで渡る「手筋」の問題まで。たとえばどんな手筋の本にも出てくる基本的な問題。できますか?
左と右は別の問題。いずれも黒番で「連絡」しましょうという問題。解答は「コスミ」なので考えてみてください。
たとえば。この手の問題だったら脊髄で解く生徒も何人もいる。また、強いんだけどこういう問題を苦手とする人もいる。講義の後、「どうでしたか?」なんて話をしつつ、「そうかこいつは秒で解くのか」とか、「おや、この人はこんなに強いのにこういう問題は解けないのか」なんてことでまた「刺激」を受ける。その「刺激」をお互いに活かしつつ強くなっていく。
本当は。今日は打たないつもりでハッピー・マンデー教室に参加した。でも、これまでほとんど話もしたことのない人が、一人で石を並べているのを見てつい声を掛けてしまった。「打ちましょうか」と。彼女はハッピー・マンデー級で
20 級くらいだろうか。残念ながら、これまでの間に「きっかけ」を掴むことができずにいて、なかなか強くなっていない。私も「この人は強くなりたくないのかな?」なんて誤解をしていた。
でも。打ってみて良かった。この人も、私の弟子たち同様、「碁を理解したい」という気持ちをとても強く持っている人だった。最初は打ちかけるつもりだったんだけど、だんだんと彼女の形勢が良くなっていった(もちろん「ここはこういう考えで打ちましょう」というアドバイス付きだけど)ので最後まで打ち切った。結果は彼女の数十目勝ち。
ハッピー・マンデー級で 12、3 級になるまでは、「手筋」とかの「技」を覚えなくても良いですからね。昨日話した「着手の意味」を考えながら打てばすぐに強くなります。そして、その時点で「技」の必要性がわかるようになります>相手の方。
で。講義前に打ってしまった私は、アシスタントの方に「今日は講義後は打ちませんから」と申し入れ。ところがアシスタントの方が言う。「前田さん、今日はユキちゃんと組んだんですけれども」。
何度も書いて、私の「下心」を疑う人もいるかもしれないけれど(笑)。ユキちゃんは4月入学組の中でおそらく最強。碁に対する姿勢も良く、私がみんなに「イチオシ」と言っている女性。最期の対局相手として相応しい相手じゃんね。「わかりました」ということでユキちゃんと対局。
昨日のユキちゃん。ちょっと私にラクをさせる展開に甘んじてしまった。私が大きく開いたところにも全く手を出さず、結局は「囲い合い」の碁になった。私も囲い合いの碁は好きじゃないけれど、でもこういう「囲い合い」になれば「大場」を見る眼を持つ経験者が強い。前回の対局で、私が最後にユキちゃんの腹中の石を動き出して、結局ユキちゃんの石を殺してしまったことでびびっていたのかな。
あと、「意地でも押さえなくちゃいけないところ」で、怯えが出て緩んでしまった。そこで彼女は数十目の損。私も余裕ぶっているうちに、決めるべき技を決め損なって40目程度の差で(ほぼ)終局を迎えることになった。
「ユキちゃんさ。ちょっとこの碁は俺にラクをさせすぎたね」という言葉に「やっぱりウワテだと打ち込んだりできません」。あはは。俺と同じじゃんね。と、いうかシタテのうちはみんなそういうものかもしれない。「ちょっとウワテ」くらいと打って、あるいはシタテに置き石させて対局して、そこで「打ち込み」とか「荒らし」を勉強するといいね。一番基本のところではもう俺に追いついているんだから、「やってやる」の意気込みが君をさらに強くするよ>ユキちゃん。
尚この碁。「もう終局か?」というところで俺のライバル bun 先生乱入(笑)。「そろそろ僕の出番ですか?」なんて。出番じゃねーっつーの(笑)。終局後にせっかく「いつもさ、bun
先生が言ってるポイント。それがここだったね」なんていうふうに、bun 先生を立てる感想戦をやろうと思ってたのに、勝負が紛れてしまったせいですっかり言い忘れてしまった(笑)。せっかく俺が(珍しく)先生を立てようとしてたのになあ(大笑)。
ふ〜。
ハッピー・マンデー教室。もうすぐわらわらと初段クラスの打ち手が登場しますよ。で、そういう人たちとどんどん対局していろんな刺激を受けることができる。某碁会所みたいに「うちは最低初段くらいじゃないと打てません」なんて言われることもない。
偉そうだった中年男がいなくなり、今教室でのウワテはみんな美人の女性ばかりになりました(笑)。男女とも、ハッピー・マンデー教室というのは凄く居心地の良い教室なんじゃないかな。
負け続けなのに昇級して頭が「?」になってしまう子や、指導碁しているつもりが相手のアタリに気付かず大石を取らせる「ウワテ」ですけど、彼女達との対局は愉しいですよ(^^)。
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