2005年04月25日

生徒を喜ばせる高梨先生(笑)

今日の講師は高梨聖健八段。

「え〜と、私。なんか厚みとか模様とかに憧れてる癖して、どうも地で打つ陰険な碁になりがちなんだよね。それってどうすれば対処できるかな」。高梨聖健八段に聞いてみた。すると彼。「え、前田さん、地を取りに行こうとかする棋風とは思えないんですけど。前田さんは結構『カタチ』で打つタイプですよね」。

げげ〜ん。聖健さん。このブログ読んでんの(笑)? 俺に「君はカタチで打つタイプ」だなんて言うと俺はむちゃくちゃ喜んじゃうよ(笑)。

このブログを読んで下さってる方ならおわかりのように、私が強くなるために一番重視したのはカタチ。弟子たちにまず教えるのもカタチ。多くの棋譜から学んでいるのもカタチ。そんな私に「君はカタチで打つタイプだ」なんて(^^)。歌詞がわからないんだけど「ま〜じさいこー♪」とか歌い出しちゃいそうだよ(大笑)。


聖健さんとは別の話もした。たとえば最近私が並べている二立四析の碁。「へ〜、古いカタチですねえ」と聖健さん。うん、そりゃまあそうだよな。「で、二立四析打つ側としてはどういう満足があって打ってんの?」と私。「まあ碁盤を広く使ってるってのはありますよね」。「う〜ん、あと、どこ攻められても石をカルク見ることができる、なんてのもある?」と私。「ああ、そりゃありますね」。へ〜×4。

あと、明日の「今日覚えた棋譜」にしようとして張栩六段(当時)が、王銘エン本因坊(当時)に挑んだ本因坊戦の棋譜を見て「この白10とかどういうつもりで打ったわけ? 白が悪くならない図が想定できないんだけど」と尋ねてみた(棋譜は明日掲載)。「まあ最善は16の六とかに受けて貰う図だったんでしょうねえ」と聖健先生。「そんなの打つわけないじゃん」と私。「ですよね^^。まあ二日制の碁なので、長い時間考えているうちに打ってみたくなったんじゃないですか」と(笑)。

どう打つんですか?さらに、右図。ありがちな図を並べて「聖健先生はここでどう打つんですか?」とも尋ねてみた。想定していた回答は「まあ大ゲイマが簡明じゃないですか?」。

聖健先生は「ああ、これ、私打たないんですよ」とおっしゃった(^^;。「黒3までとなると黒1にかかって秀策流を打つんです」。ああ、なるほどなあ。私は秀策流なんて今では打たれないかと思った。今もまだ打たれるのは「秀策のコスミもどき」くらいかと思ってた(爆)。でもやっぱり秀策流を打つ人もいるんだなあ。また、右図のカタチを決められることを嫌がるプロもいるのだと知って嬉しかった。

「まあここから打てと言われれば大ゲイマが普通ですか」と言った高梨先生。うん、私はこのカタチになれば大ゲイマ一本槍にしよ〜っと。あ、大会になったら二立四析を打つかもしれないけど、、、^^。

さらに聖健先生と話すうち。「前田さん、なんか凄く頑張ってますね」と。「ええ、だって、先日聖健先生に一日一個ずつ棋譜を覚えてるって言ったら『もうちょっとで碁が楽しくなりますね』って言われて、ちょっとむっとしたんだよね」と私。「え、どうしてですか」と聖健先生。「だって俺、今でも十分楽しいのにさ。だから俺は聖健さんに『もう前田さんも碁が楽しいでしょう』と言ってもらえるまで頑張って勉強することにしたよ」と。

あいや〜。なんかたくさん話できて楽しかった>聖健先生。


naoyan さんとの碁なんか今日の講義内容を書くスペースがなくなっちゃった(爆)。で、講義後の対局は naoyan さんと。席に着くと naoyan さんがおっしゃる。「五子で良いですか?」。私に否やはない。

ああ、言っておきます。ハッピー・マンデーに通ってる方。私には何子置いても良いです。自分がやりたいことに応じて置き石を増減して下さい。「徹底的に勝ちたい」と思うなら十三子でもいい。互先でどこまで打てるかを試したいなら互先でもいい。だから「○子置いていい?」ってのは聞かなくていい。「今日は○子で打ちますよ」と、それだけでいいです。

で、始まった五子局。私は自分の陰険さを思い知りましたねえ。naoyan さんは、私の陰険さにびびりまくってしまっている。図は白63までなんだけど、ここまででそれなりに碁になってしまっていて、かつ、naoyan さんは左辺の石をほとんど取られてしまった。ひどいね>私。

こういう碁を、シタテの方と打つと私はちょっとショックです。と、いうのも相手が「実力」を出し切れてないのが明かだから。私ゴトキにこんなひどい負け方をするわけがない。コバピといい naoyan さんといい、ちょっと私に対する遠慮が大きすぎるかもしれない。

局後。「naoyan さん、勝とうと思って打ったんですよね?」と、聞きようによっちゃあ失礼な問いかけをした。「どうやって勝とうと思いましたか?」と。

もちろん。私みたいな弱い奴を相手にするなら「読みで勝とう」とか「構想力で勝とう」とか思って貰っていい。それは良いんだけど、ただ置き石があるわけですよね。その置き石をどう使って勝とうかと考えるのはきっと勉強になると思うんです。

私に「構想力で勝とう」という志。それは素晴らしい。ただ私も阿呆なんで、碁の家庭教師を付けたり、今は一日に一個ずつ棋譜を覚えていたりで、それなりには強い^^。そんな奴と打つんだから、置き石のパワーを最大限に活かして打つのが勝ちやすいはず。

どうやって勝とうと思うのも自由なんだけど、まずは「置き石パワー」を最大限に使って、そして私ゴトキにそんな遠慮などせず、しっかり勝ちにきてくれたらと思いますよ。

ちなみに私に対して遠慮しないシタテ。それはウくん(笑)。ウくんは相手がウワテであれシタテであれ、タンタンと碁を打つ感じがあります。

嗚呼。それが美少年の基本だったか(大笑)。

投稿者 前田博明 : 2005年04月25日 23:00 | トラックバック