ハンス・ピーチと仲間たち

 

2003年9月1日 ◆ 「頭を出す!」 −講義−

今日は授業をさぼってしまったのであまり書けないんだけど…。

講義のテーマは「頭を出す」。囲碁において「封鎖する」とか「封鎖を避ける」というのはとても大事なこと。相手の囲みを破って中央に頭を出していれば石は滅多にしなないんだけど、相手に囲まれてしまうと、中で二眼作って生きなくちゃいけなくなる。手が遅れてしまうし、たまには本当に死んでしまうので、囲われて良いことは何もない。

例えば上の図(マウスオーバーで回答が表示されます)。黒は今にも封鎖されて殺されてしまいそう。なんとかして白の包囲網を破って抜け出したいんですが、どう打ちますか? ツケコシの手筋を使います。


で、授業をさぼった私。何をしていたかと言うと、有段者の集いの会場で、「授業の開始時間まで」と思ってまやちゃん(掲示板の常連)と打っていた。四子局の対戦。途中から棋院職員の人が興味津々という感じで寄ってくる。「お〜、この女の子、ちゃんと打ててるね〜」「これは黒がいいね〜」。

師匠に気を遣うまやちゃん。「あ、でもこれは教えて貰いながら打っているからなんですよ」。相手の職員の人。「そっか〜、教えて貰いながらやってるんなら僕もゆっちゃおうかな〜」なんて言いつつ「そこは下がりましょうよ」なんて(笑)。

自分で教えるのはいいけれど、横から教えられるとなんかむかつく(笑)。いや、冗談だけど。結局最後、私のいいかげんなダメ詰めの一着に、みんなが「チャンスチャンス!」の大合唱で、まやちゃんに大石を殺されて投了した(苦笑)。


で、ハッピー・マンデー。講義には不参加だったけれど、講義後の対局には参加。8月入学の女性と対局。この女性、ラディカルな手を打ってくるので一瞬びびった(笑)。

ラディカルな手

ちょっと見にくいけどこんな感じ。四子局で白1のカカリに完全に手を抜かれたのも初めてだし、隅からいきなり五線に展開される(黒2)と緊張する。私は「こんなでかく守られたらやってらんないな」ということで白3。その手を見た孔先生。「自ら封鎖してくれと言ってる手ですね」。

う〜ん、確かに。相手がウワテだったらいきなり白3とは打たないかもしれないな。その辺、相手がシタテだからとあまり考えなしかもしれないなと反省。

碁の方は、ここから「呟き碁」モードになって、こちらの置く石の意図を説明し、そしてそれに対する相手の受け方を説明しつつ対局。結局 20 〜 30 目差で相手の方の勝ちとなった。

主に伝えたのは「ついでに得をする」というような話。「ほら、ここ。白が弱いところがあって、そこを攻めているふりをすればいつの間にか自分の地が確定していくでしょ〜?」と。彼女曰く。「でも自分でそんな碁が打てるようになるのには五万年かかるかもしれない」と(笑)。なんでもおじいさんが碁打ちで、おじいさんと打つために碁をやってみてるんだそうで。

対局終了後には隅の守り方、辺の打ち方などを簡単に講義。

あ、そうそう。面白いことを言ってたな。ヨセは後手で打つ方が勉強になるんだと。相手の手にどう応じなければならないのかを考えることができるので、先手よりも考えることができるんだそうで。ふむ、確かにそういう面はあるかもしれないな。その言葉通り、私がウケが必ずしも必要のないヨセを打つと、彼女はとても困っていた(笑)。

余談だが。呟き碁モードで彼女と打っていた私を見たミタニ(掲示板にたまに登場する)。「師匠! 相手が美人だとそんなに優しいんですねっ! 私も優しくされたり褒められたりしたいです!」。ミタニ、俺は君もたくさん褒めているんだけどな。「ミタニ、俺は君のことも褒めてるじゃないか。まあ1個褒めると10個貶しているかもしれないが」。ミタニは泣いていた(笑)。


弟子かおる。かおるも今日は級位者の日で打った。結果中押し勝ちだったんだが、抜き忘れの石を「すみません、これ忘れてました」と抜こうとすると「あなたがそれ抜くんなら私はこっちに打つわよ!」と二手連打されたらしい(笑)。

かおるは今級位者の日で5級(本当はもっと打つけれども)扱い。ちょうど私が対戦した、「負けから学ぶことのできない女性たち」との対戦が増えているんだろう。かわいそうだが、まあ人ごとなら面白いか(爆)。

それにしても、かおる。二手連打されても勝てるとは大したもんだ(笑)。俺にもそんな経験はないぞ。「二手連打して負けでしたから、負け印二つ付けてもらっときます?」なんて言ってみろ(大笑)。

 
 
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