2005年07月09日

依田碁聖、第一局を制す 〜 碁聖戦

第三十期碁聖戦第一局えと、高尾本因坊就位記念棋譜並べの最中ですが、気になる碁聖戦があったのでちょっと浮気^^。結城挑戦者も好きなんだけど、依田碁聖はもっと好き。んで、関西棋院ライブ中継の「ノリノリ」が肌に合わないのは棋聖戦のときに書いたとおり。そんなわけで今期も「防衛してくれ〜」の、ノリではあります(棋譜ダウンロード)。

この対局、まずはケンカ小目で幕開け。当然の黒5に白は三間高バサミ。私の棋力ですと、ハサミが遠くなればなるほど、碁がどうなるのかわからなくなります(苦笑)。黒7のツケには驚いたけれど、まあこういうハサミのときはあるんだろうな、くらい^^。それよりも私に打てないのは黒9かな。なんだか下で生きなくちゃいけなくなって辛い気がしませんか。そういえば最近の私の碁は徹底的に生きることを拒否しているうちに、本当に殺されることが多いかもしれない…(爆)。

取り敢ず黒17までで左辺は一段落。。。ですが、そこで飛び出した白18がまたみょ〜な感じのする手^^。まあ「左辺の厚みを活かしたるで、おら!」と、軽薄に考えると良いところなのかもしれない。あ、軽薄ってのは私がここに打つならそうやって軽薄に考えてのことだということで、結城九段が軽薄だと言っているわけではないので為念^^。

黒21について、先日弟子のひとりに言われました。「二間に開くならスベリも決めれば良いじゃないですか!」。ふふ。私も以前そう思いました。でも小林覚九段の三々関連本に曰く「スベリは三々を放棄する手」。「ああ、そういう解釈もあるのか〜」とすごく納得した記憶があります。

上辺を打つ白46まで。まあ最近の碁ってこんな感じですよね(^^)。でも47からのデギリは私も対局を見ながら読んで見たんだけど、とても打てるような気がしない。だからって代案があるわけじゃなくて、「黒困ったなあ^^」と思っていたんですけどね。

白56までと、私たちの碁にすらなかなか出てこない愚形にさせたのは良いとして、白78までの分かれ。これ、私は全く打てる気がしないんですよね^^。上辺八子取られて、他にも動き出せない石がたくさんある。中国新聞の記事にある「黒は中央が厚くなり、局後の依田碁聖は『黒が悪くないと思った』」ってのはここらあたりまでの局面を指すんでしょうが、「まじかよ!」って感じ。

そこから今度は両者むちゃくちゃなダメヅマリの中、右上および上辺中央の戦いに入っていくわけです。こんなダメヅマリの碁、相当に読んでないと打てるわけがない。私はこのような局面になりそうになれば、速攻でどこかに妥協策を探ります^^。だって「ダメの詰まりは身の詰まり」と、格言にも言うじゃないですかねえ(笑)。

結局、黒133までで上辺の白がツブレて白投了。この形になってしまっては、もうあとは碁になりませんが、プロの碁で、かつ持ち時間4時間の碁で、こうなるのはどうだったんでしょうね。何か読み抜けがあったりしたんでしょうか。私、囲碁将棋ジャーナルは見るんですが、週間碁(と、いうタイトルでしたっけ?)とか、囲碁の雑誌とか全然買ってないんですよね。でもこの局についての解説は読んでみたい気がします。

投稿者 前田博明 : 2005年07月09日 01:45 | トラックバック