今日は約束していた名門女子大生との碁が第一局。
ほんと、彼女は面白い子で、「F先生の馬鹿っ!」はもう伝説になってる(女子大生が恥ずかしがるので詳細は書かない(^^;)し、先日も対局してたN埜さんに言った。
「あの〜」。「はい、なんでしょう?」とN埜さん。「なんでそんな後手ヨセばかり打つんですか? 後手が好きなんですか?」。N埜さん、大ショック(笑)。
いや、彼女としてもこれは「いぢわる」で言ったんじゃないんだよね。女子大生はなかなか強いんだけど、まだまだ彼女よりウワテな碁打ちが教室にはいっぱいいる。だからいつもヨセは全部先手で打たれたり、後手に見えても狙いを持った手が多いみたい。だから彼女はN埜さんの手を見て「それ、後手に見えるけど私が無視しちゃいけない鋭い狙いを含んでいるのかもしれないわね」と思ったらしい(^^;。
そんな彼女が「何子が一番勉強になるんですか?」と問うんだけど、まあ「一番勉強になる手合い」ってのはないよね。置き碁でも先にも、それぞれ学ぶところはあるから。
今日は水曜日で2回ほど打てるだろうから、まずは九子局。彼女は九子で私に勝つ十分な力を持っているので勝って自信を付けてもらおうというプラン。しかしそうは言ってもあっさり勝たせては「なんだ、この人弱すぎて勉強にならないわね」と思われるかもしれない(笑)。よって第一着は「孔令文の手」。
多子局で初手をここに打つ人はいるかな(^^? 私は取り敢えずこの手は令文先生が打つのしか見たことない。先日の私との七子局でもここに打ってくるので「先生、そこ好きですよね」と言ったら「研究されていたんじゃアジが悪い」と一路下に置き直していた(笑)。そう、あの碁は2目差で負けたけど、本当はその時点で俺が勝ってた(爆)。
それはともかく、私は九子の手合いの人にこういう変則的な打ち方はあまり好きじゃない(^^;。一応「見慣れない」位置だから、シタテが焦っちゃったりするでしょう? でも今日の場合、「九子の手合いじゃないね」と認識しているので試してみたって感じ。
でも結局この碁は、この孔令文の手がいろいろと働いてしまって、白の勝ちになっちゃったんだよな…。「孔令文の手が気になっちゃったかな?」と局後の検討。すると彼女は「いえ、以前前田さんが相手が響いてこないところに打てば自分もどっか守ってれば良いと言ったのでそんなに気にはなりませんでした」。うん、それはすっごく正しいし、そう言ってもらえて良かった。でも石が混んできたときに、この第一着が働いてしまったのは事実なんだよな。。。
彼女は。かわいらしい外見と、ちょっとぼけたキャラクターにふさわしく(?)、ちょっと変なところで「ビビリー」な手を打ってしまうんだよね。たとえば彼女は互先では好んで三連星を打つ。この九子局の後も互先での打ち方講座みたいなのをやってたんだけど、「そう言えば前田さん、私の三連星を見て気合いが入ってるとか言ってましたよね?」。
そう、だって三連星は「私はこの布石で行きます。さあどうかかってきても私はあなたの石をいじめて得して行きますよ!」って布石。「さああなたも好きなように打ってご覧なさい」と、相手に手番を回す意味もあるよね。
でもこの女子大生。「私、私みたいなヘタクソがかかっていくのはナマイキだと思って、それで遠慮して三連星にしているのです」なんて言う(笑)。いやさ>女子大生。カカリがナマイキなんてことは絶対にありませんから(^^;。そういえば九子局でも隅へのカカリに対して「普通に受けるのはナマイキかしら」と考えてナラビで受けたところがあったな。でもむしろナラビの方が「頑張った手」。碁は普通に打つのが一番謙虚ですよ(笑)。
で、そんな女子大生との実戦を終えて、手空きになってる人たちをまとめて三面打ち。女子大生、グズミちゃん、マコピの三人。みんながどのくらい打つようになったのか見るために先(セン)で打ってもらった。
この碁はみんなそれぞれ頑張ってきてた。久しぶりの三面打ちでキョドったのもあるんだけど、でもどの盤もそれなりの形になっていて、いずれも私との先を打ち回してる感じ。
なかでもグズミちゃんとの碁はふと気付くと中盤にしてやけに白の形勢が悪い。「あれ、三人と打っていてグズミちゃんだけに勝たせるわけにはいかないんだけど?」と思いながら勝負手を放ったりして差を詰めてく。詰めてはいくんだけど、グズミちゃんもなかなかどうして崩壊しない。
「むむ〜、まあ僅差なら良いか」と思って寄せていったところで白に大チョンボ発生で、グズミちゃんには40目も勝たせてしまった(^^;。うむむ。最後は俺のちょんぼだが、白の勝負手に崩壊しなかったところは「ちょっと」自信持っていいぞ(笑)。
あとの二面はいずれもだいたい20目差くらい。君たちにとって20目差は「僅差」でしょ? よく頑張って打ちましたよ>マコピ、女子大生。「持碁にしようとしたんですか?」とマコピや女子大生。いやいや、私はF先生じゃないので三面を持碁にしようとする能力はないよ(苦笑)。君たちがそんなに買いかぶると私は辛くなる(笑)。一応「受けをひどく間違えれば潰しますよ」という気持ちでは打ってた。君たちの碁に「緩い」手はあったけど「ヒドイ」手がほとんどなかったということだね。それもまた自信を持ってヨシ(^^)。
尚今日は、コバピの碁は全くみてないんだけど、へぼたろさんと打ってた。途中コバピが、勝手な見損じでやられたときに「あ〜、私騙された」と叫んでた。いろいろあって(笑)、「騙す」という言葉に敏感になってる私たち。へぼたろさんはコバピを叱ってた。「騙してないだろうがっ」。あとでコバピは一所懸命へぼたろさんに謝っていましたとさ(笑)。
みんな、いい味出してる教室だわね(苦笑)。でもコバピ、君たまに大声で叫んでうるさいから、もうちょっと静かにしなさいね。子供じゃないんだからね(大笑)。
投稿者 前田博明 : 2005年02月09日 23:00 | トラックバック