九路盤ってできたのいつでしたっけ? ちょっと検索してみたんだけど探せませんでした。で、九路盤と十三路盤の話。席亭の囲碁日記というサイトの記事を見て、「へ〜、そんなに強い人でもやっぱり九路とか十三路とかを使うんだなあ」と思いました。
前にどこかに書いたけど、私は九路・十三路を打ったことのない人にちょっとジェラシーを感じてるんですよね^^。たとえば右図の二十一子とかで碁を学ぶのが本筋かなあなんて。
私は「ハッピー・マンデー囲碁教室」で碁を覚えたので、やっぱり最初は九路盤で、それを卒業して十三路盤という流れでした。同じくらいの棋力の人どうしで対局していくんですよね。
そんなふうに経験を重ねて行ったので、十九路を打つようになっても、最初は置かせてもらう碁の打ち方なんて全くわかんなかった。とにかくハンデを貰ってるんだから、そのハンデを守るべく、逃げ切りで打つのが良いのかなと考えていたり。また、置かせるときも、相手のハンデを無効化すべく、序盤からぶんぶんトバしていかなくちゃいけないのかとか。そんな考えはいずれも間違いなんだけど、ウワテに置き碁を打ってもらって育ったわけじゃないから、しばらくはそんな碁を打ってましたねえ。
でも最初から置き碁で育ってきた人ってのは、置かせてもらってる立場だと、「自らの勢力圏だから戦わなくてはならない!」というのを早い時期に覚えると思うんですよね。そして石を減らしていくたびに、今度は「いかに自分の勢力圏を作るのか」という本質的なところをすぐに考えるようになってくる。
うん、それなりに強くなって(と言っても碁打ちの末席の座布団係くらいですけどね)から強く実感したんだけど、置き碁ってのは本当にすごく勉強になる。でも私のようにウワテの方に良くして貰ったり、囲碁の家庭教師をお願いしたりする経験を持たなかったとすると、「置き碁から得られる囲碁の力」みたいなのに気付かないこともあり得る。実際ハッピー・マンデー等初心者教室には置き碁を毛嫌いする人もいるし。
九路・十三路で、全く碁を知らない同士で碁を打っていくってのは「楽しさ」はあるけど、「学ぶ」という意味で考えるとかなり不利なんじゃないかなんて考えてるんですよね。そして置かせ碁でむちゃくちゃをやるウワテとか見てると「これも九路・十三路から碁を覚えていった弊害かな」なんて思ったり。
まあもちろん。今や囲碁ってのはかなりマイナーな文化になってしまったから、誰もが身近に「ウワテ」がいるわけじゃない。だからそんな中で「興味」を持って「楽しむ」には、結果の見えやすいミニ碁を打たざるを得ないってのはあるでしょうね。
ただ、そういう「囲碁はマイナーである」という大前提を省いて考えると、私はやはり置き碁から碁を学びたかった^^。だから私は「最初はオヤジに十三子置いて碁を始めました」なんて話を聞くとすごく羨ましく感じるのです。
尚、この記事は九路・十三路の面白さを否定するものでは全くありません(^^)。私も未だに九路・十三路を打つし。それから冒頭に示した記事への「反論」なんかでもぜんぜんありません。囲碁がもっとメジャーな文化だった頃へのオマージュかな、敢えて言えば(^^)。
まあでも。今の私は「そこらにごろごろウワテがいて、碁でも碁に関する質問でもなんでも本手で答えてくれる」なんて環境にいるわけで、それはとっても恵まれているんですよね(^^)。
トラックバックありがとうございます。
以前から面白く拝見していました。囲碁や囲碁の世界に関して客観的なものの見方をされていてとても勉強になります。(私なんかは囲碁馬鹿ですから、ものの見えていないところがあります)
今後ともよろしくお願いします。
Posted by: だす : 2005年04月20日 21:33