日本棋院の誇るイケメン棋士(笑?)高梨聖健八段の棋譜認識能力の高さは以前記事に書いたことがありました。何度も彼に「この棋譜は知るまい!」と思って持っていっても、ほとんどの棋譜に「これはダレソレの棋譜でしょう?」と即答されてしまったことか。私などに身ひとつで聖健先生の真似をすることは無理ですが、moyogo.com から入手した4万局超の棋譜と、Kombilo のおかげで、パソコンさえあればいつでも聖健先生に勝るとも劣らない棋譜検索機能を発揮できるようになりました(^^)。
但し。Kombilo がいかに便利なツールでも、全ての作業を Kombilo でやるのが効率的かと言えばそうでもないかもしれません。たとえば私は、棋譜を覚える際に、自分なりの棋譜解説を付していって、それで着手理由などを自分なりに理解しながら棋譜を覚えていきます。このコメントを付す作業などは、やはり自分の使い慣れたエディタが便利ですよね。
Kombilo と連携して他の SGF エディタを使うには、2つの方法があります。
ひとつはクリップボードを経由する場合。Kombilo の SGF エディタに何か棋譜を読み込んでいる際に、「File」メニューから「Export SGF」を選べば、別ウィンドウに当該対局の SGF 譜が出力されます。
最近の SGF エディタの多くは、クリップボードから SGF 譜を読み込む機能を持っていますから、これでも十分便利に使うことができます。
もうひとつは、Kombilo に「外部エディタ」を設定しておく方法。これはやはり SGF エディタ上のメニューで設定します。「Options」メニューから、「Advanced」、さらにその中の「Alternative SGF viewer」を選びます。
私は、日本棋院のネット対局場の棋譜も読むことができ、また「Tutor Both Sides」のメニューで、棋譜を覚えるのにも便利なことから「MultiGo」という SGF エディタを愛用しています。
先ほどの「Alternative SGF viewer」を選ぶとダイアログが表示されるので、「Enter the command to launch SGF viewer」のところに「Program Files\MultiGo\MultiGo.exe」(パスは人によって異なるかもしれません)と入力し、「Enter the command line options, with %f for the file name」の部分に「(半角スペース)%f」と入力します。
これで、game list ウィンドウに表示された棋譜を、Shift + クリックすることで、自動的に MultiGo が起動し、見たい SGF ファイルも読み込まれます。
尚、やはり利用者の多いと思われる CGoban を利用する場合は、先ほどのダイアログの上の方に CGoban へのパスを記し、二行目には「-edit %f」と記しておけば良いと Kombilo のサイトに記載されていました。
ところで。moyogo.com から棋譜をダウンロードしたのは良いものの、新しい棋譜を入手した場合はどうすれば良いでしょうか。
私の場合は、日本棋院のネット対局場や Gobase から新着の棋譜を入手していますが、それらの棋譜も Kombilo の検索に反映させたいものです。もちろん、Kombilo 導入時に存在した棋譜は検索対象になっているのですが、Kombilo 導入後に加えた棋譜はどうしましょう?
その場合は、SGF エディタの「File」メニューから、導入時に選択した「Edit DB list」メニューを使います。表示される Edit database list ウィンドウの中で、SGF ファイルを加えた(あるいは削除した)フォルダを選択して、同ウィンドウ上にある「Reprocess DB」というボタンをクリックします。これで Kombilo のデータベースが更新されますから、新たに加えた棋譜も検索対象とされることになります。
ところで私は利用していないのですが、Kombilo には Guess Mode というモードがあります。これは MultiGo の Tutor Mode と同じものです(MultiGo の Tutor Mode に付いては昔の記事に記載してあります)。
Kombilo の SGF エディタに棋譜を読み込んだ状態で、Data window と名付けられたウィンドウ上の Enter / leave guess mode というボタン(上の図で赤く印を付けているところ)をクリックすると、MultiGo で言うところの Tutor Mode に入ります。このモードで SGF エディタ上をクリックすると、石の場所が正しければクリックした場所に石が表示され、間違っていると正解からどれだけ離れているかによって、大きさの異なる四角形が Data window に表示されます。そういう意味では Gobase に似ていると言えますね(Gobase を利用して棋譜を覚える方法についても昔の記事に書いてあります)。
他にも書こうと思っていることがあったはずなのですが、なんか Kombilo をいろいろいじっているうちに忘れてしまいました^^。まあここまでに記した操作ができれば、だいたい幸せな棋譜検索生活を送ることができるのではないでしょうか^^。棋譜を覚えるという作業はなかなか楽しいものですし、きっと強くなるのにも役立つことだと思います。
あ。でも「ほう、強くなるのかっ」とか言って、みんながお金払ってる教室にタダで力試しにやってくるなんてのはやめて下さいね(笑)。そういう行為は下品だと思いますし、私以外にも多くの人が「棋譜並べは役立つ」と言っていますから、わざわざ私で確認する必要もありません^^。
投稿者 前田博明 : 2006年03月11日 16:45 | トラックバック