2004年10月18日

名門女子大生との碁

今日は嬉しいことがたくさんありすぎたので、文章を分けて投稿します。

まずは第一弾、「名門女子大生との碁」。

ウワテにとって一番幸せなとき。それはシタテがこちらの指導を全て吸収して、そして新たなステージに入ったなと思わせるとき。

今日の碁は本当にウワテとしての幸せを満喫した碁だった。対局相手は件の名門女子大生。そう、F先生に「馬鹿」と言った強者。彼女とはつい最近も打って、彼女の「心構え面」での進歩に驚かされたところ。

今日の彼女。前回の対局で私が指摘した所を全部抑えてくるという、本当にウワテを泣かせかねない見事な碁を打ってくれた。

名門女子大生の碁
【 序盤の失敗にめげず、頑張りました 】


前回彼女に指摘したこと。

「必ず大きさの判断をしよう」ということ。それからF先生も「ウワテに指導碁を打って貰うときには自分の強い所ではしっかり戦うことが大事ですね」と言ってた。

今日の彼女。そのどちらの指摘もしっかりと消化して、本当に良い碁を打ってくれた。私が「次に三々だな」と思うタイミングで三々を守り、そして「そろそろあそこの白石生きておかなくちゃまずいかな」と思った瞬間に私の石をトリカケにくる。

ふむ。それ、大きいね。

私の言葉に「この手、しばらく前に前田さんに教えて頂いたんですよ」なんていうリップサービスすらする彼女に今日の私はメロメロ(爆)。「それ以上言うな、俺、泣いちゃうから」くらいな感じで碁を打ってた。

打ながら私が言う。「それ、最高の手だね」。「やった」とガッツポーズしながら彼女が言う。「前回の対局のときに、こういうところきちんと打ちなさいと言われたので」。

本当に彼女は進歩した。F先生が相手の有利になるヒントを出しただけで「馬鹿っ」と叫んでいたのがもう一世紀も昔のことのようだよ(笑)>女子大生。もうちょっと教室に通えるといいのにね。

彼女は学業の都合か、しばし教室を休んでしまう。彼女がもうちょっと教室に通うことができて、そして、たとえば私や、F先生や、へぼたろおじさん(笑)なんかと打つことができればもっと進歩する。

いや、でも人それぞれに理由はあるし。今日の碁を打たせて貰って、それ以上に注文を付けるのはヤリスギだな>私。「今日は俺、本当に楽しい碁を打たせて貰いました。どうもありがとうございました」。そういう私に彼女は言う。「いえ、本当にご指導ありがとうございました」。

ふ>女子大生。私がどんだけ嬉しかったか、そして君がどれだけ良い碁を打ったか君はわかってないね。あれだけの碁を打ってくれれば「ありがとうございました」なんて言う必要もない。君の一手一手が「偉そう」な私の指摘をきちんと消化していたことを示していたし、そして今日の碁からどちらが喜びを得たかと言えば文句なく私。

今日の君の碁を。私がまた碁をやめたくなったときに思い出すだろう。そして君がわずか一週間ほどのうちに私の指導を消化しきったことの喜びを思い出すだろう。

今日の君は私に「碁を打ち続ける理由」をひとつ与えてくれました。碁を打つ心も進歩して、そしてテクニックも間違いなく進歩してる。「そんな子がいてくれるんだ」と思うだけで、私自身もっと強くなるモチベーションを持てるし、レゾン・デートル(笑)を感じることさえできる。

今日は確か七子で二十目差程度。でも二十目の差がどこで生まれたのか、あまりに明確だった。前に私は「負けの原因が特定できるのならば、その碁はシタテ側がきちんと打ててる証拠だ」ということをどこかに(笑)書きました。今日の女子大生はまさにそういう碁。悪癖を直せば「真剣勝負モード」の私と七子で打てる。

私は。今日一局だけ打った有段者の集いでは三段を相手に三十目差の勝ち。一子一段差、一子十目差で単純に換算すれば(爆)私は六段だ(爆々)。そんな相手に七子で勝負になりそうだと言われていることを噛みしめてみて欲しい。

本当に良い碁を打ちました>女子大生。そしてその良い碁は前回の指導碁をきちんと消化してのものでした。

「君、前回の時よりも二ランクくらい進歩してるね」。そういう私に照れた女子大生は「あはは。ではぜひにF先生に言っておいてください」。ふ。もちろんしっかり伝えておいたぞ。「前回F先生が彼女にいったこともしっかり心に刻んで、ここでトリカケにこられるといやだなあと思っているまさにそのタイミングでトリカケにきました。彼女凄いですよ」。ちゃんとF先生にそう言っておいた(笑)。

F先生も君に「馬鹿」と言われたことは水に流して、君の成長を楽しみにしているみたいだったよ(大笑)。また打とう。君の進歩を見るのが楽しみだ(^^)。

照れくさいから面と向かっては言わないけれど、あんな碁を打ってくれて本当にありがとう(^^)。

投稿者 前田博明 : 2004年10月18日 23:00 | トラックバック