最近、高尾紳路八段の棋譜を結構並べています。以前、家庭教師のユパさんがいた頃「高尾紳路八段なんて面白いのでは?」と言われていくつか見てみたんだけど、あまり面白く感じられなかったんだよなあ(苦笑)。日々成長ということで。
今回並べたのは第四十三期十段戦の敗者復活戦。昨年11月に行われた高尾紳路八段と彦坂直人九段の対局(棋譜ダウンロード)。高尾八段は勝ち上がって、趙治勲十段と挑戦者決定戦を戦ったのは記憶に新しいところですね。
この棋譜。すごくヨセの勉強になりました。いや、こんな棋譜で「勉強になった」と言ってちゃあいけないのかもしれない。別に「テクニック」が用いられているわけではないので。でも、私たちレベル(ヨセのテクニックなんてほとんど知らない)でもヨセで数十目の差がでるわけで、それはすなわち「目の付け所」。
実はね。この棋譜を並べるとき最初ヨセがぜんぜん覚えられなかった^^。「ああ、もうヨセなんかどうでも良いか」と思ってた。でも「せっかくプロのヨセが手元にあるんだから覚えてみろよなあ」と、ちょっと時間をかけて覚えました。黒中押し勝ちになっていますが、もうほとんどヨセも終わりって感じ。なんかラクして150手完みたいな棋譜ばかり並べず、こういう棋譜もちゃんと並べないといけませんね^^。
ところでヨセの話の続き。今日のNHK杯でもヨセに関する話が出てましたよね。青葉さんが「ウワテに勝つにはヨセまでに20目くらい差をつけてないと厳しい」なんて話をして、レドモンド氏が「でもヨセは計算で答えのでるところですから…」と。
そう、それは確かにその通り。でも実際問題ウワテにヨセでは勝てない。私も同じレベルの人とくらべれば、ややヨセ好きで、ときに何十目も得してしまったりする(相手が弱いと言えばそれまでだけど)。また、指導碁なんかを打ってもらうときは、「ウワテが追いつけばそこで投了」ってのは、わりと広く認められた「シタテのマナー」みたいなもんだと思います。
高梨聖健八段もある日ヨセについて言ってたな。「指導碁打つとき、まあヨセで20目は得するだろうと思って打っているので、ヨセのうまいシタテだとうっかり負けてしまうことがあります」なんて^^。インケンを標榜するってか、みんなが認める(爆)私としては、いつか聖健先生にヨセで勝ってみたいものです(笑)。