2005年04月19日

プロのヨセ感覚

プロのヨセ感覚以前の記事で、第二十八期名人戦でのヨセを取り上げました。左図のAとB。実戦は山下棋聖(当時)がAとヨセて後手を引いたんですが、私ならBと打って先手を取ってからAと打つと。

このヨセについては以前F先生に聞いたんですよね。F先生からの回答は前記事を見て貰うとして、それに対して「Aの方が大きい」というコメントも頂いたので、プロ棋士にも聞いてみたんです。聞いてみたプロ棋士の方は三名(突然呼び止めてごめんなさいでした^^>諸先生方)。で、結局三名ともF先生と同様の回答を下さいました。

「プロはその一着を『ベストのタイミングで打ちたい』と考えている。Bを打つのは「タイミングではない」とのこと。「ではもし白がBと打ったとき、黒が手を抜く可能性についてはどうでしょうか」と問えば、これまたお三方とも「それはあり得ない」という回答でした。

なんとなくわかった気にはなりますね(笑)。

でも相変わらず気になる私は、その後で碁会所十二段+くらい(F先生とは別の人)の人に尋ねてみたんですよ。「私はこの図で百パーセントBと寄せてしまいますけどね」。その碁会所十二段+くらいの人は「ああ、前田さんのレベルならそこでBを寄せてもそんな問題じゃないと思いますよ」と言って下さった^^。ふむふむ、なるほどなあ。当然だけど、私ゴトキと「高段者」や「プロ」の間にはすっごい意識の差があるんですね(笑)。

そうそう、その碁会所十二段+くらいの人とはもっといろんな雑談もして、私の最近の勉強法(一日にひとつずつ棋譜を覚えていく)なんてのも相談に乗って貰ったんですよね。そうすると彼曰く「へ〜、凄いですね」と言いつつ徐ろに近くにあった碁笥を開ける。

開けた瞬間に「ヤベー」と思いましたよ^^。彼は私にとても良くしてくれるんだけど、「へぇ、前田さんもそのレベルになりましたか」という話の流れになると必ず詰碁を出してくるんだよな(苦笑)。そして彼の出す詰碁に正解できたことがない(爆)。昨日も結局詰碁に正解することができませんでしたとさ。ちゃんちゃん(苦笑)。

あ。ちなみにこのヨセの質問をプロの先生に尋ねてしまったことはF先生にも伝えました。だってF先生に尋ねた後にプロに再確認するなんてアジが悪いじゃんね。「先生、決して疑ったわけじゃないんですけど、単純にAが大きいんじゃないかという方もいらしたので、プロの先生にも尋ねてみました」と。「で、みなさんF先生と同じように答えてくれました」。「え、同じでしたか。良かった〜。最近の前田さんの質問はなんか難しいから不安なんですよ」と(笑)。いや、私の質問にF先生が迷っているわけじゃなく、私レベルの人間に、どうしたらわかってもらえるのかがよくわからないんでしょうね^^。

みなさま、いろいろとありがとうございました。私は幸せ者であります(^^)。

投稿者 前田博明 : 2005年04月19日 12:26 | トラックバック