2004年11月10日

慣れてきたネコたちと張栩

本日のフリー対局は遅れての参加で手空き。

と、言うわけでネコちゃん1号・2号の対局を見てた。この2人、囲碁を始めて1ヶ月なんだけど、私の「十三路盤の鉄則」もちゃんと読んだし、私が必携の本だと言う『序盤の打ちかた』もちゃんと買ってる。素直に努力する子は伸びるよね。30 手くらい進んだ盤面を見るとプロの棋譜を並べているのかと思うくらいに(^^)立派な盤面。

まあ「プロの棋譜みたい」ってのは、私には想像できない手抜きがあったりすることも意味しているんだけどね(^^;。でも一応カタチになってた。後で1人の子には言ったんだけど、序盤がちゃんと打てるってのはとても大事なこと。序盤をしっかり打ってくれればウワテもいろいろ教えやすいし、また序盤はすなわち囲碁の基礎でもあるからね。

まあ中盤は初心者らしく、大石取ったり取られたり、豪腕に行ったり遠慮しすぎたりってのがあった。お互いにそういうところがあるもんだから、ヨセになってほぼ互角の形成。一箇所20目くらいのヨセを残してあとは数目。ウワテらしく数えて「うん、一カ所ウルトラでかいヨセがあるので、そこを打った方が勝ちますよ」。

その碁は結局その 20 目のヨセを打った子が9目勝ち。おおっ、俺、やっぱり結構目算得意じゃないか(笑)。こうやって「お〜、やっぱり師匠は凄いね」と印象づけておくことも大事だね(笑)。


もう1局見てたのは、コバピと、わりと強い男性の方。四子局でコバピに白を持たせてみた。コバピもそれなりには成長してるみたいで(成長しているので、とは書けない(笑))、「ここは打ち込みの一手」と思ったところではちゃんと打ち込んでいく。

今のコバピに最も欠けているのは「アジ」の活かし方かな。「そこ、アジがあるね」と言うと、まずそこから打ちたがる。「直接の手じゃね〜からアジと言うんだろうがっ」と叱ると、隣で新人の女性も笑っていた(笑)。

でもね。「そこはアジがあるから大丈夫だろうがっ」と指導しつつ、「おや、コバピってそんなにレベル高いんだっけか?」と思ってはいた。アジを見て打つなんてのは有段者の技。いつもいつも馬鹿にされるコバピだけど、そんな高級な指導を受けるほどに進化したんだろうか(^^;。

いや、期待してるぞ。今度五子くらいで打ってみるか、久しぶりに(^^)。私に五子で勝てたら「そろそろ級卒業かもしれません」と言わせてやろう(笑)。

そうそう、この男性の方が局後に尋ねてきた。「前田さん、なぜそんなに全局にわたって読めるんですか?」。

彼が言うのは「ヨミ」というよりも、ある部分でどのように定石を決め、そして手を抜くかということだと思う。「結局は部分の積み重ねなんですよ」と私は言ってみた。「左辺で『こうなったら良いなぁ』と思う局面がありますよね? でもそう打つためにはここに石があって欲しい。ではそこに石を持ってくるために上辺をどう打たなければならないかを考える。そして上辺をそう打つために下辺でどういう定石を決めたら良いのかを考えるんです」。

嗚呼。なんかむちゃくちゃ偉そうでいて、そしてあまり役に立たない抽象論を言ってる(笑)。でも確かに、そう考えながら打ってるな、私。

以前ユパさん(元東大囲碁部)に碁を教えてもらってるとき、ユパさんがよく言ってた。「ここに石があったらいいなと思いませんか?」。当時の私は「あったらいいけどないんだからしょーがないじゃん」なんて思ってたな(苦笑)。簡単そうなことだけど、「ここに石があったらいいな」と考えることは、囲碁の一階梯かもしれない。


その後、F先生に指導碁を打ってもらった女子高生を誘って「ノータイム碁」。時計はないんだけど、一応「双方ともに考慮時間0」ってことで打ち進める。九子で打ったんだけど、終わってみれば私の5目勝ち。いやいや。おじさん、驚いちゃったぞ(笑)>女子高生。まさかノータイム碁で私に食いついてくるとは思わなかった。

「ノータイム」で打つってことは、打つ場所の選択も、相手の石に対する受け方も、ほとんど「経験」と「石の形」からくるんだよね。まあ九子局なので、女子高生に「打つ場所の選択」をする機会はあまりないんだけどさ。私が打つ手にかなり的確に応じてくる。

いつも「ほら、指導なしでガチンコ勝負の碁でも打ってみようよ」と言うと「絶対ヤダ」と拒否する女子高生ではあるけれど、これだけ打てるなら九子ガチンコでもかなり碁になると思うぞ。終局してもちろんF先生に報告しておいた。「この子、私と九子ノータイム碁を打って5目差でしたよ」。

うん、君の成長は本当に見ていて楽しいよ>女子高生。

あ、そうそう。その女子高生。今日はF先生との指導碁でぼろぼろにやられてたんだよね(笑)。なんでも前にF先生に言われたのと同じ失敗をしちゃったそうで、F先生は「いい加減に覚えなさい」ととっちめたらしい(笑)。

「いや、ウワテってのは、シタテが良い手を打ったらそれが良い手になるように誘導し、悪い手を打ったらそこを思い知らせるのが役目だからね」と伝えておいた。女子高生もすごく強くなってるけど、まあでもまだF先生との九子局は手合違い。そうやって良い手・悪い手の指導をしてもらってだんだんとカタチを覚えて行くんだよ。

で、そろそろカタチを覚えてきたと思うから、私とガチンコの勝負碁打ってみようよ(^^;。


そうそうそう言えば。ハッピー・マンデーに張栩が入会した。もちろん張栩ってことなんだけどさ。

この前の月曜日から通い始めて、私は遠目で見て、見た瞬間にびびった。「うげっ、張栩がいるよ!」。実はこの時F先生もびびっていたらしい。「あちゃ。なんで張栩がいるんだ?」。

F先生をさらに驚かせるために(?)、その日はタイミング良くか悪くか、小林覚九段もちらと教室を覗いていらした。「う〜ん、なんか覚先生つながりで新名人が遊びに来ちゃったのかな?」。F先生はしばらくその張栩似の新人から距離を置いていたそうだ(笑)。

この張栩。髪型とかもっと意識して似せて棋院の2F(一般対局場)なんかに行くとみんなビビリますよ、きっと(笑)。打ってると後ろに人垣ができると思う。それくらい似てるんだよね(^^)。

さあ、あなたも張栩を見にハッピー・マンデーに通ってみましょう(大笑)。

投稿者 前田博明 : 2004年11月10日 23:00 | トラックバック
コメント

無念、みんな楽しそうだなー。
あ、こっちはリナザウで文字化けしない?

Posted by: ナッキー : 2004年11月11日 18:17

わーい、ネタになってる〜♪
「わ〜やっぱり師匠は凄いです!」←(まずは言っておかないと・・・)

あの対局を見られて、そろそろ子猫コンビも正式名称がつけられそうな予感してます・・。「コバピさん系のあだ名、付けられそう〜」と子猫2号がビビっておった。1号も同。

Posted by: 子猫1号(仮) : 2004年11月11日 20:08

アヒ。思った通り、見事なネタになっていーるー(-_-:)。
そして読めば読むホド、穴があったら入りたい衝動にかられます。でも私の打った数々のチャレンジャーな手が、どんな手か書かれていないコトが、師匠の『優しさ』に違い無い!と信じていたりする猫2号です(笑)。

実は。あの水曜以来『正式名称/自爆ちゃん』になったらどーしよー?の悪夢にうなされていたり。なので当面は、それが正夢にならぬよう頑張ります。精進します。でも、酒が呑めない理由から『下戸ちゃん』てのもイヤだなし。

Posted by: 子猫2号(仮) : 2004年11月12日 14:52

おぉ、ようやくどっちが1号で、どっちが2号なのかわかったぞ(笑)。

2号ちゃんが言ってるけど、現状で打つ「チャレンジャーな手」ってのは別に問題じゃないよ。

問題にすべきはね、「自分にどんな意図があったのか」ってことね。意図がある手なら今はどんな手を打ってもいい。そしてその意図が通じなくなったとき、今度は「碁には攻める手か守る手しかない」ということを思い出してみよう。そしてその次の段階で「攻めるべき時」「守るべき時」を意識すればいい。そうこうするうちに「定石」とかを知りたくなってくるから、それから定石やプロの打ち碁なんかを勉強してみるといい。

ふふ。まだまだ勉強することのできることはたくさんあるよ(^^)。

Posted by: まえだ : 2004年11月12日 16:09

なに〜?「コバピさん系のあだな」って?失礼ね〜(笑)。

Posted by: こばぴ : 2004年11月12日 19:19
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