2004年12月20日

逃げる、守る、手を抜く

今日はお仕事マシンの調子が悪くほぼ欠席。最後の30分くらいだけ参加して人の碁をいろいろと見学していました…。講義のプリントを貰ってくるのも忘れたんだけど、帰り際にちらと見せて貰ったテーマは「逃げる、守る、手を抜く」。


【 黒、生きていますか? 】

【 二目の頭は? 】

囲碁を初めて最初のうち、「手を抜くのかどうか」は相手がそこに打ってくるかどうかで決まる(^^;。相手が打ってきたならそこをお付き合いして、相手がこちらの石から離れたところに打てば自分も守る手を打ったり、あるいはどこか大場に先着する。

ちょっと碁がわかってくると手抜きの判断基準は「生きてるかどうか」になってくる。相手がいくら自分の石に迫ってきても自分の石が生きてれば手を抜くし、次に相手から打たれて死んでしまうなら手を入れる。もうこの段階で「ああ、私は碁が打てるようになったな」なんて満足できるはず(^^)。

そしてもうちょっと碁に親しんでくると、手抜きの判断基準に「アジ」とか「石の形」とか、あるいは「気合い」なんてことも関係してくる。「アジが悪いから手を入れておくか」、「ここは形からして打たざるを得ない」、「アジが悪いけど、ここは気合いだな」等。

ウワテの人と打つとき、こちらの打った手に手抜きされるのも悔しいんだけど、思わぬ形で受けられても緊張するよね。こっちが何となく打った手に対して、「う〜ん、黒そうきますか。これはやっぱり利いてるんだろうな」なんて白が手入れしたりする。「え、俺の石、どこに利いてんの? なんかぜんぜんわかんないけどラッキー。ここは『あ、わかっちゃいましたか』というフリをしておこう」なんて。

教室で出された問題。左の方は「アジ良く生きているんですから手抜きで大場に回りましょう」という問題で、右の方の問題は「次に白から二目の頭を跳ねられるとたまったもんじゃないですよ」という意図だったんじゃないかと思う。多分(^^;。


で、私が教室に到着したときは、既に対局を終えた人がいるような時間だったんだけれども、コバピ、マコピ、グズミちゃんはまだそれぞれ相手の人と打っていた。

コバピはなんか見学の人と対局。お互いに傷を残しての対局でわりと細かい感じ。令文先生も「なんか互いにアタリを放置し続けているような碁ですねぇ」と(笑)。最終的にはコバピが相手の傷をほぼ咎めて完勝。でもな>コバピ。ちょっと悩みすぎだぞ(笑)。あれだけ勝っていてあんなに長考しちゃあダメ。「なんか負けてるみたいだけど、相手があれだけ長考するんだからまだ碁になってるのかな?」なんて相手の人が考えちゃう。さっさと打てば相手の人も「ああ、大差で負けてるみたいだな」なんて判断をすることもできるだろうし。

マコピもやはり圧勝の碁。マコピはまだ初心者同士で打ってるわけだけど、自分の地はしっかり囲んで、そして相手の大石も完璧に取りきり。三人の中ではグズミちゃんが一番細かい碁を打ってたな。ちょっと差を付けられて負けていたんだけど、相手の地にも傷がある。その傷をうまく突いていけばグズミちゃんの逆転勝ちという感じだったんだけど、、、ちょっと傷を突き損ねました。まあ相手の方はグズミちゃんの数倍の棋歴を持つ方。しょうがないか。

でも二人とももう立派な碁打ちになってるね(^^)。基本的な方向感覚なんかは身に付いて来てるみたいだし、近いうちにまた対局してみましょうね。


あ、そうそう。先日話題に出たNさんは名門女子大生と打ってた。名門女子大生が白を持ってたけど、あれは互先だったのかな? 終局間際に盤面を数えて「白が二十目ほど良いみたいですよ」と。で、終局して作ってみるとやっぱり二十目程度白が勝っていたそうで。二人は「おお、前田さん凄いね」とか言ってくれていたらしい(笑)。

いや、終局間際になれば、数えれば誰でも正解を出せるんですよ、実際(^^;。でも私も目算ができない頃は、作る前に結果を言い当てられる人がいると「凄い」と思ったなぁ。こうしてウワテは日々シタテに目に見えないプレッシャーを与え、いざ対局する際にはなかなか負けないようになっていくんだな(笑)。

■ この記事に関連する(かもしれない)ウェブページ(キャッシュデータを利用しています)
  • 革命的格言講座 囲碁教室うさぎくらぶ
    そうだな〜、大切なことは自分が手抜きをしても生きていると思った石にはどんなに心配
    でも絶対に手入れをしないってことだよ。右図は三々入り定石なのだけれど 黒1 と
    オサエられたら白はどうする? ...
  • naoyanの橘中楽々日記:NHK囲碁講座
    しかし、このテーマ図の場面で手抜きして大場に回るのはなかなかできそうにないなー。
    やっぱり自分の石が不安になって手を入れてしまいそう。もっとよく読めということだ
    よね。 手入れの必要性が本当に分かるようになるには、まだまだ修行が足りないな。
    ...
  • 夕暮の空の囲碁日記2: 愚形追放キャンペーン失敗。。
    なかなか強くなれない夕暮の空の囲碁日記です。初段を目指して勉強中です。 ... 手が
    抜けるのなら手抜きが一番なのでしょうけど、なんか心配になって(先が読めなくて)一
    手入れてしまいます。 読みの力がないから仕方ないのかもしれませんが、やっぱり ...
  • 第17号 一手加えるべきか、手抜きすべきか: 囲碁大好き
    囲碁の基本的事項の解説と囲碁上達法についての私見をまとめています。 ... もう、
    生きているのに心配で一手入れてしまうタイプ(蛇足タイプ)と、 その逆にまだ一手
    必要なのに手を抜いて他へ行ってしまうタイプ(画竜点睛タイプ)。 ...
投稿者 前田博明 : 2004年12月20日 23:00 | トラックバック
コメント

「二目の頭は?」の図なんですけど、黒どこにおけばいいのかさっぱりわからないです。白の頭をハネる手はさすがないないと思います(もしかするとある?)が、伸びても、3間に開いてもなーんか嫌な感じです。前田さんならどこに置くのですか?
ちなみに左側は、ひと目で”よまず”に大場にGo!ですね(特に実戦なら)。でも、白って微妙に右と左がつながってないんですよね。そこも気になる。。。

Posted by: だるだる : 2004年12月21日 12:23

横レス失礼します。右の図は何も考えずに伸びる一手ですね。ただ気になったのはどうやって出来た図なのか見当がつかないところ。一路ずれていれば目外し定石なんですが・・・。
星にスソガカリで手抜きして三々かなー。でもそれじゃそわずに下がりだろうし。うーん。

Posted by: めたりん : 2004年12月21日 16:29
コメントする









名前、アドレスを登録しますか?