昨日の棋譜がエライ苦労したので、大模様短手数の碁なら覚えやすかろうと思った(笑)。武宮正樹九段(白)と本田邦久九段(黒)の碁で、作り碁なのに175手完(^^)。1982年の第七期名人リーグの棋譜です(棋譜ダウンロード)。
白4までアリガチに進んで黒5は右上隅大ゲイマジマリ。ここでの白は高ガカリ。いや、これ面白いですね。右上が小ゲイマにシマッていると、右下には大ゲイマガカリが簡明だと石倉講座にありましたよね。でも右上が大ゲイマだと大ゲイマにかかった実戦は Gobase ではほとんど見つからない。相手の一路の違いで、「当然のカタチ」や「滅多に生じないカタチ」があるのは面白いですよね。
黒13は最近の本だと高く詰める方が打ち込みを見て厳しいって書いてあることが多いかな。このように「カタチ」が時代とともに変わるのも面白い。で、黒13を受けた白14は白番三連星。ま、これはこんなもんか。
黒15に白16も面白いんだけど、もっと面白いのが黒17。私、王銘エン九段の小目からのシマリと呼べないシマリ(?)を「ひとり大斜」と命名したんですが(笑)、この黒17も「ひとりフリカワリ」みたいな手^^。「強引マイウェイ、あいつはホットさ」(この曲やってギターが舞台から落ちて以来、ライブではあまり演奏されないんだったっけ?)なんていうハウンドドッグの歌が聞こえてくる。あ、関係ないけど私、BRASH BOY(1983年) 以来のハウンドドッグは好きじゃなくてほとんど知りません^^。
白30までと大模様を広げたら、黒31は当然なんでしょう。黒33は、右下隅が固いのでトンで打てると思うんだけどどうなんだろう。まだ策動の余地ありということで早収まりを目指したのかな。で、白42がたぶんそれに対する応答で「いや、もうほとんど策動の余地はありませんよ」。私であればこの白42を見て「あちゃ〜、飛んでおけばよかった」と後悔しそう。
あとは最終的に見ればヨセばかりになるんだけど、面白いのが白60と右上隅からの策動。60、62でアジを付けて白68のハネだし。「げっ、成立すんのか!?」と思ったら最終的には黒101で右上隅全部死に(笑)。でも104の超デカイオサエに回ればなんと白は悪くない。「もともと相手の地の中の12子なんて別に〜」ってことか。
あとは本当にコヨセ。こういう碁。大きな囲い合いなだけで目算やりにくいのに、さらに大石に死なれていてはほんとに数えにくい(笑)。私、こういう碁になるとほとんど目算せず、自分の気持ちよさだけで形勢判断をします(爆)。
あっ! それで武宮先生も目算が苦手だとか言われてるんでしょうか^^?
ともかく。昨日の碁とは違って、非常に覚えやすい碁でした(^^)。次は目外しの覚えやすい棋譜を探してみよっと。変則布石嫌いに拍車がかかっちゃいそうだもの^^。
投稿者 前田博明 : 2005年04月22日 11:28 | トラックバック