今日はハッピー・マンデー今クール最後の自由対局日。私は手空きでいろんな人の碁を見て回ってた。そんな私に気を遣って下さったF先生。「前田さん、打ちますか?」と。超嬉しい。でも最近私、指導碁打って頂く頻度が高すぎる気がする。初心者向け教室に行ってるウワテが恵まれすぎるのは反則だとも思うので泣く泣く断った。「いえ、誰か遅れてくるかもしれませんから、その時のためにリザーブになっています」。F先生、打ちたくないわけじゃ決してないんですよ(;_;)。
で、結局遅刻者は現れず、しばらくして一局打ち終えたT君(「有段者の集い」で初段で打ってるらしい)をつかまえて対局。
「えと、僕1級ですから黒持たせてください」と私。ハッピー・マンデーはあくまでも級位者の教室なのでランクは1級で打ち止め(笑)。もちろんT君はそんな私のお願いを聞いてくれるわけもない(苦笑)。「手合い、どうしましょうか」と悩みつつ、結局四子置いて貰った。四子ではなかろうと思ってはいたものの、初段の人に五子も六子も置いて貰うほど偉くない(^^;。
これがT君との碁。
下辺で二目を叩かれてるのに放置してたり、白に「あり得ない」手があるのは認める(^^;。ただT君の棋力がどんなもんなのか全くわからなかったので、いろいろ確認の手を投げるのに忙しかったんだよね<言い訳かな(爆)。
序盤の攻防で、いきなり黒は力を溜めたところで白に凌がれ、かつ自分の大石がむしろ壁攻めを喰らうなんて状況になっちゃった。
この後左辺でも上下ともに三々を持って行かれて、結局40目差くらいだったかな? T君、初段で打ってるだけあって、一手一手を見ると「ひで〜、ありえねー」なんて手は少ないんだけど、まだ「大きなところ」の見極めが弱いし、「そこにどういう手があるのか」ってのが見えてないみたい。まあ後者に関しては経験が解決するんだろうね。前者に関しては『布石のベスポジ』なんかを眺めてみるとか?
彼が序盤で小さいところを打った手を指して言ってみた。「T君さ。そんな小さいところを打たずに左辺の星か星下あたりに打てば良かったんじゃないの?」。するとT君曰く。「いえ、読んだ棋書に『守って勝つのではなく攻めて勝て』とありましたから」、と。
良いこと言うね!>T君。私は唾を飛ばして説明した。「T君、君は武宮先生の本を読んでいたよね。武宮先生の三連星とは守りの布石なのかい? 入ってこいよおら! という布石じゃないのかな?」。「序盤の布石や大場が大事なのは、そのあとに『攻め』を行うための準備なんじゃないかい?」。T君は「なるほど!」と理解してくれた(^^)。
ところでこれ、右上の黒、ひどいでしょ(笑)。これは私が先日、巻幡先生相手につい打ってしまって一気にやる気をなくした碁と同じ形。実戦図と決めておくグズミを決めた図を載せておきましょう。
えと実戦図。「白も右辺のハネは打たないだろう」(黒が受けないから)って意見はあるでしょうね(^^;。ただこれは黒が受けてしまうとどれだけひどくなるかわかってもらうために打った手ですのでご勘弁を(^^)。
T君は、ほぼ「詰碁の知識だけ」で初段を打ってるような感じがあるみたい。それだけ経験のわりに詰碁の知識は大したもんなんだよね。そういう基礎トレーニングがしっかりしているだけに、「目の付け所」をしっかりマスターすれば、あっという間に「本当の初段」になれるんじゃないでしょうか(^^)。頑張ってくださいね。
で、手空きの隙にコバピの碁も見てた。先日褒めてまたすぐに貶すのもなんだけど、ひどかったな〜。まずマナーの問題として「目算もできねーくせに負けてるとか絶対言うんじゃねえ」。これは前にも言ったのに、昨日もまた「私負けてる〜」とか言ってた。相手がお友達だから良いけれど(いや、それでも良くないが)、「あんたが負けてるって言ったから緩んだのになにそれ?」とか相手に思われたらアジが悪いでしょうに>コバピ。尚コバピが「負けてる〜」と言った時点。コバピが最低20目は勝っていて、正しくヨセれば40目くらいは勝つはずだった。
それから「貪り」。相手に大きく辺を囲われたところ。ツケから行って大きく荒らす手が残ってたのに2目貪ろうとして荒らす手を失った。先手マイナス30目くらいの手を打ってたな(笑)。相手の子は「いや、コバピさんは絶対そう打つと思ってました」と。君の貪りはかくも有名になった(爆)。
それから「見合い」の手。「見合いの一方は必ず打て」とか「見合いのところを自ら打つな」ってのは何度も何度も言ってるよな>コバピ。昨日はまた見合いのところを自ら先に打っていた。「なんじゃそれ」という私に「あ、一眼しかないんだと思いました」。「思いました」だけで打ってんじゃねーぞ>コバピ。
教室が終わってから聞いてみた。「君は打てる可能性のあるところ、いくつも見回してどこが大きいか判断して打っているのかね?」。コバピの答えは「はい」。「そうか、じゃあその判断が間違えているんだな」と一刀両断。
「あのさ。俺、君に棋譜をいろいろ送ってるよね。その棋譜見ながら次の一手とか想定しながらみてみたらどう?」と言うと、コバピは「やってますし、だいたいあたります」と。なんで俺の棋譜を見て俺の次の一手は当たるのに、実戦では小さいところから順に、あるいは大きいところも小さくするような手順で打つんだ(;_;)。
こんなコバピを強くする方策をお持ちの方。ぜひともご一報ください(^^)。
投稿者 前田博明 : 2005年03月30日 23:00 | トラックバック