2006年02月25日

悲しかった囲碁・将棋ジャーナル

今週の碁界。かなり嬉しいニュースが二つ、という週でした。

まずは山下棋聖の復位。前にも書いたけど、山下棋聖は私が碁を覚えた頃に王立誠九段との360手を超える棋聖戦を戦って、私に「囲碁、かくあるべし」を刷り込んだ棋士(^^)。以来、応援してます。前棋聖の羽根九段の碁がなんだか、自分でしかけておいて「ぽっきり」行ってしまう印象の碁が多いので、特に山下棋聖に勝って欲しかった。

そして、この山下棋聖のニュースに勝るとも劣らないのが、依田碁聖の対李昌鎬戦勝利のニュース。これで日本が農心辛ラーメン杯世界囲碁最強戦優勝。五輪金メダルのことよりも、これまで同大会無敗の世界最強棋士・李昌鎬に勝ったニュースの方が個人的にはビッグイヴェント。「よし、明日の囲碁・将棋ジャーナルがむちゃくちゃ楽しみだぞ!」と…

しかしなんていうこと、囲碁・将棋ジャーナルでは、「依田、李昌鎬に完勝!」のニュースは完璧に無視。今、日本の対中韓の凋落が言われ、各一流棋士とも「国際棋戦で結果を残したい」と言っているのに、この大事件を無視するのは解せない。もしNHK側のメニューに入っていなくても、棋士の側が強く声を上げて、とにかく取り上げるべきニュースだったと思う。

「もしかしてさ、録画だったんじゃないの?」と、友人のO氏。「おお、それはあるな。通常は生だけど、今回に限っては録画だったのかも」と電話で確認。回答は「生です」。

今回は、棋聖戦直後ということで、解説の片岡九段の他に、山下棋聖も登場していた囲碁・将棋ジャーナル。誰かが「昨日の農心杯の結果を取り上げないのはあり得ないです」と言って欲しかった。

もしかしたら来週のネタに取っておいたのかもしれないけれど、これだけの大事件を生番組で取り上げなかった識見は、少なくとも個人的に悲しいものだった。