2005年01月10日

やけに高度なウォームアップ(笑)

ハッピー・マンデーの新しいクールが始まりました。今クールもよろしくお願い致します。

さて、本日の講師は高梨聖健八段。配られたプリントには、碁を打つ際の心懸けみたいなのが書いてあって「新しいクール」というイメージを出していたんですが、問題はなかなか高度でしたね〜(笑)。

ちなみに心懸けは以下の5つ。


  1. 石を正しくつかむ
  2. 打つところを決めてから石をつかむ習慣をつける
  3. 姿勢を正しく、背筋を伸ばす
  4. 石は置くものでも指すものでもなく打つものです
  5. あまりの長考は相手を不快にさせます

ふむふむ。「ハガシ」なんかのことが書いてないのは「あまりに当然」だからなんでしょうね。「石を正しくつかむ」ってのは「簡単じゃん、そんなの」なんて思われるかもしれないけれど、でも私も最初は人差し指と中指のどちらが下に来るのか悩んだりしました(笑)。

で、正しくつかめるようになると、今度は「格好良くつかむ」ことを覚えたくなる。私が最初の囲碁合宿でプロ棋士に教えて貰ったのは碁笥から取り出した石をクルリとひっくり返してから打つ方法でした(^^)。同時に既に置かれている石の隣に打つときに「パチンッ」と良い音がする方法(笑)。

「そんなもん覚えてもしょーがねーじゃん」と思われるかもしれないけれど、これ、できるできないで満足度も違うし、相手に与えるプレッシャーも違うんだよね(大笑)。


と、そんなことを言いつつ問題は「ストレッチ」と題された詰碁。ふ。これがストレッチ程度にできればハッピー・マンデーの生徒じゃないぞ(笑)。

新年の問題1
新年の問題2
新年の問題3
いずれも黒先白死。

まあ左端の問題ならノータイムもそんなに驚かない。「イカニモ」な感じの両ノゾキで白は死に。

でも2番目と3番目はちゃんと読まなくちゃ解けないよね〜。問題2はアテコミから読んでしまいそうだし、問題3はコスミあたりから読み始めそう。「ひえ〜、クール最初の問題から躓いたよ」とお嘆きの方々。だいじょぶですからね。何度も書いてるけど、私が詰碁を始めたのは棋院のネット認定で1級を貰ってからのこと。詰碁が苦手なら、死活問題にならないように碁を打てば良いだけの話です(^^)。


講義後の対局。今日はいつもと違う方が手合いを組まれたのであちこちでやや手合い違いが合った様子だけど、私は教室の中ではかなり強い方の男性と対局。手合いは二子。まあここのところの私の伸びも計算に入れれば、相手の人が相当に伸びていない限り二子ならやや余裕がある。

新年の二子局
【 新年最初の二子局 】

まあ一見して白が走ってる。

初手は二子局の際は常に小目。で、相手が小目ならばカカリ。

左上。「例の定石」になってますよね。本当は二子局なんかでこんな定石は選ばないのが普通。ちなみに聖健先生はコスミで打つのが好きだと言っていたな。私は日頃ここでこの「例の定石」が好きだと言っていて、それで敢えて相手がこのハサミを選択してきたので受けて立たないと申し訳ないかなと思って(爆)。

私の19を挟んできたのはなかなか積極的。でも私は実戦の黒50が打ちにくいだろうと考えていたので、これはこれで満足。左上の定石は後の E15 のキリが狙いなので、そこのキリの破壊力を無くすのが白の目標。で、あれば黒50を打つタイミングはなかなかないだろうと考えてた。実戦で黒50を打たれた瞬間に「うん、勝ったかな」と思った。

黒の後悔は黒42のサガリ。白47みたいな下らない生ノゾキに受けざるを得なくなってしまって、そこでイヤな感じがしたとのことでした。

で、掲載譜。本当はここから面白い勝負もあるんだけど、次の黒の手がちょっと緩い感じだったんですよね。「あ、ラッキー」と思ったのは覚えているんだけど、どこに打たれたのか思い出せない(^^;。

最後は黒が中央をまとめようとしたところを削るうちに右辺の白が圧倒的に得なフリカワリとなったところで黒投了。

本当はハッピー・マンデーで二子局なんていう碁を打ちたくはないんだけど(もっと下手の人たちと打っていたい。伸びが実感できて楽しいんだもの)、まあじっくりと打っての完勝で満足です。

でも二子局は黒も難しいんだよね。ハンデがあるようでいて、一手緩い手を打てばあっという間に互先モードになっちゃう。「ハンデがあるんだから」と思って打ってるとあっという間にボロボロになっちゃう。私は二子の白は好きですが、二子の黒は嫌いです(笑)。


ん〜で。私の弟子たちの状況。凄かったのはグズミちゃん(^^)。「じゃあ○○さんと三子で」と言われたグズミちゃん。相手の方が三子置くのを、白石を持ちながら静観していた(笑)。いや〜、二期目のクールで相手に三子置かせるとは大したもんだ(大笑)。しかも私が級位者のうちの置き碁・白の難しさをいつも強調しているのになあ(笑)。

えと。

本当はこれはたんなる間違い。相手の方がいつも強い人と当てられるせいか、「ああ、置き碁ってことは私の黒だな」と思いこんで黒石を持ったとのこと(^^;。でもグズミちゃんも、ちゃんとこういうネタを作ってくれるところがエライよな〜(笑)。

マコピとコバピは手合い違いの碁を組まされていずれも圧勝。コバピは101目対37目なんていうふざけた差で勝ったみたい(笑)。マコピの結果は聞き忘れたけど、マコピもそれくらいだったんじゃないのかなぁ。

いつも「白の難しさ」を言われているコバピは、私に結果を報告するときにビビっていたな。「私、ダマしたつもりじゃないんですけど、ダマしてしまっていたでしょうか?」。

あはは。見てねーからわからねーよ>コバピ。でもそういう心がけを持っているのなら、そんなにびびらなくても大丈夫だよ、きっと。君は相手を騙す云々よりも、俺たちと打つ際に「黄金の一発」でいっぺんに碁を壊してしまうことがあるのをもっと気を付けなさい(^^;。

と、いうわけで、弟子たちも良いスタートを切ったようでした。

あ、そだそだ。完璧な余談なんだけど、教室に入ったとき、キムスジュンが誰かと早碁打ってました。キムスジュンは昔書いたけど結構気にしてる棋士だったんですよね〜。えと、そんな風に「過去形」で書いちゃ失礼だけど(^^;。でもしばらくあまり見なかったと思いませんか?>キムスジュン。最近またちょっと目にする機会が増えてるけど。

せっかくの機会なので伝えました。「キムさん。私ファンなんですよ。(もっと)頑張ってください」。ふ。もちろん括弧内の言葉は省略してお伝えしましたけれども(^^。

そんなこんなで。改めて、今クールもよろしくお願いしますm(..)m。

投稿者 前田博明 : 2005年01月10日 23:00 | トラックバック