今回は「例の定石」を使う棋譜を探してみました。いつもの Gobase では、わりと少ないみたいですねえ。その中から選んだのは小林覚「七段」の棋譜(^^)。第九期天元戦予選の棋譜のようです(棋譜ダウンロード)。
小林覚「七段」の相手は日下包夫七段(当時)。私、この相手の方の名前を聞くのは初めてです。どんな人なんだろうと探してみてもよくわかりませんでした。
で、棋譜。
黒9まで進んだ時点で「お〜、こんなに決めて打つのか〜」と今ではむしろ「変わっている」ようにすら感じますね^^。白10からは右下で「例の」定石。黒25までで一段落して「白どう打つんだろう?」と思ったら堂々の右上カカリ。そっか〜。ここ、右上に堂々とカカルのも一局なんだなあ。もちろん白32で上辺に開くわけにはいかず、右辺に飛んでいるんですけどね。
次の黒は、下辺の打ち方もいろいろありそうだしワリウチくらいかなと思えばこちらも堂々と黒33と左下隅にカカリ。相手の三間高ガカリを受けて両ガカリ。
で!
この棋譜を並べて「得したなあ」と思ったのは白36を見たとき。一応両ガカリになった際の「最高簡明策」なんだけど、以前ある棋士は「プロはこう打たないんですね」とおっしゃってた。まあこの局面が招いた手なんでしょうけど「おお、プロがコスミを打ってるぞ!」とちょっと満足(笑)。
一段落後の黒65もなかなか打てないなあ。ああ、でも白もオサエルわけにいかないのかもしれない。相変わらずよくわかんないけど。白72も私たちの碁では省略して打ってしまいそう。
あとはお互いに中央の石をシノギ合って、そこが終わればヨセ。116手目から234手目まで、延々とヨセが続きます(^^)。今更ながらだけど、やっぱりヨセって大事だよなあ。まあ私ですら「有段者の集い」なんかで互先を打っていればヨセでの数目得は「当然」と思ってるし、置き碁なんかだとヨセまでに20目差まで詰めていれば「絶対に逆転する」と思ってる。私ゴトキでもそんなふうに感じる部分なんだから重要じゃないわけがないってか^^。
わかりやす〜いヨセの疑問は白218。これは黒219のところに取る方が得じゃなかったかなあ。あ、いや違うか。ここを分断されると下辺に手を入れなくちゃいけなくなって同じことになるのか。
と、理解したフリをしておこう〜っと(苦笑)。
投稿者 前田博明 : 2005年04月17日 19:55 | トラックバック