今の棋力になっての結論として、「あまり初心者のうちからの棋譜並べは大して勉強にならん」と思っています(^^)。思っていますが、それでも「先日の棋聖戦、二回も切り結ぶ形が出てきて面白かったね」なんて言いつつ、すらすらと碁盤に並べれば、それはそれで格好良いですね(^^;。あるいはいぢわるばかり言う高段者の前で、さっさと「耳赤」の棋譜を並べて、例の手の前で「さあ、あなたはどこに打ちます?」とか(笑)。
そんなわけで「どうしても棋譜並べ」をしてみたいという人のために、私が実践している簡単な棋譜の記憶法を記しておきます。
で、上図を見て頂ければすぐにバレちゃうように、私の使っているのはやっぱり GoBase.org。
ここは英語サイトですが、世界中の囲碁情報が集められていて、ビッグタイトルの棋譜も、たいてい翌日には掲載されます(棋譜の閲覧等、便利な機能を使うには無料アカウント登録が必要です)。
このサイトで自分が並べてみたい棋譜を検索(棋士名で検索できます)して、ブラウザ上に目的の棋譜を表示。いったん棋譜が表示されればあとは見てわかる通り、矢印ボタンを使って手を進めたり戻したりすることができます。
そして。
これからが本題なんですが、ここの碁盤は棋譜を閲覧するだけでなく、自分で着手することができるのです。そして着手位置が正解ならそのまま碁石が表示され、もし間違っていると、上図下部に表示されている緑のインジケータが間違いの大きさに応じて赤い表示になります。
つまり、何度か表示させてそろそろ覚えたなと思えば、矢印ボタンではなく、碁盤上をクリックすることで着手を進めていくことができるのです。わからなくなれば矢印ボタンを押せば正解がすぐに表示されるし。
これはすごく便利で、私がこれまでに覚えた棋譜は、すべてこのサイトを利用して覚えています。
本題はここまでで、あとは補足。
囲碁の勉強に棋譜並べが良いというのはよく言われています。但し、着手の意味がわからずに棋譜並べをするのは、効果なしとは思いませんが労多くて実り少ない学習方法だと思っています。そういう時期には棋書を読む方が勉強になる。
また、上では「棋譜並べ」と「棋譜暗記」を同じもののように扱ってますが、私は基本的に同じものだと思っています。プロでなく、しかも棋力がさほど高いわけでもない私たちに、プロの着手の意味を「全て理解する」ことなど望外のこと。であれば、一手置いて「ほほ〜」なんて感心することもできません。全体を覚えて、そこから「雰囲気」や、運が良ければ「利き筋」を感じて勉強するんですね。
さらにPC上で棋譜並べをすることに、物足りなさを感じる人もいらっしゃるかもしれません。棋譜並べは総譜を見ながら実際の盤上に並べる方が「本格的」な感じはしますよね。実は私もそうでした(^^。
総譜を見ながらの棋譜並べに3時間を要した私。それでも「棋譜並べとは総譜を見ながら行うもの」と思っていました。が、ユパ先生の一喝。「無駄ですね」(笑)。以来私は部分譜を見ながらの棋譜並べを行っていたりもしましたが、この Gobase.org の碁盤を利用した棋譜暗記の方がさらに効率的なようです。
図に表示しているのは、既にお気づきでしょうが今期棋聖戦第二局。128 手という短手数なので覚えやすいですね。そんな中で切り結んだ形が2度も出てくるのが面白いし、大石を取るか取られるかの中での利き筋や用心の一着なんかも出てきて、まあ参考になります。最初に覚える棋譜としてもわりととっつきやすい棋譜だと思いますよ(^^)。
投稿者 前田博明 : 2005年01月31日 13:24 | トラックバック