2005年05月03日

本日の棋譜 〜 山下九段にミニ中を学ぶ(^^)

さて、今日並べてみたのは今行われているCSK杯。1回戦、日本−中国の中から山下敬吾九段と周 鶴洋九段の碁を並べてみました(棋譜ダウンロード)。






黒3手目。最近の私は向かい小目に凝ってますから、白にこう打たれると大喜びで向かい小目。でも、そういえば向かい小目って山下九段っぽくないかな。黒7まででミニ中国流。私、実戦ではあまり打ったことがないんですよね。向かい小目を邪魔されたら打ってみようかと思っていたりするんですが、たいてい向かい小目を打たせてくれるので^^。

黒13は少なくとも私の実戦では見たことない。Gobase ではいくつかヒットしますね。私の持っている定石書では、当然黒は右辺をもう一本トブものと記述しています^^。白14は当然の手。

15〜17も「よくある」手なんだけど、「なんかもったいない」気がして打てなかったりしませんか^^。どうせ二間にヒラクなら滑ってからとか。あるいは二間に開いたところでコスミ付けられたら損じゃなかろうかとか。でも右辺上方の白が厚いのでスベリには挟んでくることだってあるし。そんなことになったら下辺の白が立派になっちゃいそうだし。ここは滑らずに二間を打ちたいところですね。

白18からの右上のシノギは「こんなもの」なんでしょう。なんせ私は実戦でこう打つ勇気がないから読んでみる気持ちもおきない(爆)。

で、私レベルの棋力であれば、検討のときに自慢したくなる(いや、シタテ相手のときだけですよ^^)のが白28・30のコンビネーション。白28はたいてい黒29と受けるところだから、それをまって30の打ち込み。「こういう石の調子を大事にしなくちゃだめだよ」なんて(笑)。

でも黒31(あ、また31だ。なぜか私の並べる棋譜は31手目に感心する手があることが多い^^。ちょうど布石から中盤戦に入ってくる辺りなんでしょうね)が、もし私が白を持っていたら「ちぇっ」って感じの手^^。せっかく28から30となって「石の調子だ〜」とか言ってんのに「なんじゃそれ」と^^。

黒としては、左下方面は白の権利を大いに認めて、最初から「シノギだけで良いです」と思っているんですよね、きっと。いや、私もここは「シノギだけで良いです」と思うけれど、でも白30に「なんじゃそれ」とは言えない^^。ま、いかに読まずに打ってるかを示す話なわけです(涙)。ここは白54までとなって、黒のシノギ成功。「だってあんたが黒29を打たせてくれたんだから、黒もシノギはラクでしたよ、あっはっは」なんて。

ま、中央の白が厚くなったのを見て、打ち込み警戒兼地を大きく広げる黒55は当然。しかし白56って打てます^^? 私は打てないなあ。黒57のウケは当然で、こうなると上辺には全く手がない。まあ白としては黒31の時点で左上隅は黒の権利として、何も手を付けない覚悟ができていたんでしょうか。もちろんイキナリ上辺をやっていく手はなさそうですが、でもそれならちょっと放っておいて様子を見たいと考えてしまうんですよね、私。

で、白56も凄いと思ったけど、黒59もやってますよね。確かにこう打たないと中央の白模様が「あまりなこと」になってしまいそう。でもM16(12の四)に受けたところを想定すると、左辺&上辺の黒も「あまりなこと」になってると思うんですよね。でも私はこういうところで実戦の黒59を打てないので、ときに囲い合いで手もなく負けてしまうのでしょう^^。

白64。これは大きいが急ぐところだったのかどうか。もちろん計算して打っているんでしょうが、私にここを打つ勇気はないなあ。一方の黒65は右下方面の白模様を睨んだ当然の一着。黒75を打つ流れとなっては、黒負けそうには思えません。いや、もちろん私みたいなヘボが打ってるときですよ。私が黒を持っていて、黒75までとなれば絶対に勝ちそう^^。

その後は黒絶対優勢の中で打っているんでしょうが、黒97を打つ勇気は絶対に私にはない。白102〜106を打たせては、もし黒が私なら「あちゃ〜、打ちすぎたか…」という反省ばかりになりそう。

黒145からのフリカワリも「一段落した後のカタチで目算ができる人って凄いな」って感じ。フリカワリの損得は良くわからないんだけど、優勢なんだからフリカワらなきゃいいじゃんと思ってしまう。

フリカワリ終了と同時にヨセに入り、結局黒は優勢を維持したまま、大差の中押し勝ちとなりました。

投稿者 前田博明 : 2005年05月03日 18:52 | トラックバック