ハンス・ピーチと仲間たち

 

2003年9月10日 ◆ 「手が荒れていますか?」 −フリー対局−

今日はフリー対局。置き石なしの指導対局をしていた私の盤面を見たアマ高段者。「前田さん、調子どうなんですか? なんだか手が荒れて見えるんですけれど」。

うう。気にして頂いてありがとうございます。手が荒れていたのは重々承知。理由1。まず前日全く寝ておらず(朝、会社でちょっと寝たけど)、思考能力がほとんど残っていなかったこと。理由2。完全な手合い違いなので、こちらが得する手を読む必要はなかったこと。理由3。相手の方に、こちらの打つ手を咎めることを学んで欲しかったこと(ま、これはちょっと言い訳っぽい)。

まあ、フリー対局の直前に、有段者の集いで打ったんだけど、単純な攻め合いを完璧に間違えて負けたところを見ると、やはり寝不足による思考力の低下が一番大きな原因だったように思う。

もうちょっと、その心配して下さった高段者の話を続けると。

シタテとばかり打っていると、どんな手でも通用するので手が荒れてくるんですよね」。うん、確かにそれは言える。もちろんこちらが本手ばかりを打っていれば手が荒れるなんてこともないんだろうけれど、やはりシタテ相手だと読まずに着手することだってある。「ウソ手」はあまり打たないように気を付けてはいるけれど。

「確かにシタテとばかり打っていても、自分自身の成長はないと思っているので、ネット碁などやっていますよ」という私の言葉に対しては、「ネット碁もあまりお勧めしないんですけどね〜」と。彼曰く、ネット碁も時間に追われたり、あるいは盤面ではあり得ない単純な見損じなどがあって、手を荒らす一因となってしまうことがあるとのこと。う〜ん、言えているかもしれない。

「でも、その分一所懸命本を読んだり、そうそう、大学の囲碁部の人に週一度来て頂いて打っているんですよ」というと「それは良いですね」と(^^)。よかった、ようやく納得して頂けた(笑)。

でもさらに最後に。「シタテとばかり打っているとパワーなんかを吸い取られることもありますからね」と。でもまあ。それは私の望む所ではあるしな(笑)。私のパワーやテクニックを吸い取って、教室の人たちが強くなるなら嬉しいこと。それでも私には余剰が生まれるように、一所懸命勉強します(^^)。なんてったって、多くの人のパワーやテクニックを吸い取って、私も成長してきたわけだし。


で、今日はまず7月入学の女性と対局。誰かと井目風鈴での対決をと狙っているんだけど(笑)、今日の相手はまだ序盤での石の置き方も覚束ない感じなので、定先で一手一手の指導をしながらの対局。150手目あたりで私の投了となった(^^;。

そうそう、その女性。教室の始まる前に、二階の売店で『ひと目の詰碁』を探していた。「先日前田さんが良い本だとおっしゃっていたので」。「あ、いや、あなたの場合はまだちょっと早い。これなんか良いですよ」といつもの『序盤の打ちかた』を推薦。「あ、その本図書館で借りました!」と言うので(そんな本も置いてあるのか>図書館)、「じゃあまずその本を徹底的に勉強してください」と。

その後はミタニと二度。ミタニとの二度目にはもうひとり4月入学生も加わって二面打ち。双方ともに定先で、上に書いた高段者の方はここでの私の着手を見て「こいつ、やばいかも?」と思われたらしい(^^;。ええ、確かにちょっといいかげんに打ってました。いや、二人に対してというよりも自分に対してね。決してこんな棋風になってしまったわけではないのでご心配なく(^^)。

対局後ミタニは「師匠、ボクはどういう勉強をすれば良いのかなぁ」と言う。彼女の現時点での最大の弱点はヨセ。まあしかし。ヨセの大きさとか先手・後手というよりも、ごく基本的な石の形ができてないわけだ。しばし悩んで「そうだな、例の『ひと目の手筋』がいいかな」と。それなりに「力」は付いてきているわけだから、そろそろそういう本で「しっかりした形」を覚えるのも良いことだと思う。


対局を終えてぷらぷらしていると、なんと私がハッピーマンデーに通い始めたときに来ていた女性の方が遊びにきていた。今はドイツに住んでいる女性(日本人だけど)。「おお、髪とか、あとお化粧の感じも変わりましたね〜」と言うと「よく見てますねえ」と。ええ、美人なんでチェックが(笑)。

二人で7月入学生同士の対局を見ていたんだけど、互いに「取った取られた」と思いこんでいるところが手残り。と、言うかどっちが先にそこに着手するかで勝負の行方が変わってしまう。さらにその一団の上の石のダメ詰まりの具合で、必ずどちらかが手をつけなくちゃいけないところ。

「前田さん、あそこホウリコミが…」と件の女性。「ええ。どきどきしますね」。勝負の行方が決すれば「ここにも実は手がありましたね」なんて解説しようと思ってるんだけど、勝負が細かくてその一団で勝敗の行方が変わる展開。なかなか口を出せなくて私も件の女性もドキドキハラハラ(笑)。

結局ヨセでダメが詰まってきたときに、片方が着手。そこでようやく「ここに放り込む手がありましたよね〜」なんて話ができて、見学者含めた四名がほっと一息ついたのでした(^^)。

いやはや。でも最初のうちってそうだよな。互いに手があるところに手がないと思いこんで終局してしまったりもする。そういえば囲碁合宿でもそんなことをして、後で覚先生にからかわれた(爆)。と、いうことは「最初のうち」だけじゃなくて、結構後々までそんなことがあるのかも(苦笑)。

と、言うわけで。

次からはきちんと体調を整えて教室に参加しよう(^^)。最近ちょっと「仕事」なんて慣れないことをして、忙しかったんだよな〜(爆)。

 
 
 
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