2005年04月12日

昨日のコバピな碁

コバピ白の二子局ああ、昨日はなんだか慌てて記事を書いたので忘れてた。左図がコバピの碁。シタテの方との二子局だったみたい。

もちろん、私も対局があったのでちゃんと見ていたわけじゃないんだけど、序盤はこんな感じ。大いに驚いたのがミニ中国流^^。私も過去数回しか打ったことのない布石で臨むなんて、コバピも勉強してるんだな^^。コバピが打ってる後ろから「げ、生意気な布石打ってやがる!」と言うと、私が見てると思わなかったコバピは飛び上がって驚いてた(笑)。自分でもちょっとどきどきしながら打ってたんだろうな(笑)。

で、コバピが打った碁だからもちろん注文もある(^^。

まずウラガカリに対する応手。コバピは小ゲイマにウケたんだけど、これは一般的には一間にウケるようですね。裏ガカってきた相手へのプレッシャーが違うし。

それから右上で決めたスベリ。これ、ちょっとタイミングが早いように思う。それからコバピはスベリをウケさせて手を抜いたんだけど、普通は16の八くらいに備えておくもの。

スベリをキメルということは、すなわち「三々にフリカワル可能性を消す」ということだよね。三々にフリカワル可能性がなくなったということは、17の八とかへの打ち込みが厳しくなるんだよね。

参考までに言っておくと、プロの実戦でも手抜きがないわけではない。でもその場合は即座に相手から打ち込みがくる。その打ち込みへの対応を考えた上ではないと手抜きはできないんだよね。つまりコバピくらいのうちは手を抜くなということ^^。いや、私でも手を抜かないけどね。

「でも」とコバピは思うかもしれない。「そんなところにまで手を入れていては碁に遅れてしまうんですけど」。うん。そう思うだろうな。その思いはわかる。そういうときは逆転の発想だよ>コバピ。君は滑ったあとに手を入れたくなかったんだよな。で、本当は滑った後、手を入れておくべきだった。すると、そもそもスベリが時期尚早だったんだよ。スベリを打たなければ打ち込みは怖くないよね<三々にフリカワル手があるから。

「なんかここ黒だけしっかりしたカタチみたい」と思ってスベリを打ったんじゃないかと思う>コバピ。しかし黒だって星からケイマでしまっているだけ。まだ手のつけ用はいくらでもある。スベリを決めてしまったからこそ、この部分での黒がより強くなってしまったんだな。

尚、左上の定石完成後に相手の詰めに受けなかったのは大したもの。ビビリな私が受けてしまって矢代先生に叱られたのを覚えていたかな(笑)?

でも上辺への打ち込みはちょっと時期尚早だったように思う。実戦ではうまくサバいていたけれど、上辺は左右ともに黒鉄壁のところ。そういうところに打ち込んで自分だけ弱くしてしまったのは棋理に反する。

コバピは、12の三と18の三が「見合い」であるという私の指導を印象に残してるんだと思う。だから12の三に打てば相手が18の三に打ってくれると想定して、「それなら私上辺で二間開きが打てるわ!」くらいに考えていたんだと思う^^。しかしそれは勝手読み。確かに12の三と18の三は「見合い」。でも打ち込んだ白が一方的に弱ければ、相手が守るだけの手を打ってくれるはずもないんだよね。

コバピが上辺に打った時点で狙うべきはもちろん下辺。下辺は黒石が全部四線にあるでしょ。つまりどの石にもはっきりした根拠がないんだよね。その辺りを突いて行けばもっと簡単に碁を進めることができたんじゃないかな。

実戦は上辺の打ち込みのせいでちょっと左辺を痛めてしまった。まあ全体的には良いカタチが打てていたとは思うけどね>コバピ。


ところで。授業が終わってからコバピに聞いてみた。「君、いつからミニ中国流なんか打つの?」。私も数回しか打ったことがないんだから、むろんコバピにミニ中国流を教えたことなんかない。コバピ答えて曰く。「えと、今日が初めてです」。

あはは>コバピ。なんかへぼたろさんのブログ私の記事などにミニ中国流が出てきてたから打ってみたんだろうな。それはなかなか可愛くてよろしくてよ(笑)>コバピ。

■ この記事に関連する(かもしれない)ウェブページ
  • Amazon.co.jp: ミニ中国流の徹底解明―最速の方程式 (MYCOM囲碁 ...
    プロの間で盛んに打たれ、スピード重視で主導権を握る最先端布石「ミニ中国流」を、林
    九段がパターン別に詳解。割り打ちにツメる変化はもちろん、いきなり肩ツキ、いきなり
    ツケといった、アマが見たことのないような形まで徹底的に解説している。 ...
  • 囲碁雑考 RETURNS: 本日の棋譜 〜 ミニ中国流
    探し当てたのは(ってか、ミニ中国流の棋譜はたくさんありますけどね)二十一期名人
    戦リーグから趙治勲九段(白)と片岡聡九段(黒)の碁。打たれたのは96年。これまた私
    が碁を知らない時期の碁ですね^^(棋譜ダウンロード)。 ...
  • ミニ中国流とは - はてなダイアリー
    ミニ中国流(-ちゅうごくりゅう)は囲碁における布石手法の一つ。右上空き隅、小目、
    相手の星へのカカリから星脇へのヒラキまでの一連の配置を指す。下図下辺の黒の配置が
    ミニ中国流である。右上隅の着点は必ずしも決まってはいないが、星との組み合わせ ...
  • 【楽天市場】ミニ中国流の徹底解明:楽天ブックス
    序章 ミニ中国流のすすめ/第1章 カカリ、打ち込み対策(ミニ中国流以外へのカカリ/
    中国流と同じカカリ ほか)/第2章 割り打ち(星からツメ、二間ビラキ/すぐ肩つき
    ほか)/第3章 小目との組み合わせ(両小目・小目へ小ゲイマガカリ/両小目・小目 ...
  • 互先
    黒3、5、7の構えが「ミニ中国流」です。ミニ中国流に対して最も多く打たれるのが、白8
    のワリ打ちです。このとき、黒9の上ツメから白10を待って11の肩が、ミニ中国流独特の
    行き方です。数年前、依田名人が、黒11の肩に白12のスベリを披露しました。 ...
投稿者 前田博明 : 2005年04月12日 10:20 | トラックバック
コメント

棋譜解説ありがとうございました!

しかし、なぜ私の思っていた事がわかるんだろう???
書いてある通り、そのまま思いながら打ってました(笑)。
う〜ん。不思議・・・。

Posted by: こばぴ : 2005年04月12日 10:29

わかるっつーの(笑)。打つ手にはそれぞれ意味があって、そのカタチを打つときの理由ってのもあるわけだから。だから自分の打った碁とか後で並べられるんじゃんか。

むしろ「その手の意味全然わかんないよ」という手が(少なくとも図の手順まで)ないことを素直に喜んでおくべきだと思うぞ。

Posted by: まえだ : 2005年04月12日 10:52
コメントする









名前、アドレスを登録しますか?