六死八生という言葉があります。
下の図のような状況で、黒石が生きているかどうかを示す言葉で、下の図は「六死」の図。
この六子は黒先で打っても生きることはできませんが、これが七つ並んでいると黒先でなら生きる。八つ並んでいると、たとえ白から打ってもこの黒を殺すことができないんですね。
それでこの形を、ハッピー・マンデー教室でいつも登場する女子高生にレクチャーしてた。「へ〜」と女子高生。「じゃあ 14 だったらどうなるの?」。
私、この女子高生を見損じていたかと心配した。私が思ってたよりもはるかに馬鹿なのかもしれない…
「あのさ。八つしかなくても絶対生きなんだから、八つ以上あったら絶対死なないよ」。「あ、そうか!」と女子高生。「七つで先手なら死なないけど、倍ならどうなるのかとか考えちゃった」。
ああ、そうか。彼女の言う 14 は、いたずらに多い数を言ったんじゃなくて、六死八生のちょうど中間(どちらが先手かによる死活)である7を倍にしてみたんだな。「広いから生きる」ということをど忘れして、「七つ並んでいるときにのみ成立する凄いテクニックがある」とかなんとか考えたんだろう。
その女子高生、「おばか」だったけど「馬鹿」じゃなかったな(笑)。ちょっと安心した。
で、今日は遅れていったこともあって、女子高生へのレクチャーと、彼女への四子局指導碁と、最後に HeboTaro さんのサイトにも書かれている「一色碁」を打った(笑)。
四子局はポイントポイントでの指導があったとはいえ、結構立派に打って彼女の完勝。最初は九子置いていたんだけど「はっ、九子だと何も言ってもらえませんか?」なんて言って四子に置き直していた(笑)。
一色碁は、確かに「意外に打てるもんだなぁ」とは思ったけど、でもフリカワリなんかを打つと最悪(苦笑)。石が混んできたところで、彼女の石をぽん抜いたフリをしたところ、彼女が「それ私の〜。そこにあるの私の石なの〜。絶対私の石なんだから〜」と指摘してきたために私の反則負け(大笑)。なかなかやるじゃないか>女子高生。
終了時間くらいになって、上級者の教室に移ったはずの女性がやってきて言う。「私、ぜんぜん駄目でした…」。なんか上のクラスで対局をしてぼこぼこにやられてしまったらしい(^^;。子供と打ってペースも乱されて大敗したとのこと。
「私も子供と打つのはイヤでしたよ。今は結構平気ですが、そうなったのは有段を名乗るようになってからですねぇ」。私の言葉に「そういうもんですか…」と彼女。「あなたは私が見ている限りでも結構力を付けてますから大丈夫ですよ」と言うと「はい。。。でもこの教室に来る前に2年ほどひとりで打ってる時期もあったのに…」と言う。
ふ〜む。まあひとりで打っていた時期の2年は計算に入れなくていいでしょう(^^;。きっと変な手筋や力業が身に付いてしまった時期だったんでしょうね。最近は無理な手抜きはしばしば見受けられますが(笑)、それほど変な筋の石はなくなってきているようですから。少なくとも前の2年と同じ成長速度だとは思えませんよ>件の方。
「今度またご指導頂けますか」と彼女が言う。ふふ。そんな話されたら絶対に強くしますよ(笑)。私が指導して強くならないのはコバピだけなんですから(爆)。
いや、コバピ。君もこれからきっと強くなるんだよね…。えっと、ちょっと殺気を感じたのでフォローしとこっと。