お恥ずかしい話しながら、私は坂田栄男先生のことを全く知りません。もちろん棋譜も並べたことがない。最近またよくお名前を聞くので、並べてみました。
最初、白が坂田先生だと思っていたんですが、黒番でしたね。失礼な話だけど、最初は負け碁から並べることになりました(棋譜ダウンロード)。
まず黒11まではよくある展開で、ちょっとした変化がここで白の二立四析。以前並べた二立四析とはちょっと違った展開です。
黒15は「大々斜ガケ」。私最近カケはたまに打つようになったんですが、大斜とか、大々斜とかほとんど打ったことがないはずです。定石を知らなければ、変化も知らない。そういう状態で打てば指運勝負になってしまいます^^。
実際も黒17までは定石変化なんですが、白18が変化。私の知る定石では隅の安定化の為、左辺の黒にコスミ付けることになっています。だから黒は相手の打たなかったところで当然の黒19、スベリ。この形になれば白20は当然ですが、黒21と抑えられるのが気持ち悪すぎ。左辺にもまだ隙があるし、こういう形にはしたくないのが弱い私。ただ、21と抑えさせてから白22とツケでサバキを求めるのが読み筋なんでしょうね。まあ一本道だけど、とにかく私には打てません。
で、黒25には白26を用意。「弱い上辺からの白石」と、「隙だらけの左辺」があってみれば、白26と、もうひとつの弱いグループを作る気にはなれないんだよなあ。黒27は「ちょうど良い」ツメ。白は当然に攻められて、白34が機敏な感じだけど、黒47までとなって、あまり得した気もしない。
ただ。黒49に白50となったのがちょっと面白い感じ。白50で「あっさり」しのげているのなら、これは白が得していそうな臭い。白は先手でここを切り上げて右辺に回ることができました。
左上隅。黒77は大きそうですが、白78と下辺にプレッシャーをかけた手も小さくない。その続きの手は黒95の取りなんだけど、黒95は私にはちょっと大きく見えない。白96からのコウ絡みの攻めで、白が勝利を勝ち取った碁でした。
投稿者 前田博明 : 2005年06月14日 14:00 | トラックバック