ハンス・ピーチと仲間たち

 

2003年9月3日 ◆ 「その意気や、よし!」 −フリー対局−

今日は4月入学生たちとの三面打ち。「今日はどうしようかな〜」とぶらぶらしていたら、私がよく日記に書くユキちゃんが「師匠、三面打ちしましょうよ」と。ユキちゃんとは三子、二名とは五子。

二人は。ちょっと私に対して「ウワテ意識」が強すぎるのかな。こちらが攻めに回ると一気に手を控えてしまって、控えたがゆえに盤面にさらなる欠陥が生まれるという悪循環。まあ私もウワテと打つのはすごく苦手なので偉そうには言えないけれど、「普通の手」を打てばこちらが困るのだということをもうちょっと知っていていいんじゃないかな…。二名とは50目以上の差がついてしまった。やっぱり負けるより勝った方が楽しいだろうから、次は井目風鈴くらいで打ってみましょうかね。

ユキちゃんは。

ユキちゃんの大失敗

ヨセの段階で上の図のようなところをハネ継いできた。白から四子あてて、ゆきちゃんがそれを継いでしまって黒死。

「ま、ここは間違っちゃったねえ。じゃあこれはなかったことにしよう」と、黒が生きたことにして終局。整地するとユキちゃんの十数目勝ち。

やった! 次から二子ですね!」、とユキちゃん。

え〜と、ユキちゃん。君のその意気は良し。でも三面打ちだったことと、隅の石が死んでいたことを完全に流してしまうのはどうかと思うぞ(笑)。まあオヤヂである私は「面白いこと言うね、この子は」とにやけてしまってたけどね(笑)。


この三面打ち終了後。7月入学の女性と対局。対局と言っても「勝負」じゃなくて、変な手がないかどうか見てあげるという感じだったんだけど。

初心者の傾向?

相変わらず見にくい図だけど、上のような展開。黒は初手から、星、高目、十の5…という感じ。

う〜ん。先日の対局相手もそうだったけれど、初心者のうちというのは、石を中央よりに置きたがるのかな? 私の場合、十九路で打ち始めるときには本をたくさん読んでいたし、テレビで囲碁番組なども見てた。だから隅というのは星か小目に置くものだという先入観があった。だから高目や五の5に置いたりすることは考えもしなかったんだけど…

もちろん。誰もが言うように、碁石は碁盤上のどこに置いたっていい。プロだって五の5に置いたりするんだしね。ただ、「理屈」なしに高めに石を置いていてもなかなか強くはならない。相手が同程度の実力者であれば、なんとなくそれでも打ち切れるのかもしれないけれど。

彼女には上図の段階から二、三手進めた段階で打ち掛けにして貰って、「隅」や「辺」の大事さを講義した。辺に石を置くときにも「序盤は基本的に三線か四線ですよ」と。「私くらいの棋力になると、相手がまれに初手五の5とかに置いてきますが、基本的にそういう打ち方は『ナマイキ』です」と言うと彼女。

「え〜っ! 私、これまでいろんな人に生意気なことしてきちゃいました! どうしましょう!

と(笑)。ま、どうもしなくても良いですけれど、これからは「地を取る」という、碁本来の目的も考えながら打ってみましょう(^^)。

尚、この後彼女に三々定石を教えてあげるとカメラ付携帯で写真を撮っていた(笑)。だからと言って三々ばかり入ってちゃだめだよ(^^>件の女性。


この日は。最近成長著しい「こばぴ」も指導モードで打っていた。ごく最近入った女性相手に打っていて、相手の隅を攻めつつ「こういう場合はこうやって生きに行かなくちゃいけないんですよ」なんてことを言ってたみたい。「こばぴ、ここうまく生きられちゃったね」と問うと、相手の方が「いえっ、教えて貰ったんです!」なんて言っていた。

こばぴは。かなり強くなってきているはずなんだけど、私やかおると打つときには手が乱れてしまう。まあ理由に思い当たらないわけじゃない。昔、まだ私が弱かった頃に強引に勝ちに行って、こばぴは騙されまくってしまい、そのときのことがトラウマになってしまったんだろう(笑)。

そういうこばぴ。シタテと打つのはすごく良いことだと思う。シタテと打っていると「いかにシタテでもその手は自分にとって厳しい手だ」と感じることがある。そこから徐々に「ウワテと言えども棋理には従わねばならないんだ」ということが理解できてくる。いや、私のように性格が陰険だとシタテの良い手もなんかごまかしてしまって悪手にしてしまったりするけど(笑)。

でもこばぴはいい子だから、きっとシタテとの対局から学ぶべきは学び、そして私とも良い碁が打てるようになってくるんじゃないかな。そうなったときには騙さずにしっかり相手するよ(笑)>こばぴ。

 
 
 
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