2004年12月07日

マコピの合宿結果に思う…

マコピが箱根で行われた囲碁合宿に参加して帰ってきた。彼女の今回のエントリーは 15 級。彼女を 15 級というのはやや辛めの評価かなと思ってたけど、碁を始めたばかりなんだから 15 級で少々「良い思い」をしてもらって帰ってきてくれれば良いかなと思った。

「対局結果はどうだったかね?」と問うと彼女曰く。「ええ、1勝しかできませんでした」。むむ、それはおかしいな。「ちゃんと置き石とか置いて打ったの?」と尋ねれば「ええ」と彼女。

むむ〜。

マコピが弱いのはそりゃ間違いない。碁を始めたばかりなんだから、そんな時期は誰だって弱い(笑)。でも私と打ってみたときの印象からすると「筋」は悪くないんだよね。ウワテが評価すればマコピのことを「15級」とは言わないはず。

そんなマコピが1勝しかできなかったのは。

うん、やっぱり「経験」なんだろうな。私は「理論派」なので「経験」を軽んじる傾向がある。「ヘボな碁」をいくら経験しても、むしろ自分の筋を悪くするだけだってことも思ってる。

ただ、級位者のうちってのは、どうしてもヘボ筋な人と多く対局しなくちゃいけないんだよね。そういう碁にいかに対応するかなんてのはどんな本にも書いてない。本当に強くなればヘボ筋を打ってくる相手には「そんな手があるわけないじゃない。馬鹿ね」なんて軽くいなすことができるんだけど、級位者のうちはなかなかね。

結局そういう碁に対処するためには「経験」が必要なんだよね。私もネット碁なんかでは「負けるための碁」みたいなのを打って、相手のヘボ筋(^^;の勉強をさせてもらったりする(笑)。そういう経験を、「理論派」としての自分と重ねて「ふん。やっぱりヘボ筋じゃあ碁にならないんじゃないか」なんて納得したりする。

マコピ。君は、棋力と比較してみると筋は非常に良いです(^^)。でも今の棋力で自分の碁に自信が持てないのは当然。だから相手があり得ない手を打ってきてもびびってしまうんでしょう。これからもしばらくはヘボ筋相手に負け続けたりすることでしょう。

でも「私の筋は悪くない」という自信は持っててよね。負けたときも「私がへぼだからだ」と落ち込まないでいて欲しい。「筋が良いと認められている私はいつか花咲くはずなんだ」と、そういう自信を持ちつつ、しばらくは筋悪に負ける経験を重ねてみてください。そして筋悪に溺れてせっかくの筋の良さを消してしまわないように、機会があればウワテとも打つようにしてください。1年経てば君はかなり強くなるはずだと思うよ(^^)。

投稿者 前田博明 : 2004年12月07日 08:20 | トラックバック
コメント

マコピと共に成長を楽しむナッキーです。
師匠、ナッキーの合宿結果に思うことはないのですか〜?

Posted by: ナッキー : 2004年12月07日 14:39

ふ(笑)>ナッキー。

なんか君のページの記事を見る限り、知らないうちに強くなってるみたいだな(笑)。最近あまり君の碁を見てないからな〜。

と、いうわけで、あとで棋譜の検討しときますm(..)m。

Posted by: まえだ : 2004年12月07日 15:26

も〜師匠(涙)、カワイイ新人子猫が二匹も入ったから、あたしはすっかりボロボロの野良猫だよ〜。て、最初から野良猫か。ハッピーマンデーでは最初からほったらかされてるね。昨日のハッピーマンデーは、優勢な中で33入りされて、隅で手筋が決まったんだよ!ウッテガエシとかオイオトシとか。でも一番の合宿の成果は、へぼたろさん曰く対局中のおばさん口調らしいぜぃ。

Posted by: ナッキー : 2004年12月07日 15:39

 私が「ものすごい上手」ではなく、「少し上手」の人と打ち始めた頃、「そんな手、あり得ない!!」という手によくやられたものです〜。
なので、今日の記事もとてもよく「分かるなぁ〜」という感じ。いや、今もよくやられてはいますが(汗)。
 逆に自分があり得ない手を打って、ナッキーさんを困らせているのではないかとちょっと心配だわ〜

Posted by: BUBI : 2004年12月07日 18:52

ひゃー、なんか前田師匠ってばスゴイ優しい〜〜〜??えへへ。嬉しいなー♪期待を裏切らぬよう、地道に亀さん歩き(ナッキーはウサギさんなのー)でがんばる。

Posted by: マコピ : 2004年12月07日 23:59

"「ヘボな碁」をいくら経験しても、むしろ自分の筋を悪くするだけだってことも思ってる。"

またまた名言ですね。まさにこれを実感しているところです。「理論」を少し身につけるまで暫く(1−2ヶ月)対局を封印するつもりです。

マコピさんにとっては今は「経験」を重視すべき時期との指摘ですが、上達していく過程において皆それぞれ「経験重視」、「理論重視」を何度となく繰り返していくものなもかと想像しています。

Posted by: マダマダ : 2004年12月08日 01:35

マダマダさん、コメントありがとうございます。でもな〜、マダマダさんも強い方なので、「名言」なんて言われるとちょっと落ち着かなくなってしまう(^^;。

「経験重視」と「理論重視」を揺れ動くってのは確かにそういうもんなんでしょうね。小林覚先生にも「君は、君くらいの棋力の人と比較すると対局数が絶対的に少ない」なんて言われた。で、「完璧に負けても良いから、自分の思った通りの碁を打ってみよう」なんて場をゲットして対局数を増やしてから段々と「知識と経験」の融合ができつつあるように思います。碁を始めた頃は「おかしい。負けるはずのない相手に負けた。ならばもっと棋書を読もう!」なんて思って、本当に「経験」が欠けていたものなぁ…

Posted by: まえだ : 2004年12月08日 01:44

あたしは本を読んでも頭に全然入らない。経験を積んでから理論を振り返ると、吸収がいい。今改めて挫折した入門書が面白いです☆経験→理論のサイクルが合っている。もともと経験重視、感覚派なので♪

Posted by: ナッキー : 2004年12月08日 09:56
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