2005年01月19日

コバピ、覚醒す? 〜 Part II

本当におかしいのだ。永遠の惰眠を貪るかに思えたコバピの話。彼女の様子が全くおかしい。2005年が明けてすぐ、もはや「本年の大珍事」決定かという様相を呈している。

昨日の棋譜。これはF先生にも見せた。「どう? 黒、しっかり打ってるでしょう?」と問う私に「そうですね」と。「どうかしちゃったのかな?」と言う私に対しては「いやいや、コバピさん。前田さんが思うよりは強いんだと思いますよ。前田さんと打つとひどいことになっちゃうことが多いみたいですけど」。ふ〜む、コバピ。君、実は俺のことが大嫌いなのか(笑)?

で、F先生の評価も「コバピはなかなか打てている」とのことだったので、今日はコバピを新たなステージに引き上げるべく、新たな課題にチャレンジさせた。それは「二面打ち」(笑)。協力してもらったのはマコピとグズミちゃん。

「う〜ん、そうだな。五子にしようか」とマコピ&グズミちゃんに五子置いて貰うけど、どうも盤面がスカスカしてる。「五子じゃ辛いか」と呟く私にコバピが眼で訴える。「そう、五子じゃ辛いです。せめて四子にしてください」。ふ、コバピ。あめーんだよ、おめーはよー。辛いのはマコピ&グズミちゃんの方に決まってるだろ(笑)。んで、六子局に決定(^^)。

しばらく見てた。

で、今日のタイトルが「覚醒す? 〜 Part II」であることから想像できる通り、コバピは初めての二面打ちをやけに立派に打ち回す。「がーん、その二面打ち、俺が初めて打った二面打ちの十倍ちゃんと打ててますから…」。「コバピさ〜」と呻く私に「はい?」とコバピ。「君にそんなしっかりした碁を打たれると、囲碁雑考のネタがなくなっちゃうんだけど」。

私の冗談に一応耳だけ貸して「ふっ」と碁に戻るコバピ。結局この二面打ちは一勝一敗だったそうな。しかも、負けた方は、いつも私にいぢられまくるコバピが二面打ちなんかしてるのが珍しく寄ってきたギャラリーの助言によるものみたい。素で打っていれば両面ともコバピの勝ち碁だったみたいだな。う〜む。。。


私はと言えば。コバピが二面打ちする前に、やっぱりマコピ&グズミちゃんにお願いして二面打ちをしてた。九子局。「その手、攻めるつもりなの? 守ったつもりなの?」と、私が得意とする呟き碁で打ってたんだけど、これはふたりとも私に完勝(^^)。教室のみんなにはもう言っておくから。「君たち二人は私に九子で勝てる」とね(笑)。これからみんなのプレッシャーが強くなるけれど、しっかり耐えて強くなるんだよ(^^)。

山下棋聖対羽根直樹挑戦者 第七局そんな二人だけど、実はとってもファンキーなことを言ってた。なんか入門者向けの教室で、昨期の棋聖戦七番勝負七局目の棋譜を覚えろと言われたらしい。山下棋聖(当時)が最後に勝負手でぐりぐり出て行って、結局全滅で投了した碁。

「私たち、これなんで白の負けになったのかわからないんです。実際二人で引き継いで打ったら白の圧勝でした」。

「あのさ、この碁を投げたのがなんでかはちょっと考えればすぐわかるんだぞ」という私にグズミちゃんが言う。「え〜、だって一般対局室で並べたときも、周囲の人たちが『あぁ、こりゃ白圧勝だ』って言ってましたよ〜」。わっはっは。その人たち何級だよ(笑)。

もちろんこの碁は下辺にはみ出した白全滅で白惨敗。作ったなら黒の八十目程度勝ちかな。「これさ、下辺の形。部分的に見るとどういう形なんだっけ?」。問えば二人とも即座に答える。「セキです」。そうだね〜、よくわかったね。これはセキ。でもセキにしている白の外ダメを詰めていくとどうなるんだっけ? 「え〜と、白死にます」。ぱちぱちぱち。よくできました〜。わかってるんじゃないか(^^)。でも彼女たちは言う。「でも、これ白が死んだら負けですか?」。

ああ、なるほどね。そこら辺りからよくわかんないんだね。そんなどでかい白が死んだらどんな碁でも負け。と、いうかほぼ死んでるのを覚悟して勝負に行ったんだよね、この碁。まあその辺の感覚は、徐々にわかるようになってくるよ(^^)。半年くらい後にこの記事を読み直して「私たち、なんてかわいかったんでしょう」と笑ってみてくれ(笑)。


そんな二人と二面打ちをして、そしてその二人にさらにコバピとの二面打ちに送り出した私は、、、

暇そうにしてた女子高生と対局。

「何子までなら教えてくれるんですか?」。この女子高生はそれなりに強い癖にいつもそんな甘えたことを言う(笑)。「君ね、もはやそんな甘えは卒業して良い棋力だぞ」と言うのに「え〜、だって〜」と女子高生言葉(苦笑)。

「う〜んと、そうだね。じゃあ九子でやって、あまりにひどい手があったら言ってあげるから」と対局開始。

対局前はえらい甘えたことを言う彼女だけど、いざ打ち始めると結構真剣。自分の石が取られても「そこチャイっ!」とは言わずに一所懸命打ち続ける。うん、甘えたこと言ってるよりも、そういう姿の方がかわいいぞ>女子高生(笑)。

まあ「ひどければ指導してあげるから」という心構えもあって、私が多少緩んではいたけれど、それでも終わってみれば 45 目 対 37 目。準ガチ勝負の中でそこまで打てれば立派なもんだぞ>女子高生。

F先生にも報告した。えとね、女子高生がね、準ガチ勝負の九子局で、私に8目差まで迫りましたよ。ただケイマの突き出しを打つ癖があって、それで結構損してたかな。

F先生は女子高生に言う。「え〜っ。ケイマの突き出しは打っちゃダメだって、僕が何回も言わなかったっけ?」。女子高生は応える。「やべ〜、ばれちゃったよ。前田さんにそこはケイマの突き出しだと言われて、やべ〜、これいつも言われてるよと思ったんだよな〜」。

ふむ。この女子高生。もちろん年は若いんだけど、微妙にボケが入ってる(笑)。「形」で教えた手は10回くらい繰り返さないと覚えないんだよね。「今年の目標にします。ケイマの突き出し打たないこと」。あっはっは。1年も経たずに覚えろよ(笑)>女子高生。

と、そんなこんなで、本日もいろいろあったハッピー・マンデーでありました。

それにしてもコバピ、変だよなぁ(笑)。

投稿者 前田博明 : 2005年01月19日 23:00 | トラックバック