さて本日の棋譜。どちらも応援できない(どっちも大好き)十段戦の第四局。先ほど終了したてほやほやです(笑)。
この棋譜。とっても覚えやすいですよ。と、言うのも左下で大ナダレが発生しているから。手順の長い一本道があれば覚えるのがラクチンですね(^^)(棋譜ダウンロード)。
で、白54までで大型定石から一段落。白56、黒57とシマリ合って新局面。どちらも相手の厚みが近づいてきている中でのシマリ合い。私はあまり見たことないですが、なんか面白い盤面ですね。
白58も当然のカカリ。黒59と一間に受けて白はさらにスベリも決めました。あ、そういえば私の見る治勲さんはいつもこういうところしっかり決めてきますねえ。
そして話題になりそうな黒61。右上隅のスベリを受けずに中央の白を攻撃に行きました。右辺の黒を土台にした模様作りの一環でもあるでしょうか。しかし白は出口も開いているし、接している黒も完璧な形じゃないので無視。これを無視するのは「ありがち」だからOK。しかし無視して打つのが白62の三々というのはちょっと驚きました。
黒63の二間トビは「知らない」。取り敢えずこんな手見たことない。白68からデギられて、右辺の黒もやや薄くなり、上辺の黒が生きてるうちにさきほど攻めたはずの白が動きだしも気になってしまう。「黒63なんてあんのかなぁ」といつもの Gobase で検索すると、部分的にはよくあるカタチみたいですね^^。
黒は結局ずるずると策動されるのを嫌って75のツケコシ一発から左側のカベ作り。さらに左上白からの連絡(利かされ)も嫌い93から中央にもカベを作りに行くんだけど、その影響で上辺をどでかくまとめられてしまいました。白は「中央を捨てて十分」という感じ。碁はさらに「ここから」となります。
黒101。最初これが敗着なのかなあと考えました(<ごめん、偉そうで)。しかし中央のカベを作った黒もさほど強いわけじゃなく、この101はいろんな利きを制限するためにしょうがなかったのかなあ。つまりは101を打たざるを得なかったのが敗因ってことで、上辺、中央の決め方に問題があったのかも。
白102からの一連で、二線ではありますが白に全部抉られて地合は均衡。でも中央で石を取っている黒にはいろんな利きアジもあり、ヨセ勝負なら白かという感じだったでしょうか。ここからも下辺でのフリカワリなどあったのですが、まあ小さなフリカワリ。いつも通りに早くから秒読みだった治勲さんの勝利。これで2勝2敗となり、勝負は五局目に持ち込まれました。
うん、これ。棋聖戦より面白く感じるんですよ、私^^。
投稿者 前田博明 : 2005年04月14日 19:35 | トラックバック