2005年05月18日

最近覚えた棋譜 〜 真似するなと言われた棋譜

私は長らく趙治勲、張栩、王立誠、そして韓国の棋譜を並べることに躊躇いを感じていました。今日並べたのは第八期LG杯準決勝李昌鎬九段と安祚永七段の碁(棋譜ダウンロード)。いえね。私の並べる棋譜が古いんじゃないのかと言われたような気がしたんで最近の棋譜を並べてみた。

この棋譜はプロの先生にも「まあ真似しないのが良いでしょう」と言われた碁。棋譜並べ初心者の方にはお勧めしません(笑)。








白10まで「普通」の流れ。黒11が、私が以前「韓国碁は並べらないぞ」と決意していた理由の手。

黒11を見たとあるプロ曰く「前田さん、間違ってるでしょ。本当は黒9がないんじゃないですか?」。いやいや。私は覚えたと行ってる棋譜では間違えないぞ(笑)。まさにこの形で白10に黒11なんだ。

プロ棋士。「ふ〜ん、なるほど。でも、真似しない方が良いと思いますよ」(笑)。ふ。まねしねーよ。私は黒11を打つ弟子がいれば、絶対に打ち方を直して貰う。直さないのなら除名する。プロがこの棋譜を打ってるんだと知った今でも、弟子がこう打てば直して貰う。こういう打ち方は、その碁の弟子の棋歴に悪影響を及ぼすと、私は信じてる。

一方で白48に対する黒49なんかは、ひと桁級で打ってるどんな弟子にも勉強になる手。韓国棋譜は、こういうふうに玉石(と、言うと失礼だけど)混淆なのがなんか笑える。

で、さらに。今の私なら納得しないでもないが、弟子には絶対に打ってもらいたくないのが白52。これもまた私が弟子を除名処分する手。この手を見たとあるプロ棋士も「ああ、それはその後の打ち方によってはあるんですが、、、取り敢えず前田さんは真似しないで下さい」な手。私がいつも言う「コスミツケのほとんどは悪手である」の見本のような手。

あとは、「大ヨセ」とくくってしまうには、あまりにもラディカルな大ヨセ(^^。126を打った上で中央を得した白が負けるわけはないという碁。126を失着とする解説もあるようだけど、私のような初心者は 126 は「ヨミキリの手」と信じたい(苦笑)。白がこの「ヨミキリ」っぽい手を打って、黒が 137 の「ヨミキリ」っぽい手を失敗したなら、白圧勝は自然の流れ。

この碁を並べて「だから俺は韓国碁はさあ」と思える自分をちょっと嬉しく思った^^。「おめーはそんなこと言うけどよ」と言う方は、当然ながらこの碁、および韓国碁を並べる資格を持ってる。この碁に対して私が感じた「違和感」を少しも疑問に思わない方。そういう方は「棋理に則った」日本の碁を並べる方が勉強になるんじゃないかと老婆心。

私と四子になった弟子がいたなら、ならべさせてみようかとも思う碁でありました。

投稿者 前田博明 : 2005年05月18日 00:35 | トラックバック