2005年04月21日

昨日覚えた棋譜 〜 張栩九段、世界を制す!

凄いじゃないですか。張栩九段はついに世界制覇を成し遂げました(^^)。

白2と、張栩九段にしては珍しく「布石を打つのか?」と思わせた展開。「んなわきゃねーだろ」と早速しかける白12。私、これは本当に恥じつつ言うのですが、この白12を見たことも聞いたこともない。この白12により、下辺黒はコウ含みとなり、伝え聞くところによれば小林覚九段が「こんなコウ残りが定石になってるのがおかしい」なんて言ってるとか?

白18に対して黒19と「コウはだめです」宣言。黒手厚い感じにはなったけど、先に「ああ、ごめんごめん」と言ったのが黒であることはマギレもない事実。そして白20が格好良いじゃないですか(;_;)。この手は実は私の第一感。いや、偉そうな意味じゃなくて、黒は白18に手抜いたので、そんな中上辺を打つのは「悔しい」ですよね。もともと黒18は「相手に手を入れられても手である」と打ったところ。それを相手が手抜いたんだから、上辺を打たないのは「当然」。

黒21は、ウワテの人によれば「大きい」一着。でも私の感覚では「生きのある石に近づいた悪手」(笑)。白21に黒22と交換して私は勝利を確信しました(爆)。

黒69まではおとなしく進行して、「私勝ってませんか?」の手に見えるのが白70。相手が黒71と伸びるのが当然の手を打つ以上、張栩九段が自分の勝利を疑っていないのは明らかに見えます。

そんな中、黒は99の勝負手を放ちますが、いろいろあった後の白112が好手。「あんたの勝負手、大したことないじゃん」で日本の囲碁ファンは大安心。

さらにいろいろあって。日本のファンが絶望の淵に立たされたのが白150。ここに手を戻すなんてのはあり得ない。ライブで中継していた日本棋院ネット対局場の解説でも「まるで悪夢を見ているようだ」で一気に黒の勝勢。

張栩九段はマギレを求めて白184。それに乗ってしまった黒185。黒185が敗着でしょうか。黒は明らかに勝っていた碁を落とすという展開でした。

ず〜っと張栩九段優勢で進んだ碁。終盤になって負けそうになったところを大逆転。「勝敗」という意味では最高の碁になりましたね。私が碁を覚えて以来、ずーっと「日本は弱い」と言われ続けていました。それを覆すのは依田さんかなとずっと思っていましたが、まず張栩九段が「日本のエースは強いんだ」を示してくれました。

317手完の長い碁でしたが、日本で囲碁ファンをやってる以上、この碁を覚えないわけにはいきませんでした(^^)。小林ファミリー大活躍のここ数日です。あとは泉美さんの復調ですね(^^;。

世界中で日本語が使われている囲碁の世界。「勝負」でも日本は強いんだを示してくれた張栩九段に大感謝です。ありがとうございました。

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投稿者 前田博明 : 2005年04月21日 01:20 | トラックバック