2005年12月31日

年末の贈り物(^^)

今日は今年最後の日。お世話になった方々ありがとうございました。

今日は3つ、良いことがありました(^^)。まずはプロ棋士の方と対局させて頂いたこと。年末ゆえ(?)ちょっとお酒が入っていたんですが、なんとかギリギリで勝たせて頂くことができました。まあ、個人的には納得のいかない碁だったんではありますが。

次に、碁を始めた当初からお世話になっている方と碁を打たせて頂いたこと。私が最初にネットで出会ったウワテの方で、当時は本当に「はるかウワテの方」ではありました。今日は負けはしたものの、先番で打たせて頂いて、本当に嬉しく思いました。

思ったんですけどね。このウワテの方も本当に素晴らしい方で、この方や、私の参加していた会で出会ったウワテの方々を見て「碁の強い人は素晴らし人ばかりだ」という幻想を持つに至ったのではありました(笑)。

否、幻想というと悪いみたいだけど、そういう素晴らしいウワテの方に出会えたおかげで、自分も少しでも強くなりたいと思わせて頂いたんですよね。こういう人たちに会ったはるか後になって、ようやく認めることのできないウワテに出会ったのは、タイミングとして良かったです。最初に評価できないウワテに会ってしまうと、碁を続けたいというモチベーションも保てなかっただろうし。

あと、もうひとつは弟子。「打ち納めですから打ってください」なんて言ってた。今年、九子で打っていたはずなのに、今日の碁は六子で見事勝利。六子局二連勝となって、見事五子に昇格しました(^^)。私は前から「五子からはライバルだ」と主張しているので、次からはもうちょっと厳しく打つようにいたしましょうか(^^)。

今日打った方始め、世話を焼いて下さったウワテの方々、私を直接間接に励ましてくれた下手の方々。いろいろとお世話になりました。どうもありがとうございました。

2005年12月30日

Aさん、愛しています(^^)

私の棋歴も三年となりました。

で、私は今、弟子たちの棋譜を検討するとともに、自分の棋譜をAさんに検討して頂いています。Aさんに検討して頂くのは自分の碁と、それからプロ棋譜に自分がつけた「解説もどき」。

Aさんは忙しい人で、週一ペースでコメントを頂いているんですが、私はもう本当にAさんに頂くコメントが嬉しくてしょうがない。メールを確認するたびに「今日はもしかしてAさんからコメントを貰える日じゃなかったろうか!?」と思う状態。

Aさんは限りなくプロに近く、そして私と妙な縁があって「棋譜を検討してもらえないだろうか」の相談を断り切れなかった人^^。

私は自分に「人徳」があるとは思えないけれど、プロ棋士に知り合いも多く、すごくお世話にもなっている。で、Aさんにもむちゃくちゃ世話になってる。

たぶん、私の面倒を見て下さったプロの方も、それにAさんも、そしてもちろん私の家庭教師を引き受けて下さったUさんも、経済的にペイする云々じゃなくて、私が(少し)強くなって、シタテの面倒を見ることを期待して下さってたんだと思う。

「あなたはウマクなりたいんじゃなくて強くなりたいんですね?」と言った家庭教師の先生とか、「あなたのネット碁の棋譜は弱い相手ばかりで、検討したところでなんのメリットにもなりません」と言ったA氏とか。「うまくなれよ、おめーはよ!」と、そういうウワテの「愛」が見える気がします^^。

私は私なりに頑張っていますが、まだまだ私の面倒を見てくれた方々の思いに応えるところまでは行っておりません。ですので「これが俺のお返しだ」と言うことはできません。

でもお世話になったユパ先生にAさん。私はあなた達を愛しています(^^)。いつかきっちり落とし前をつけさせて頂きたいと思っている次第でございますよ^^。今の私にはまだその「落とし前」を付ける自信がないですけどね。

と、年末なので妙に思い出話に走りました。

2005年12月29日

私が 2ch 棋院に行くわけがありません

最近 KGS に HMAEDA というハンドルの人がいて、しかも他の人に公開されるメモ欄に「ハッピー・マンデーを心から愛しています」とかなんとか書いている人がいました(今のメモ欄は「性欲をもてあます」)。それで 2ch 棋院(KGSの中の部屋)で打っていたりします。

たいていの人は気付いているんですが、このアカウントは当然私ではありません。他人のアカウントなど関係ない話なんですが、メモ欄に「ハッピー・マンデー」を書いていたり、局後検討の際に「前田です」を名乗ったりしているので一応書いておきます。ハッピー・マンデーには、私以外に「前田」という人はいないので、おそらく多少なりとも悪意を持って名乗っているのだと思わざるを得ません。

白番で向かい小目を打っていたりしてゲイコマは認めるんですが、「やっぱり 2ch 棋院だなあ」と、情けなく感じる出来事ではありました。

この HMAEDA 氏に対して「2ch 棋院のプライドを!」とかで HMAEDA 氏の相手方を応援するのは無意味ですし、「前田ってこんな碁を打つ奴だったのか!」と検討するのも無意味です。

私は前にも書きましたが、2chで無意味にコバピの KGS アカウントを晒されて以来当然に反感を持っていますから、2ch 棋院に出入りするわけがありませんし、また、日本語部屋にも出入りしていません。

他人の洒落心は認めるべきとは思いますが、ちょっとあまりな騙りだと思うので書いておきます。

古碁はお好きですか?

この一年を振り返ると、「棋譜並べの楽しみがわかるようになった」というのが一番の成長だと思うんですよ。最初に棋譜を並べたときは総譜を並べるのに3時間かかって、当時の家庭教師の先生に「そんな無駄なことはするな」と叱られた^^。さらに総譜を持ってヨーイドンで並べるとコバピにすら負けていたくらいに棋譜並べが苦手だった。

「それじゃあさ。棋譜、全部覚えてしまえば良いんじゃない?」と思って始めたのが棋譜覚え。当時はウワテの方々が「棋譜を並べました」ってのが「棋譜を覚えました」というのとほぼ同義だと知らなかった。ってか、一通り棋譜を眺めればそれなりに記憶してしまう碁打ちってのは天上界の人々だと思ってた^^。

「私、棋譜覚えを始めました!」って言った時に、小林千寿先生に「翌日になってもちゃんと覚えてる? 百局くらい覚えてみなさい?」と言われたのは、私にとってむちゃくちゃラッキーなことでした。

棋譜覚えを初めてから、「とにかく棋譜さえあれば幸せ」なんて状態になって、高梨聖健先生には「プロみたいな(なまいきな)こと言いますね」と言われるわ、あるプロには「私より勉強してるんじゃないですか」と持ち上げられる^^。

古碁そんな中、さらに心地よい刺激を与えてくれるのが火曜日の教室で知り合ったNさん。

最近はこの人と「来週までにこの棋譜を覚えてみましょうか」なんて言って、一緒に棋譜を覚えてる。で、教室で出会ってニギリで黒白を決めて、その碁を並べる(^^)。

先週は私の出題で、高尾本因坊が本因坊を獲得した本因坊戦第三局。私は以前この棋譜を並べているからアジが悪いんだけど、他に思いつかなかったため。で、次週はそのNさんの指定で左図の棋譜。

「前田さん、古碁は嫌いですか」とN氏。「え、いえ。古碁は凄く読みが入ってるからあなたにはまだ難しいですと家庭教師には言われましたが、でも嫌いというわけではないです」と。で、彼が示したのがこの図。1835年の譜で、非常に有名な碁。強い人はたぶんひと目みてわかるんでしょう。

私は。ちょっと古碁は苦手ではあるんですよね^^。みんな小目に打つんだけど、シマリやカカリのタイミングがよくわかんない^^。捨石大好きな私ではありますが、古碁の捨石はあまりにあからさまな捨石に感じることがあって、どうも理解できない。

「私たち、そろそろこういう碁を並べても良いんじゃないですか」と言ったN氏。「ちっ。古碁は苦手だが、最近ずっと棋譜をいろいろ覚え続けている私。彼に遅れを取るとは思えないぜ!」と思った。

でも実際。

この碁はとくに序盤に苦戦している私です^^。「古碁は難しい」という先入観を捨てるために、いくつか並べてみるかなあ?

2005年12月28日

Who do we think we are ?

誰の棋譜?誰のアルバムタイトルだっけ? まあそんなことはいいや^^。

左の棋譜は終局図。誰の棋譜だと思います?

この棋譜は火曜日の教室の教材として取り上げられた碁。火曜日に教室はプロの碁とアマの碁をだいたい同じくらい教材として取り上げます。で、教材がプロの棋譜だと私は覚えてから教室に向かいます。つまり最低十数回は並べてから教室に向かう。

で、思ったのは「この棋譜の黒番は○○先生だ!」。

番碁だと、私の愛用する GoBase で検索できるんですが、私がそのようにして「誰の棋譜なのか」を事前に調べておくと、授業で先生(巻幡先生・矢代女流本因坊/五十音順)が批判しにくい意味がある。だから棋譜を選択する人は「あてにくい棋譜」を選択する傾向があるんですよね。

だから私はこの碁が誰の棋譜なのかわからなかった。でも何度も並べるうちに「この棋譜の黒は○○先生だ!」と思うに至りました…。

で、授業の後、本譜が誰のかと尋ねてみるとやはり私の思った通りの○○先生の棋譜。

これね。実は「かなり」嬉しかった^^。一般に思われている○○先生とは違う碁を打っているんですけど、白の打ち方なんかを見て、どうも黒が○○先生だと意識して打っているような気がしたんですよね。

私はまだまだシタテではあります。ありますが、棋譜並べは取り敢えず百局覚えて、そんでその習慣に助けられてまだまだ記憶中。そのわりには弱いんだけど(爆)、でも碁を「理解」する能力は高まってきたよなあと思う昨今。棋譜を並べることで「この碁は○○先生!」と当てることができたのはものすごく嬉しかったのでした。

なんだかんだ言いつつ(言われつつ(笑?))、結構私も強くなってまいりました(^^)。

「誰だよ、この黒番!」と思った方はメールください^^。棋譜と、対局者をご連絡させて頂きます。

書き忘れました。実はこの棋譜。棋譜を覚えていることでは随一じゃないかと思うプロの先生に尋ねてみたんですよ。「この棋譜、誰の棋譜でしょう?」と。でもその先生曰く「本当にプロの棋譜ですか?」と^^。それくらいこの棋譜の対局者を当てるのは難しいことのようでした。

いや、単なる私の自慢です(爆)。

2005年12月24日

ついでだから三局目(トリプル碁)

トリプル碁第三局昨日投稿したトリプル碁記事二本。ついでなので三局目にも触れておきますか。

左図、私がカタツキで相手の地をケシにいったところです。相手の主将は「時期尚早ではなかったか」と検討でおっしゃっていましたが、私からすればもはや「店じまい」です。よく見て頂ければわかるんですが、右上の相手がひどすぎるでしょう^^? これで勝たなければもう勝つ碁がないって感じ。

白は空き隅をひとつ放棄したそのかわりに、左下方面がシマリからの両ビラキになっています。私の意識としては「相手が重点投資した左下隅を大きくまとめられなければ『勝ちました』だろう」と。

「でもそうやってしまうと上辺からの黒の可能性が減少しませんか」とは相手主将のお言葉。いや、だから「店じまい」。もはや私たちは「可能性」なんてイラナイ。

ところがここから大きなドラマがあるのがトリプル碁ではありましたね^^。相手の方が星に立ったところでコバピの手番。「うん、俺は紛れないように教科書に良く出てくるケシを打ったんだから、『普通』に打ってくれよなあ」と。

ところがコバピ。相手のノビを見て「二目の頭ねっ!」と跳ねてしまったからたまらない。相手に即座にキリを入れられ、それを上から当てて私のカタツキは瞬間に持ち込み模様^^。

もはやそのような形になっては左辺をまともに打つことは不可能。左下隅にアジがあろうと主張しながらなんとかカルイサバキを模索しつつ、なんとかサバキの形を得たのはカタツキから数えて18手目^^。

もちろんそれも当初の予定とは異なり大いに余所にひびく形でのサバキとなったものですから急激に碁は細かくなった^^。本局は先番の碁だったんですが、作って5目差ではありました。

う〜ん、なんだ。右上の分かれを見て「もう既に勝ちましただな」と思った私は多少甘かったのかもしれない。でもあとを互角で打てば充分に黒の勝ちじゃんねえ。かつ、相手チームは右上の失敗をするチームなんだから、どうせ互角以上になるとも見込めるし…。

しかしまあなんだ。最近攻めだの打ち込みだの言ってるコバピだけど、まだケシたりそういうことができないんだなあ(笑)。この碁が大いに勉強になったことと思います。

2005年12月23日

でも、きみたち…

トリプル碁二局目さきほどの記事に書いたように、私は今日、ともに出場してくれた二人に感謝感激。

でも。実は私。ちょっと心穏やかならざる状況にはあったんだよね(笑)。

左図は二局目。互先で握って私たちの黒番。黒「○」と切ったのはコバピ。そして伸びたのはO氏。

あのさあ、きみたち。

この状況で俺たちは頑張らなくちゃいけないのか^^? むしろ俺たちは楽勝なんじゃないのか^^? 各所を決めていけば俺たちは圧勝なんじゃなかろうか^^?

私は「もう店じまいしようよ」と打つ。しかしコバピとO氏は「いや、ついでだからこの石を取りましょうよ!」と打ち続ける^^。「やだね。だってトリカケを読むとうちの石も弱いんだよ」と私。でも彼らはやり続ける^^。

うん、三人寄れば政治が生じるよな。彼ら二人が「取って勝とうぜ!」と言う中、私ひとり「トリカケはやめようよ」と言うのだから、私が悪いんだろう(笑)。

この碁は結局我がチームの中押し勝ち。でもとにかく笑えた碁だった。「君たち、もうやめなさいよ」という私に対して「おまえ、甘いこと言うんじゃねーよ」というO氏とコバピ。私の打つ手に対して「おめー、あまいんだよ!」と怒り続ける(笑)。君たち、ペア碁に出れば全勝か全敗なくらいに気持ちがあっていたよ^^。

この碁。とにかくO氏とコバピが私に反抗しまくる碁だった。ペア碁だと「おめー、うるせえよ。俺がウワテなんだから俺の言うことを聞け」と言えるよな。しかしトリプル碁に出て副将を担当するO氏がコバピと気持ちを同じくしているなら、はぐれ者は私^^。

終わってから「君たちの強欲には驚いたよ」と伝えた私だったけど、彼ら二人は私に不満を感じていたに違いないね(笑)。これはともかく面白い碁ではありました。

Thank you TWO.

トリプル碁第一局今日はトリプル碁の日。私とコバピと、そしてハッピー・マンデーを通じて知り合ったO氏と二年連続のトリプル碁出場。

左図は一局目の四子局白番。

どう? この中央の白模様。私はこの時点で涙せんばかりに感動してました^^。「やべ。俺たち、強いじゃないか」。

この碁はね。実は中押しで負けたんだけど、私としては大満足。なんと言っても三将であるコバピの失着がほとんどない。

局後コバピとペアの方に言った。「あの碁が打てただけで今日参加したことを私は一生忘れませんよ。大満足です」。そしてコバピには後で言った。「君もようやく碁が打てるようになったんだね。囲碁の世界にようこそ」。

結局この碁は負けてあとは二連勝(トリプル碁の大会は全部で三局打ちます)。私は「俺たち、強いなあ」と。

いや、強いってことだけじゃないな。私は今日の大会が碁を打っていて一番楽しかった。

個人の大会に出たりペア碁に出たり、そして今日のようにトリプル碁に出たり。そんないろんな経験をしたけど、ともかく今日の碁が一番楽しかった。

コバピと、そしてコバピよりも前に名前を挙げるべきであろうO氏。こんなに楽しい日を過ごさせて頂いてありがとうございました。「碁を打っていなければこの楽しみはあり得なかったなあ」と、本当に感じさせて頂いた1日でした。

三年間。いろんな経験をしつつ、それでも今日の碁が一番楽しかったと言ってるんだから、おめーも感動しろよ、コバピ(笑)。

来年は表彰台を目指そうな(^^)。

2005年12月15日

シタテを泣かす^^

こんな私でも、ウワテとして碁を打つことが多くなりました。シチョウに応じた定石選択もできなかった私にいろいろとご指導頂いたウワテの方々に感謝感謝。

で、ウワテとして打っていると、シタテの方と打つとき「できれば勝って欲しい」と思いながら打つ碁と、「ぜってぇ負けねえぞ、このやろう」と思いながら打つ碁ってありませんか^^。

たとえばコバピ。

日本棋院初段くらいの人とは良い勝負をするようになってきたコバピですが、実は彼女には何子置かせても「勝って欲しい」とは思わずに打っています^^。いや、気持ちは勝って欲しいんだけど、私の石は「俺こそが勝ちたい!」と主張してる。もちろんそうは言っても彼女と四子を打った遠い昔のように「置かせ碁だから相手の知らないことをやってみよう!」なんてことは一切思わず、ごく普通には打ってるんですけどね。

先日、彼女とはまた九子を打ちました。私の中押し勝ちだったんですが、ウワテを呼びつけて^^「この碁のレビューをお願いします」と。するとウワテ曰く「攻めがなってませんね」。

最近ね。彼女の「マイブーム」が「攻め」なんです。私に「石を取ろうとすんのが攻めじゃねーんだよ、ボケチンがっ!」とか言われ、「なんで自分の石の準備もできてねーのに攻めんだよ、アホ」とか言われながら、でも「最近の私は攻めがわかってきた気がする!」なんて言ってた。そんな碁を打っていて、かつ私が九子でも1000局打てば2割は負けるだろうと思ったウワテに「攻めが甘い」とかレビューされた。

コバピは…泣きましたよ^^。

とある弟子筋がそれを聞いて「前田さん、コバピさんを泣かすの好きですね〜」と。いや、違うだろ。今回コバピを泣かしたのは俺じゃねーっつーんだよ。


「泣いちゃって、シタテの人をびっくりさせちゃいましたかね」とコバピが言う。いや、いーんじゃねーか、びっくりさせれば。俺は君のこと「馬鹿だけど初段」と認定したし、つまりは私の周りにいるシタテの中では強い部類。そんな奴が九子で負けて泣いてるのを見れば、判ってるシタテは何か感じるだろーさ。

俺は君に勝たせるつもりはないが(笑)、それに勝つとき、君は「馬鹿だけど」は取れないけど、それなりの初段になってるんだと思うぜ^^。

2005年12月14日

囲碁の魅力

囲碁の魅力ってのは、少なくとも個人的には「ハプニング」がないことだと思ってる。実力がウワテの相手と打てば、1000分の1000で負ける。「偶然」とかの入り込む余地がほとんどない。ある意味「ラグビー」という競技によく似ていると思う。

たとえばね。野球だと優勝チームも最下位チームに少なくとも2割くらいは負ける。でも碁とかラグビーではそういうことは「あり得ない」。

そんな私が、1000回打てば1000回負けるよなあと思ってたのが火曜教室に通うKと言う人(あと最近いらしてないがYという人)。ともかくレベルが違う。何を覚えれば良いというのではなく、何を気を付ければ良いというのではなく、ともかくすべてに於いて彼が勝り、1000回打てば1000回負ける。

そのK氏とは数回打たせてもらったんだけど、その度に嬉しかったなあ。「ぜってぇこいつにゃあ勝てねえ」と、その度に思わされる。「Yes, It's 囲碁!」みたいな感じで。

と、なんでそんな話題を書いてるかと言うと、実は今日、そのK氏に勝った^^。いや〜、俺、強くなったと思ってたんだよなあ(笑)。1000回打って1000回負けると思ってた人に勝つのはやっぱ嬉しいさっ!

でも実は。種を明かせばその人があまりに強くて昇段して、私と「先」の手合だったのが「二子」になっただけという話もあるんだけどね(苦笑)。K氏は置かせ碁をあまり打ち慣れていらっしゃらないのか、二子のときと互先の時で碁を変えてこられたんですよね。「二子だから頑張らなければならない」というふうに。私はその隙を突いて勝つことができました。

置き碁必勝法 for 黒で打つ人。

相手がね。「頑張った」と思う手を「頑張った手だなあ」と感じる能力を付けること。そうすると、相手のガンバリに於ける隙みたいのが見えてくる。私と多子局で打つ人も、どこで私が頑張ってるのかを理解すれば、もっと勝ちやすくなると思うんだよな〜(だから私は置かせ碁でもなるべく頑張らないようにしていますけど^^)。


とにもかくにも。

今日はまあ「条件」はあったもののK氏に勝たせて頂いてハッピーでした。そして火曜教室の忘年会という位置づけで矢代先生、巻幡先生と一緒に飲ませて頂きました(^^)。これをハッピーと言わずして何をハッピーと呼ぼうか(^^)。


とにもかくにも2。

K氏ってさ。普通に待ちで会えば、普通のおじさまなんですよね。そういう人を尊敬する機会を与えてくれたことも、碁に感謝する理由のひとつです。

2005年12月13日

最短手数の作り碁?

最短手数の作り碁?先日、長い長い364手完の棋聖戦譜を並べました。別にそれとバランスを取ろうと思ったわけではないんだけど、日本棋院のネット対局場でちょっと話に出た最短手数の作り碁。武宮正樹九段と張栩当時七段の棋譜ってのを発見して並べてみました。

棋譜は「九星会」というところのサイトに掲載されています。2003年の名人戦挑戦者決定戦の碁だとのこと。2003年と言えばだいたい私が碁を打ち始めた頃。364手の棋聖戦も同じ年でした。最近のようでいて、張栩七段なんて表記を見るとえらい昔のような気もしますよね。

で、右図が終局図。 「アマチュアの初心者同士で打ったみたいな碁になっちゃったね」と武宮先生がおっしゃったそうですが、まさにそんな感じ^^。私は 364 手の棋聖戦をテレビで見て「ほ〜、プロというのはこういう碁を打つのか!」と刷り込まれた時期だったので、ともかくこの掲載図のような終局図にならないことばかりを考えて碁を打っていた感じがします(^^)。


ハッピー・マンデーでも、よくこういう図(もちろん細かいところは違いますよ^^)になって、「え〜、これで終局しているでしょうか」なんて質問をしてくる方がいらっしゃいます。F先生がお忙しいときなど、私が見たりするんですが、実は「終局ですか」って質問は結構ハイレベルなんですよね^^。

まず普通に手残りを探して、そしてアジワルな断点を探しますよね。これは普通。でも初心者同士の碁なわけですから、一カ所の少々のアジワルが大事件に発展することはある。だから目算をして、少々のアジワルが勝敗に影響するかどうかってのもチェックしてみるわけです。

負けている方には「負けていますが、もう手はないと考えていますか」とか、アジワルを突けば生き返りそうな石があれば「これは死にで合意なんですか?」等と尋ねてみたり。負けている方には「負けているのでもうちょっと頑張ってみたいですね」とか、勝っている側には「ここ切られるといやで、せっかく勝っているのだから守ってしまいたいですね」とか。

囲碁は、正しく終局判断ができるという基準で確か級が付いたと思うんですが、それが当然と思うくらいに終局判断は難しいですよねえ(^^)。日本棋院初段くらいとは打てるようになったコバピも、去年のペア碁で終局しているところに一手入れて勝ち碁を持碁負けにした実績を持ってるし(大笑)。あ、まあそういうことを言えば、私も2級を名乗っていた頃、小林覚先生に「あの碁はまだ終わってませんでしたよ」なんて指摘されたこともあったけど、それは忘却の彼方ということで^^。


右上に図を挙げたこの碁は結局張栩七段の8目半勝ち。

序盤白8から白18までの手順が勉強になるんですよね。武宮先生の碁ではよく出てくる手順。黒11のノゾキで一本アジを付けて、黒13で形を決めて。白も16で右辺に対するアジを無くして、アジを無くしたことのバランスを取るために18と三々に入る。

碁というのは全局のバランスなのだなあと強く感じ、棋譜並べを通じてこういうことが学べるようになった自分がちょっと嬉しかったり(^^)。

今年は私の弟子が「最弱初段」認定になったり(笑)、「馬鹿だけど初段」(爆)になったりしました^^。弟子たちもだんだんと「棋譜さえあれば何もいらない」と感じるくらいに楽しくなってくるんだろうな(^^)。

2005年12月11日

二子ニギリはいやですか^^?

本日のNHK杯。ニギリの場面を見て思い出しました。今日のニギリ、黒石を二つ出しましたよね。

先日364手の棋譜を一緒に覚えた人が、以前言っていたことがありました。「黒石を二つ握られるとちょっとイヤなんですよねえ」。

その人曰く「一子出してくれると、どうでも良いと感じてるような気がするけれど、二子出されると真剣に当てにこられてるような気がする」とのこと。私は習慣的に二子石を出すことが多いんですが、出してる本人からすると、別に「絶対当ててやる」の気持ちもないんだけどな^^。

ところで。講座の方でも「ニギリのやり方」みたいな説明がされていました。一般的に年長者が白石を握るものだという説明がありました。あ〜、でも。碁会所で女性とニギリをするときとか結構難しいですか^^? でも「年長者」という意味だけでなく、なんとなく「目上」という意味があるから、白を譲られて怒る女性もいないかな^^?

私は囲碁をはじめた頃、ニギリの結果白黒を交換するときの方法がわかりませんでした。もう互いに碁笥の蓋を開けているわけだから、碁笥本体(?)だけ交換すれば良いのか。それとも石を碁笥にしまって、蓋を閉じて碁笥全体(?)で交換するのか。

ウワテの方に伺うと蓋を閉じて全体を交換するのだということでした。確かにその方が文化的な感じ(笑)がしますよね。

2005年12月10日

十三路盤九子局^^

先日、とあるネット碁で十三路盤九子局なんて碁を打った^^。

ずーっと以前、ハッピー・マンデーのF先生に「十三路盤九子局でお願いします」と言ったら「そうまでして勝ちたいですか!」と言われた手合^^。いやあ、当時はそれでも勝負にされちゃうと単純に思ってたんだけどな。今でもF先生に十九路盤で九子局を打てば、2割は負けちゃうんじゃないかという恐怖心がありますよ^^。

ともかく。F先生に叱られて以来、十三路盤九子ってのはアンタッチャブルな感じだったんだけど、今回は白番として申し込まれたので打ってみた^^。

掲載図は7手まで。F先生に棋譜を見せると「ほほう、初手はここに打つんですか」なんて(笑)。いや、十九路盤十三子局(井目風鈴)なんてのを打つと、初手五の五とか試したくなるじゃないですか。そんな気分で打ってみた手。

打ちながら思った。「そうそう、黒6。最初のうちは自らケイマを裂かれる愚形に石を打ってしまうんだよなあ」。でも一本調子になるのが怖くてその愚形を裂いていくことすらできなかった^^。

結局作り碁となって私の半目負け。コミを半目貰っていたので盤面で1目負けたんですね^^。相手の方とは十九路盤九子で打って、白の二十数目勝ちだったので、十三路ならもっと勝って良かったはずだと思うんだけど…。まあウワテと打つときってのは、どうしても(少なくとも私は)ビビリが入ってしまうものだからそれもしょうがないかな。

そんなこともあるので、私は「成長度合いを自覚したい」と思う方と打つときは二子くらい多めに石を置いて貰うことが多いです。「普通に打てば絶対勝てない!」と思ってる人に対しては、何子置こうが勝つこと自体が嬉しいものですものね(^^)。

ちなみにある知人にこの碁の結果を伝えると「もっとちゃんと負けなさい」と(笑)。確かに十三路盤九子局ってのは十九路盤換算で井目風鈴中四目くらいの実感があった。勝ってしまってもアジが悪いですよね。

364手の棋譜

364手の棋聖戦先日、知人とともに2003年2月に打たれた棋聖戦の棋譜を並べて見た。対局者は王立誠棋聖(当時)と、挑戦者の山下敬吾天元。私が碁を始めて、おそらく最初に見たタイトル戦だと思う。

ご存じのように碁盤上の交点の数は 19*19 で 361。364手完ということは、なんと盤面全部埋めるより多くの石が打たれたことになる^^。途中山下挑戦者の石がなくなって、お互いにアゲハマを碁笥に戻していたりしたものなあ(アゲハマの数も双方40近く)。

序盤からやけにデカイコウが連続して発生して、普通に整地をするとお互いにマイナスの地になるという展開。途中でアゲハマを碁笥に戻したからマイナスにはならなかったんだけど、それでも双方ともにひと桁の地しかなかったんじゃなかったっけ。

当時はなーんもわかってない級位者だったんだけど、それでも「地の小さな碁ってのは格好良いなあ」なんて思った。だから初段を名乗り始めた頃は、とにかく自分の地など作らずケシばかり打っていたっけ^^。

この棋譜を覚えれば二目は強くなりますよ
と、コンピュータも持たず、実際に碁盤に並べて覚えた方が力説してた^^。

覚えるのに、普通の棋譜(200手程度で終わる棋譜)の3倍くらいの時間がかかりました^^。でも「覚えたら二目強くなる」は言えてるかもしれないな。337手目の意味が全く想像もできない私ですが、少なくとも「覚えたぞ」という自信にはなるのではないかと思います(^^)。