2004年08月30日

石のツギ方

久しぶりの講義は孔令文先生。授業のテーマは「石のツギ方」。「どこを継ぐのか」、「どう(カタツギとかカケツギとかケイマツギとか)継ぐのか」という問題。まぁ簡単な問題なんだけど…

最近、こばぴなる弟子がネット碁を始めて、彼女の碁をよく見ている。それで実は、私は凄く不安になってる。と、いうのも…

  • アキサンカクを平気で打つ
  • アタリを継がずに意味のないコウに受ける
  • なんでもかんでもボウシして、びしびし相手に切られる
  • ミアイのところを後手にして自分で手を入れる
  • 自分の地に相手が入ってきても無視する
  • おさえる以外にあり得ないところでおさえない

などなど、不思議でしょうがない手を打つのだ。

私は。「初心者に近い私であれば、きっと初心者がやってしまいそうなミスをよく知っているから、むしろプロよりも上手く教えられるところがあるに違いない」という自負心を持っている。ところが、あまりに不思議なこばぴの碁を見ていると、私も「初心者のおかしがちな間違い」なんてものに気付かなくなってしまっているのかと困惑するのだ。

なんとか。今のところ、なんとか。「そんなに変な手を打つのはこばぴだからに違いない」と自分を慰めている(苦笑)。取り敢ずこばぴには「ボウシ禁止令」を発令し、かつ「君の打つアキサンカクがグズミと呼べることなど 1000 回に1度もない!」と伝え、アキサンカクを打たせないようにしているところ。

今日の講義の「つぎ方」なんかに比べると、「アキサンカクを打たないようにする」というのは1万倍簡単なことだと思う。でも実際、それなりに経験を積んでもアキサンカクを打つ人がいるってことは、今日の講義すらも「超難解」と感じている人もいるのかもしれないなぁ…。


尚、講義後の対局は、私の尊敬するIさん。ただIさん。なぜだか私を相手にするとむやみに手が縮こまってしまう。二子局で打ったんだけど、碁にならなかったな。私もIさんに負け、そしていつしか勝てるようになっていった。Iさんには是非とも私の弟子たちにとっての「超えるべき壁」として君臨していてもらいたいんだよな〜。

この碁があまりにはやく終わったので、後はみんなの碁を見て回っていた。面白いのはとくに名を秘す(ってか忘れた(爆))女子高生。彼女は落ち着きのなさが最大の欠点なんだよな。第一感で、「なぜだっ!?」と思うくらいに正解を出すのに、その正解手を読む気力がないし、終盤になってくると集中力を欠いてぼろぼろな手を打ち始める。せっかく第一感で良い手を想像できているんだから、すごくもったいないよなぁ。

KGSからやってきているOさんの碁も拝見。Oさんはすっかり「ゴリゴリ」タイプを脱却して立派な「上手」になってる(^^)。今日の碁も、強引な手を打たずにかつ40手くらいで碁を終わらせていた。終わった碁は、私のように「強制投了」させちゃっても良いかもしれませんね(笑)。もっとも相手の棋力とかにもよるんだけど。いくら上手として打っていても、勝負が完全に決まった後ではなかなか良い手を打ち続ける棋力も持ちませんし。

先に話題に出したこばぴは、ちょっとシタテの女性と二子局(?)で打って持碁。他の大場を無視して自分の三々を守るなど、「なんだそりゃ」の手もたくさんあったけどまあ持碁なら良しとするか?

一箇所大怪我につながりそうなコウがあって、局後にこばぴが「私、あそこのコウ、全然気付きませんでした」なんて偉そうに言うので、「気付く気付かないじゃなくて見てね〜んだろうが。見りゃ誰でもわかるに決まってる」と冷たくアドバイスしておいた(爆)。

投稿者 前田博明 : 2004年08月30日 23:00 | トラックバック