|
2003年9月29日 ◆ 「定石が教える急所」 −講義−
本日は高梨先生の講義。今日で7月期のクールが終了。私の棋歴は1年と3ヶ月。弟子・かおるも棋歴1年。かおるも私と打つときには1、2級くらいの力を発揮するようになってきた。
このクールはいろいろあったけど、掲示板などで知り合う方々も増えてとても楽しいクールでした。一時期は碁を打つことが本当に楽しくなくて、シタテの人を指導する目的でのみ碁を打ってたんだけど、ようやく自ら楽しむことを思い出すことができてきた。
「碁をやめる」と言ったときに未練を断ち切るために棋院から頂いた1級と二段の免状をゴミ箱に捨ててしまっていたんだけど、かおるがそれを内緒で保管。クール終了の今日、「これはやっぱり持っていた方が良いんじゃないですか?」と出してきてくれた。ありがとね>かおる。
さて、講義。タイトルは「定石が教える急所」。
碁を打ち始めた最初の頃。定石とはすなわち、単なる「決まった打ち方」のように考えてしまう。確かにそういう側面もあるんだけど、自分に力がついてくると「急所をめぐる攻防の総まとめ」という側面が見えてくる。
単に「決まった打ち方」と思っていると、定石を並べていても「覚えなくちゃ」という意識ばかりが先行して無味乾燥になりがち。だから「定石の勉強」をするのは「石の急所とは何か?」というような「意識」が生まれてからの方が良いように思うけどどうかな。
もちろん「星にケイマでかかられたらどうウケルのが普通なんだろう?」くらいの定石は知っていても良いけれど、「小目で挟んだときの変化」なんてのは一桁級になってからで十分。だいたい相手も一桁級じゃないと、定石通りの分かれにはならないんだしね(^^;。
今日の問題。今日は解答なしで載せておきましょう。いずれも定石からの変化ないし、定石の途中。黒番です。ちょっと難しいかもしれない。
 |
← 黒が先に星に開いているとき |
 |
| 高い中国流 → |
講義終了後は、なんとなくみんなの碁を見て回ってた。この前、置き石のときの白の打ち方をちょっとアドバイスしたKさんは、そのアドバイスを有益だったと評価してくれたせいか、今日も「置き碁じゃないときの白はどう打ちますか?」とか「ここはどんな風に考えて打つべきなんですか?」なんて聞いてきてくれた(^^)。
7月から入学したとある女性は。「仕事がとても忙しくなるのでしばらくお休みしますけれども、また戻ってきたら師匠はいてくれますか?」なんて(^^)。そんなことを言ってくれるよい子がいなくなるのは寂しいので(笑)、「会社、やめちゃえば?」とアドバイスしてみたけど、そのアドバイスはあっさり却下された(爆)。
別の7月入学生同士の対局。片方の人が隅に近い所で大石を殺され、勝負はほぼ決していた。勝っている人に「これはもうあなたの勝ち決定、ということで、ここでちょっと私のアドバイスを取り入れて打ち直しにして良いですかね?」と尋ねてみた。「いいですよ」とのことだったので、「死に石の利きを頼りに隅で生きる術があるかもしれないね」とアドバイス。結局彼女は「利きで隅にフリカワル」なんてことじゃなく、あっさり死に石を復活させて生きていた(爆)。
その後。しばらくしてからヨセのときにも「ここはこーだねあーだね」と口を出していたんだけど、終局して作ってみるとなんと持碁。「おお、アドバイスして持碁にさせるなんてプロみたいじゃないか」と人に自慢してみた(大笑)。
掲示板常連のまやちゃんは。私が大好きなI川さんと対局していた。結局I川さんの勝利だったようだけど、終局後にまやちゃんは「前田さんが、I川さんに勝てれば大したもんだといつも言っているんですよ」なんて話をしていた(^^)。うん、I川さんは力強さも手筋もそれなりに持っている方だから、彼を相手にして「常に勝つ」ようになれば大したものなんだよね。
かおるはそのI川さんのお孫さんと対局。五子くらいの手合いだったそうだけど… かおるが負けたらしい(^^;。本当は五子でもかおるが負ける実力差ではないとは思う。でもそのI川さんのお孫さん(ちなみに
ARATA に似た格好良い男の子)、ちょっと隙を作って相手に攻めさせて、しかる後に相手の石を攻めるなんていう「悔しい手筋」を使うんだよな(笑)。かおるもそれにハメられてしまったみたい。隙だらけに見えると一瞬ヨミを省略するのは、師匠譲りの癖みたいだ(笑)。
私は。しばらくみんなの碁を見ていたんだけど、アシスタントの方が「打ちましょうか」と。実はまだその方とは打ったことがなかった。「前田さんは今、二段ですか、三段ですか?」と問うてくる。え、だってあなたが私を5級扱いにしているんですよ(笑)。まあそんなことは言わずに「まだ初段なんです」と。三子置いての対局。序盤で定石を間違えてすごく打ちにくい碁にしてしまった。中盤はかなりまともに打てたので、次に機会があればもっと勝負になりそうだぞ。と、いうことでこの碁は負け。
時間の終わりが近付いて。
ハッピー・マンデー恒例の「表彰会」。ハッピー・マンデーでは各クールの最終日に「そのクールで一番伸びた人」とか、最終日の対局で「格好良い手を打った人」などに賞品が授与される。確かかおるもまやちゃんも表彰されたことがあるんじゃないかな。
私はこれまで表彰されたことなんてなかったんだけど…
今日は特別賞ということで高木 祥一九段の編んだ『囲碁百名局』を上下巻揃いで頂いてしまった。こんな立派な賞を頂いた理由は「よく指導碁などをして人の面倒を見てるから」。が〜ん。趣味でやってることでこんな大それた賞を頂いてしまうのは申し訳ない。。。もちろん。本はすごく良さそうなので返す気はない(爆)。なので頂いた本を一所懸命勉強して、もっとみんなを強くするために頑張ります(^^)。「もちろんそのつもりで賞をあげたんですよ」なんて言われるかもしれないな(笑)。
終わってから。
何人かの人と食事という名の飲み会へ(^^;。教室が終わったのが遅かったのであまり長くはいられなかったけれど、楽しかったです。尚、私はいつもハッピー・マンデーが終わったら、食事をして帰ります。「今日は前田と飯でも喰ってみるか」なんて思う方がいらっしゃれば、いつでもお気軽にお声掛け下さいませ(^^)。
|