本日覚えたのは、やっぱり「大竹先生を並べてみよう」ってことで第十回日中スーパー碁の曹大元九段戦。96年に打たれた一局です(棋譜ダウンロード)。
この碁、黒の両小目に、白は星・小目のコンビネーションで対しています。で、くどいようだけど黒5(笑)。やっぱりこういうカカリが一般的。白のウケを待ってミニ中国流を敷いています。
で、白8で右下に高ガカリには一間バサミ。以前私が「好きな定石だ」と言ったハサミですが、実はどういう局面でこのハサミを使うのかいまひとつ理解してません^^。今度このハサミの棋譜をいくつか並べてみようかと思います。
で、白12を無視しての黒13。これはやはり私の持っている定石書には記載されていません。「断固ハネルところ」と書いてある^^。もしかしてこれは上辺のミニ中国流を背景にしての場合の手なのかなと思って見てみると、大竹先生は77年の名人戦で、林海峯九段に対して全く同じ碁を打っていますね。
でももっと調べてみると、別にミニ中国流など背景になくとも、マイケルレドモンド七段(当時)が、趙善津七段(当時)に対して白番でこのカタチを打っていたりする。また調べて見るけど、このカタチが気になるようだったら今度誰か先生に聞いてみようかと思います。
白24のケイマ。「当然」のところ。でも前に書いたように、初心者の人はここで一間飛びを打ってしまったりするんですよね。「三つならんだら一間飛び」の誤解。こういうところでもやっぱり「カタチ」が大事です。
黒31の高い二間開き! これは当然こう打つところでしょうね。私もしかするとこのカタチで高く開いたことがないかもしれないなあ。ここで低くヒラクのなんて考えにくいよなあ…。あ、まあそもそも私は右下のカタチになることがないわけですが<今度やってみます。
続いて白32には手拍子で 12 の十七に受けそう。「ああ、こいつ這うんだな」とばれたら全部押し切られそうですね^^。
白36に対する黒37は想像だにしない手だなぁ。黒5の石はまだ三々も残ってるから、この辺を動きにくい気がしてしまう。でもだからと言って白36に対してツケヒクわけにはいかないし、かと言ってハサムのもしゃれてない。私ならコスミを打ちそうなところだけど、ここはいっそのこと相手に任せてカタチをキメルって感じなんでしょうか。これ、結構格好良い手だと思うのです。
で、私の棋力の低さを示すのは黒53。これって「どうなっても生きます」という読みがなきゃ絶対打てないところじゃないですか。動き出して死ぬようなことがあると、そこだけじゃなくて周りも痛めまくっちゃって。白58と抑えられた時点で「ああ、失礼しました」なんて諦めてしまいそう。ここで黒59からシボリで打てるんだってのは、当然読めばわかるはずなんだけど、でも自信ナシ^^。
ああ、そういえばこの碁はシボリがいっぱい出てきますね。最後の方で下辺でも出てきます。
黒161で白投了。なんとなく白も地が大きそうですが、絞られたのもあって結構大差がついているみたいですね。ちなみに私が「シボリまくって勝った碁」ってのはこれまでの棋歴の中で一度だけ^^。しかもシタテ相手(手合いは互先だったけど)だったものなあ。チャンスにびしびしキメル、こういう碁が打ってみたいです(^^)。