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2003年8月20日 ◆ 「負けても頭にきませんよ」 −フリー対局−
とくに名を秘すコバピーとの対局。彼女がいみじくも私の成長を言い当てた。
「前田さん、昔は前田さんと打って負けると頭に来たんですけれども、今は頭にきません」。そう、彼女とは長い付き合いで、私がヘタッピの頃から置き石で対局していた。一番多く打ったのは四子かな。
当時の私。四子で打てば初手から騙し手という感じだった(笑)。コバピーはとてもイイコなので、とことん私の「騙し」に騙されてくれる。初めて九子を打ったのも彼女と。徹底的に騙しまくって勝利をものにした。
そんな対局。もちろん彼女の勉強になるわけがない。私との対局後に彼女に残るのは「また騙された」という怒りだけだった(苦笑)。
しかし。今の私は当時に比べればはるかに力を付けている。今コバピーは「勉強のために」ということで互先で勝負を挑んでくる。こちらは彼女の弱点を強調しつつ、自分がどう考えて弱点を改めていけばいいのかを(それなりに)伝える碁が打てるようになってる。
思い返せば。コバピーと四子で打っている頃。一度互先で私が負けたことがある。結局当時は四子なんていう手合い差はなかったんだよな…
ハッピー・マンデーでのフリー対局の前には、また「有段者の集い」に行ってきた。結果は1勝2敗。二段二名と初段一名。最後の二段の人に勝利した。
私は。日頃ハッピー・マンデーという初級者向け教室で偉そうに指導碁ばかりしているので、同じくらいの実力の人との対局というのがほとんどない。それで思ったんだけど、やっぱり同程度の実力者との対局は非常に勉強になる。
たとえば一局目。最初のほんのちょっとの読み違いから全局的にひどい碁になった。シタテと打っていれば、一箇所の読み違いなどいくらでも取り返しがつく。しかし同じくらいの人と打つ場合には致命傷となる。
あるいは二局目。ハネれば良いところを「なんとなく」下がってしまって半目負け。やはりシタテと打てば半目の違いなど全く意識しないわけで、この半目負けはとても価値ある負けだと思う。
ところで三局目。相手はやや年上の女性(美人)。女性で二段打つ人をあまり見たこともないので、打つことができてとても嬉しかった。
で、その方。途中までは完全にその人のペースで碁は進んでいた。局面はまだ細かかったものの、こちらとしてはなんとか打開策を講じないとずるずる負けそうな感じ。そこで各所で戦いを起こしてみたんだけど、一箇所その女性がシチョウを逃げ出した。
ウワテっぽい人にシチョウを逃げ出されるとこちらは非常に緊張する(笑)。どうよんでもシチョウは成立しているはずなので「もしかするとシチョウというのは、場合によっては逃げ切れることもあるのかな?」なんて馬鹿な考えにもとらわれた。
結局そのシチョウはやはりシチョウで、そこから相手の方の碁が壊れて中押し勝ちとなった。途中から相手の方が完全にやる気を失ったようなのであまりお話しもできなかったけれど、この対局もまた非常に勉強になりました。
ところで。最近わりと調子よい感じで、「弱い二段くらいは打つ」と公言している。が、実は自分の碁が下品であるとは強く感じている。どうしても「攻め合いに勝ってついでに碁に勝つ」という感じが抜けないのだ。
好みとしては、派手な攻め合いなどせず、石を取ったり取られたりということをしない碁が打ちたい。しかし私の碁はかなりの確率で相手の大石を取ってしまう。
もちろん。これは相手の逃げ方にも問題がある。「取って下さいよ」という逃げ方をするから、こちらとしても取らざるを得なくなる。でもしかし、局面がやや怪しくなってきて、それで「石を取らなければ勝てない」と思って攻め合いにすることもある。
結局相手の備えに不備があって相手の石を取っているわけだから、まあ良いとは思う。思いはするが、本当は相手の石など全く取らずに勝ちたいと思ってる。そういう碁が打てるようになれば「段位者です」と胸を張って言えるようになるんじゃないかな。
尚。弟子かおる。彼女は級位者の日で連勝し、5級に昇級したそうだ。現在9連勝中。ふ。3級では打つと思えるので、あと5連勝くらいは固いんじゃないのかな。ただ夏休みで子供達が増えているのが問題。子供の碁は読みにくいので、どこかの子供が彼女の連勝を止めるかもしれない。
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