今週の碁界。かなり嬉しいニュースが二つ、という週でした。
まずは山下棋聖の復位。前にも書いたけど、山下棋聖は私が碁を覚えた頃に王立誠九段との360手を超える棋聖戦を戦って、私に「囲碁、かくあるべし」を刷り込んだ棋士(^^)。以来、応援してます。前棋聖の羽根九段の碁がなんだか、自分でしかけておいて「ぽっきり」行ってしまう印象の碁が多いので、特に山下棋聖に勝って欲しかった。
そして、この山下棋聖のニュースに勝るとも劣らないのが、依田碁聖の対李昌鎬戦勝利のニュース。これで日本が農心辛ラーメン杯世界囲碁最強戦優勝。五輪金メダルのことよりも、これまで同大会無敗の世界最強棋士・李昌鎬に勝ったニュースの方が個人的にはビッグイヴェント。「よし、明日の囲碁・将棋ジャーナルがむちゃくちゃ楽しみだぞ!」と…
しかしなんていうこと、囲碁・将棋ジャーナルでは、「依田、李昌鎬に完勝!」のニュースは完璧に無視。今、日本の対中韓の凋落が言われ、各一流棋士とも「国際棋戦で結果を残したい」と言っているのに、この大事件を無視するのは解せない。もしNHK側のメニューに入っていなくても、棋士の側が強く声を上げて、とにかく取り上げるべきニュースだったと思う。
「もしかしてさ、録画だったんじゃないの?」と、友人のO氏。「おお、それはあるな。通常は生だけど、今回に限っては録画だったのかも」と電話で確認。回答は「生です」。
今回は、棋聖戦直後ということで、解説の片岡九段の他に、山下棋聖も登場していた囲碁・将棋ジャーナル。誰かが「昨日の農心杯の結果を取り上げないのはあり得ないです」と言って欲しかった。
もしかしたら来週のネタに取っておいたのかもしれないけれど、これだけの大事件を生番組で取り上げなかった識見は、少なくとも個人的に悲しいものだった。
あくまで参考までに、の話。
何度も書いてますが、私は囲碁というのは「積み重ね」のものだと思ってるんですよね。だから何度も書いてるように、強くなったと思ったら絶不調になって、そして絶不調の時期を抜け出すと、強くなったなと感じたときよりもちょっと強くなってる(そしてまたいつか不調を迎えて、、、の繰り返しなんですけどね)。
でも、いくつかエポックメイキングな出来事ってありますよね。
私の場合のひとつ目は(何度も書いたけど)ピーチ先生に教わった「生きている石の側は小さいので大場に回りましょう」の言葉。教室で 13 級くらいの頃に聞いた言葉だと思うんだけど、1週間たつと、対他人比で8ランクくらい強くなったように感じました。
最近もまた好調と不調を繰り返しつつ成長してきていて、「まあさすがにもう昔のように突然強くなるなんてことはないんだろうな」と思ってた。一応碁会所やらでは有段者になって、そこから急に強くなるなんてことはあり得ないだろうと。
それは先日記事に書いた「Aさん」に頂いた検討譜。「弱い石があるうちは攻めるのだと教わりましたよ」と書いてありました。
もちろんそれは単純なことで、私自身にもそういう意識がなかったわけじゃない。でも私は長らく(って、棋歴三年だけど^^)「何もしない碁」を目標にしてて、攻めるべき石があってもまずは攻めないところからプランニングしてた。
「何もしない碁が目標です」という言葉に対しては、巻幡先生から「プロみたいな(生意気なこと:筆者注)言いますね」と叱られたりもしてたんですよね(笑)。で、今回、私が知るどのアマチュアよりも強いAさんに「攻めるものだと教わったよ?」と指摘された。エポックでした(^^)。
私の目標が何もしない碁なのは変わらないんだけど、でも「何もしない」ってのは、「攻めるものでしょう?」という厳しさをきちんとマスターして、しかる後にマスターすべき課題なんでしょう。私は「攻めるものだと教わりましたよ?」のひと言でかなり強くなりました。
私の周りにも、すごく勉強していながらなかなか強くなれないでいる人がいます。でも、断じて「積み重ね」はムダじゃない。積み重ねが大きいほど、「エポック」に出会えた時の成長幅が大きくなると思うのです。
私にエポックを与えて下さった方々に感謝するとともに、今、気持ちが落ち込んでる方。囲碁とは楽しむだけじゃないんだと知ったあなた方はきっと強くなるのだと思いますよ。「なんで『趣味』なのに苦しまなくちゃいけないんだ」なんて変なことを言わず、今後も頑張ってください(^^)。
本年の新春お好み囲碁対局は「打ち初めゴスペラーズ北山陽一対普天王」でした。
私は録画して見たんですが(リアルタイムではラグビーの大学選手権準決勝を見ておりました)、これ、結構面白かったですね(^^)。お二人とも日本棋院の対局場ランクで言えば6級〜8級くらいの実力でいらしたでしょうか。私の弟子にもお二人くらいのランクの人もいますので、なんだか打つ手が非常に興味深く、楽しむことができました。
お二人とも、あまり実戦経験がないとのことでしたが、北山さんの方がやや経験がある感じでしたか? こういう方に「ちょっと打ちたいので30分、どこそこに来てくれ」なんて言われたら喜んでお伺いするんですけどね(^^)。
サポート/解説に参加していたプロ棋士の方も、こういう「ある道のプロ」と相対するのは面白く感じていらっしゃるのではないでしょうか。
# 陽光先生。失礼なお話で申し訳ありませんが「五段」の貫禄がついて
# きたんじゃないですか(^^)。格好良かったです(^^)。
年末はいきなりプロの方とも打てたし、弟子のひとりは、私が「ライバル」認定する五子局にランクアップしてくれたしで、とても良い締めくくりになりました。あ、そうだ。すごくお世話になった方とも久しぶりに対局できたし(^^)。
で、年が明けた本日。
私の打ち初めはまたしてもプロの方(^^)。で、さらにその次もプロとの対局。「おやぁ、こいつぁ年初からラッキーだね」と。
そして、いつものように棋譜に解説をつけてコバピ含む弟子たちに送ってみた。そして置き碁の真髄(笑)を学んだコバピとの対局。昨年末に「馬鹿だけど初段」を認定したコバピ。いくら私に苦手意識があると言っても、そろそろ九子は卒業して貰いたい…。
と、そう思いつつ打ったコバピとの九子局。
いやはや。最初に私の棋譜を見せて解説してたのが悪かったのか^^、やけに完敗してしまいましたとさ。もう九子で打ちたいとは思わせないくらいに打ち回してくれました〜。
こりゃあ早速新年からハッピーなお年玉。次からコバピとは七子で打ちます。でも九子での勝ち方を覚えたなら、すぐにでも六子くらいまではいけると思うんですよね。
君は(Y先生は認めてくれなかったが(苦笑))、私たちグループの中でダントツに若いんだから、成長も望めるはず(笑)。年内四子くらいを目標に頑張ってみようか。
しっかり打って真剣な私に勝ったコバピ、どもおめでとございました(^^)。
そしてあまり大きな声では言いたくないので、追記の欄に書いておきます。
実は今月末、N埜さんと九子局の公式戦を打つんですよね^^<火曜日の教室。で、さらに、それは棋譜を取って貰って授業で使う予定なんですよね〜。
あのさ、N埜さん。私の送った棋譜を検討すれば、私ごときに九子はイージーだと思います。私に大恥をかかせるため、月末に向けて頑張ってください(^^)。
当然負けるつもりはありませんが、楽しみに待っていますよ。
今日は今年最後の日。お世話になった方々ありがとうございました。
今日は3つ、良いことがありました(^^)。まずはプロ棋士の方と対局させて頂いたこと。年末ゆえ(?)ちょっとお酒が入っていたんですが、なんとかギリギリで勝たせて頂くことができました。まあ、個人的には納得のいかない碁だったんではありますが。
次に、碁を始めた当初からお世話になっている方と碁を打たせて頂いたこと。私が最初にネットで出会ったウワテの方で、当時は本当に「はるかウワテの方」ではありました。今日は負けはしたものの、先番で打たせて頂いて、本当に嬉しく思いました。
思ったんですけどね。このウワテの方も本当に素晴らしい方で、この方や、私の参加していた会で出会ったウワテの方々を見て「碁の強い人は素晴らし人ばかりだ」という幻想を持つに至ったのではありました(笑)。
否、幻想というと悪いみたいだけど、そういう素晴らしいウワテの方に出会えたおかげで、自分も少しでも強くなりたいと思わせて頂いたんですよね。こういう人たちに会ったはるか後になって、ようやく認めることのできないウワテに出会ったのは、タイミングとして良かったです。最初に評価できないウワテに会ってしまうと、碁を続けたいというモチベーションも保てなかっただろうし。
あと、もうひとつは弟子。「打ち納めですから打ってください」なんて言ってた。今年、九子で打っていたはずなのに、今日の碁は六子で見事勝利。六子局二連勝となって、見事五子に昇格しました(^^)。私は前から「五子からはライバルだ」と主張しているので、次からはもうちょっと厳しく打つようにいたしましょうか(^^)。
今日打った方始め、世話を焼いて下さったウワテの方々、私を直接間接に励ましてくれた下手の方々。いろいろとお世話になりました。どうもありがとうございました。
私の棋歴も三年となりました。
で、私は今、弟子たちの棋譜を検討するとともに、自分の棋譜をAさんに検討して頂いています。Aさんに検討して頂くのは自分の碁と、それからプロ棋譜に自分がつけた「解説もどき」。
Aさんは忙しい人で、週一ペースでコメントを頂いているんですが、私はもう本当にAさんに頂くコメントが嬉しくてしょうがない。メールを確認するたびに「今日はもしかしてAさんからコメントを貰える日じゃなかったろうか!?」と思う状態。
Aさんは限りなくプロに近く、そして私と妙な縁があって「棋譜を検討してもらえないだろうか」の相談を断り切れなかった人^^。
私は自分に「人徳」があるとは思えないけれど、プロ棋士に知り合いも多く、すごくお世話にもなっている。で、Aさんにもむちゃくちゃ世話になってる。
たぶん、私の面倒を見て下さったプロの方も、それにAさんも、そしてもちろん私の家庭教師を引き受けて下さったUさんも、経済的にペイする云々じゃなくて、私が(少し)強くなって、シタテの面倒を見ることを期待して下さってたんだと思う。
「あなたはウマクなりたいんじゃなくて強くなりたいんですね?」と言った家庭教師の先生とか、「あなたのネット碁の棋譜は弱い相手ばかりで、検討したところでなんのメリットにもなりません」と言ったA氏とか。「うまくなれよ、おめーはよ!」と、そういうウワテの「愛」が見える気がします^^。
私は私なりに頑張っていますが、まだまだ私の面倒を見てくれた方々の思いに応えるところまでは行っておりません。ですので「これが俺のお返しだ」と言うことはできません。
でもお世話になったユパ先生にAさん。私はあなた達を愛しています(^^)。いつかきっちり落とし前をつけさせて頂きたいと思っている次第でございますよ^^。今の私にはまだその「落とし前」を付ける自信がないですけどね。
と、年末なので妙に思い出話に走りました。
最近 KGS に HMAEDA というハンドルの人がいて、しかも他の人に公開されるメモ欄に「ハッピー・マンデーを心から愛しています」とかなんとか書いている人がいました(今のメモ欄は「性欲をもてあます」)。それで 2ch 棋院(KGSの中の部屋)で打っていたりします。
たいていの人は気付いているんですが、このアカウントは当然私ではありません。他人のアカウントなど関係ない話なんですが、メモ欄に「ハッピー・マンデー」を書いていたり、局後検討の際に「前田です」を名乗ったりしているので一応書いておきます。ハッピー・マンデーには、私以外に「前田」という人はいないので、おそらく多少なりとも悪意を持って名乗っているのだと思わざるを得ません。
白番で向かい小目を打っていたりしてゲイコマは認めるんですが、「やっぱり 2ch 棋院だなあ」と、情けなく感じる出来事ではありました。
この HMAEDA 氏に対して「2ch 棋院のプライドを!」とかで HMAEDA 氏の相手方を応援するのは無意味ですし、「前田ってこんな碁を打つ奴だったのか!」と検討するのも無意味です。
私は前にも書きましたが、2chで無意味にコバピの KGS アカウントを晒されて以来当然に反感を持っていますから、2ch 棋院に出入りするわけがありませんし、また、日本語部屋にも出入りしていません。
他人の洒落心は認めるべきとは思いますが、ちょっとあまりな騙りだと思うので書いておきます。
この一年を振り返ると、「棋譜並べの楽しみがわかるようになった」というのが一番の成長だと思うんですよ。最初に棋譜を並べたときは総譜を並べるのに3時間かかって、当時の家庭教師の先生に「そんな無駄なことはするな」と叱られた^^。さらに総譜を持ってヨーイドンで並べるとコバピにすら負けていたくらいに棋譜並べが苦手だった。
「それじゃあさ。棋譜、全部覚えてしまえば良いんじゃない?」と思って始めたのが棋譜覚え。当時はウワテの方々が「棋譜を並べました」ってのが「棋譜を覚えました」というのとほぼ同義だと知らなかった。ってか、一通り棋譜を眺めればそれなりに記憶してしまう碁打ちってのは天上界の人々だと思ってた^^。
「私、棋譜覚えを始めました!」って言った時に、小林千寿先生に「翌日になってもちゃんと覚えてる? 百局くらい覚えてみなさい?」と言われたのは、私にとってむちゃくちゃラッキーなことでした。
棋譜覚えを初めてから、「とにかく棋譜さえあれば幸せ」なんて状態になって、高梨聖健先生には「プロみたいな(なまいきな)こと言いますね」と言われるわ、あるプロには「私より勉強してるんじゃないですか」と持ち上げられる^^。
そんな中、さらに心地よい刺激を与えてくれるのが火曜日の教室で知り合ったNさん。
最近はこの人と「来週までにこの棋譜を覚えてみましょうか」なんて言って、一緒に棋譜を覚えてる。で、教室で出会ってニギリで黒白を決めて、その碁を並べる(^^)。
先週は私の出題で、高尾本因坊が本因坊を獲得した本因坊戦第三局。私は以前この棋譜を並べているからアジが悪いんだけど、他に思いつかなかったため。で、次週はそのNさんの指定で左図の棋譜。
「前田さん、古碁は嫌いですか」とN氏。「え、いえ。古碁は凄く読みが入ってるからあなたにはまだ難しいですと家庭教師には言われましたが、でも嫌いというわけではないです」と。で、彼が示したのがこの図。1835年の譜で、非常に有名な碁。強い人はたぶんひと目みてわかるんでしょう。
私は。ちょっと古碁は苦手ではあるんですよね^^。みんな小目に打つんだけど、シマリやカカリのタイミングがよくわかんない^^。捨石大好きな私ではありますが、古碁の捨石はあまりにあからさまな捨石に感じることがあって、どうも理解できない。
「私たち、そろそろこういう碁を並べても良いんじゃないですか」と言ったN氏。「ちっ。古碁は苦手だが、最近ずっと棋譜をいろいろ覚え続けている私。彼に遅れを取るとは思えないぜ!」と思った。
でも実際。
この碁はとくに序盤に苦戦している私です^^。「古碁は難しい」という先入観を捨てるために、いくつか並べてみるかなあ?
昨日投稿したトリプル碁記事二本。ついでなので三局目にも触れておきますか。
左図、私がカタツキで相手の地をケシにいったところです。相手の主将は「時期尚早ではなかったか」と検討でおっしゃっていましたが、私からすればもはや「店じまい」です。よく見て頂ければわかるんですが、右上の相手がひどすぎるでしょう^^? これで勝たなければもう勝つ碁がないって感じ。
白は空き隅をひとつ放棄したそのかわりに、左下方面がシマリからの両ビラキになっています。私の意識としては「相手が重点投資した左下隅を大きくまとめられなければ『勝ちました』だろう」と。
「でもそうやってしまうと上辺からの黒の可能性が減少しませんか」とは相手主将のお言葉。いや、だから「店じまい」。もはや私たちは「可能性」なんてイラナイ。
ところがここから大きなドラマがあるのがトリプル碁ではありましたね^^。相手の方が星に立ったところでコバピの手番。「うん、俺は紛れないように教科書に良く出てくるケシを打ったんだから、『普通』に打ってくれよなあ」と。
ところがコバピ。相手のノビを見て「二目の頭ねっ!」と跳ねてしまったからたまらない。相手に即座にキリを入れられ、それを上から当てて私のカタツキは瞬間に持ち込み模様^^。
もはやそのような形になっては左辺をまともに打つことは不可能。左下隅にアジがあろうと主張しながらなんとかカルイサバキを模索しつつ、なんとかサバキの形を得たのはカタツキから数えて18手目^^。
もちろんそれも当初の予定とは異なり大いに余所にひびく形でのサバキとなったものですから急激に碁は細かくなった^^。本局は先番の碁だったんですが、作って5目差ではありました。
う〜ん、なんだ。右上の分かれを見て「もう既に勝ちましただな」と思った私は多少甘かったのかもしれない。でもあとを互角で打てば充分に黒の勝ちじゃんねえ。かつ、相手チームは右上の失敗をするチームなんだから、どうせ互角以上になるとも見込めるし…。
しかしまあなんだ。最近攻めだの打ち込みだの言ってるコバピだけど、まだケシたりそういうことができないんだなあ(笑)。この碁が大いに勉強になったことと思います。
さきほどの記事に書いたように、私は今日、ともに出場してくれた二人に感謝感激。
でも。実は私。ちょっと心穏やかならざる状況にはあったんだよね(笑)。
左図は二局目。互先で握って私たちの黒番。黒「○」と切ったのはコバピ。そして伸びたのはO氏。
あのさあ、きみたち。
この状況で俺たちは頑張らなくちゃいけないのか^^? むしろ俺たちは楽勝なんじゃないのか^^? 各所を決めていけば俺たちは圧勝なんじゃなかろうか^^?
私は「もう店じまいしようよ」と打つ。しかしコバピとO氏は「いや、ついでだからこの石を取りましょうよ!」と打ち続ける^^。「やだね。だってトリカケを読むとうちの石も弱いんだよ」と私。でも彼らはやり続ける^^。
うん、三人寄れば政治が生じるよな。彼ら二人が「取って勝とうぜ!」と言う中、私ひとり「トリカケはやめようよ」と言うのだから、私が悪いんだろう(笑)。
この碁は結局我がチームの中押し勝ち。でもとにかく笑えた碁だった。「君たち、もうやめなさいよ」という私に対して「おまえ、甘いこと言うんじゃねーよ」というO氏とコバピ。私の打つ手に対して「おめー、あまいんだよ!」と怒り続ける(笑)。君たち、ペア碁に出れば全勝か全敗なくらいに気持ちがあっていたよ^^。
この碁。とにかくO氏とコバピが私に反抗しまくる碁だった。ペア碁だと「おめー、うるせえよ。俺がウワテなんだから俺の言うことを聞け」と言えるよな。しかしトリプル碁に出て副将を担当するO氏がコバピと気持ちを同じくしているなら、はぐれ者は私^^。
終わってから「君たちの強欲には驚いたよ」と伝えた私だったけど、彼ら二人は私に不満を感じていたに違いないね(笑)。これはともかく面白い碁ではありました。
今日はトリプル碁の日。私とコバピと、そしてハッピー・マンデーを通じて知り合ったO氏と二年連続のトリプル碁出場。
左図は一局目の四子局白番。
どう? この中央の白模様。私はこの時点で涙せんばかりに感動してました^^。「やべ。俺たち、強いじゃないか」。
この碁はね。実は中押しで負けたんだけど、私としては大満足。なんと言っても三将であるコバピの失着がほとんどない。
局後コバピとペアの方に言った。「あの碁が打てただけで今日参加したことを私は一生忘れませんよ。大満足です」。そしてコバピには後で言った。「君もようやく碁が打てるようになったんだね。囲碁の世界にようこそ」。
結局この碁は負けてあとは二連勝(トリプル碁の大会は全部で三局打ちます)。私は「俺たち、強いなあ」と。
いや、強いってことだけじゃないな。私は今日の大会が碁を打っていて一番楽しかった。
個人の大会に出たりペア碁に出たり、そして今日のようにトリプル碁に出たり。そんないろんな経験をしたけど、ともかく今日の碁が一番楽しかった。
コバピと、そしてコバピよりも前に名前を挙げるべきであろうO氏。こんなに楽しい日を過ごさせて頂いてありがとうございました。「碁を打っていなければこの楽しみはあり得なかったなあ」と、本当に感じさせて頂いた1日でした。
三年間。いろんな経験をしつつ、それでも今日の碁が一番楽しかったと言ってるんだから、おめーも感動しろよ、コバピ(笑)。
来年は表彰台を目指そうな(^^)。
こんな私でも、ウワテとして碁を打つことが多くなりました。シチョウに応じた定石選択もできなかった私にいろいろとご指導頂いたウワテの方々に感謝感謝。
で、ウワテとして打っていると、シタテの方と打つとき「できれば勝って欲しい」と思いながら打つ碁と、「ぜってぇ負けねえぞ、このやろう」と思いながら打つ碁ってありませんか^^。
たとえばコバピ。
日本棋院初段くらいの人とは良い勝負をするようになってきたコバピですが、実は彼女には何子置かせても「勝って欲しい」とは思わずに打っています^^。いや、気持ちは勝って欲しいんだけど、私の石は「俺こそが勝ちたい!」と主張してる。もちろんそうは言っても彼女と四子を打った遠い昔のように「置かせ碁だから相手の知らないことをやってみよう!」なんてことは一切思わず、ごく普通には打ってるんですけどね。
先日、彼女とはまた九子を打ちました。私の中押し勝ちだったんですが、ウワテを呼びつけて^^「この碁のレビューをお願いします」と。するとウワテ曰く「攻めがなってませんね」。
最近ね。彼女の「マイブーム」が「攻め」なんです。私に「石を取ろうとすんのが攻めじゃねーんだよ、ボケチンがっ!」とか言われ、「なんで自分の石の準備もできてねーのに攻めんだよ、アホ」とか言われながら、でも「最近の私は攻めがわかってきた気がする!」なんて言ってた。そんな碁を打っていて、かつ私が九子でも1000局打てば2割は負けるだろうと思ったウワテに「攻めが甘い」とかレビューされた。
コバピは…泣きましたよ^^。
とある弟子筋がそれを聞いて「前田さん、コバピさんを泣かすの好きですね〜」と。いや、違うだろ。今回コバピを泣かしたのは俺じゃねーっつーんだよ。
「泣いちゃって、シタテの人をびっくりさせちゃいましたかね」とコバピが言う。いや、いーんじゃねーか、びっくりさせれば。俺は君のこと「馬鹿だけど初段」と認定したし、つまりは私の周りにいるシタテの中では強い部類。そんな奴が九子で負けて泣いてるのを見れば、判ってるシタテは何か感じるだろーさ。
俺は君に勝たせるつもりはないが(笑)、それに勝つとき、君は「馬鹿だけど」は取れないけど、それなりの初段になってるんだと思うぜ^^。
囲碁の魅力ってのは、少なくとも個人的には「ハプニング」がないことだと思ってる。実力がウワテの相手と打てば、1000分の1000で負ける。「偶然」とかの入り込む余地がほとんどない。ある意味「ラグビー」という競技によく似ていると思う。
たとえばね。野球だと優勝チームも最下位チームに少なくとも2割くらいは負ける。でも碁とかラグビーではそういうことは「あり得ない」。
そんな私が、1000回打てば1000回負けるよなあと思ってたのが火曜教室に通うKと言う人(あと最近いらしてないがYという人)。ともかくレベルが違う。何を覚えれば良いというのではなく、何を気を付ければ良いというのではなく、ともかくすべてに於いて彼が勝り、1000回打てば1000回負ける。
そのK氏とは数回打たせてもらったんだけど、その度に嬉しかったなあ。「ぜってぇこいつにゃあ勝てねえ」と、その度に思わされる。「Yes, It's 囲碁!」みたいな感じで。
と、なんでそんな話題を書いてるかと言うと、実は今日、そのK氏に勝った^^。いや〜、俺、強くなったと思ってたんだよなあ(笑)。1000回打って1000回負けると思ってた人に勝つのはやっぱ嬉しいさっ!
でも実は。種を明かせばその人があまりに強くて昇段して、私と「先」の手合だったのが「二子」になっただけという話もあるんだけどね(苦笑)。K氏は置かせ碁をあまり打ち慣れていらっしゃらないのか、二子のときと互先の時で碁を変えてこられたんですよね。「二子だから頑張らなければならない」というふうに。私はその隙を突いて勝つことができました。
置き碁必勝法 for 黒で打つ人。
相手がね。「頑張った」と思う手を「頑張った手だなあ」と感じる能力を付けること。そうすると、相手のガンバリに於ける隙みたいのが見えてくる。私と多子局で打つ人も、どこで私が頑張ってるのかを理解すれば、もっと勝ちやすくなると思うんだよな〜(だから私は置かせ碁でもなるべく頑張らないようにしていますけど^^)。
とにもかくにも。
今日はまあ「条件」はあったもののK氏に勝たせて頂いてハッピーでした。そして火曜教室の忘年会という位置づけで矢代先生、巻幡先生と一緒に飲ませて頂きました(^^)。これをハッピーと言わずして何をハッピーと呼ぼうか(^^)。
とにもかくにも2。
K氏ってさ。普通に待ちで会えば、普通のおじさまなんですよね。そういう人を尊敬する機会を与えてくれたことも、碁に感謝する理由のひとつです。
先日、長い長い364手完の棋聖戦譜を並べました。別にそれとバランスを取ろうと思ったわけではないんだけど、日本棋院のネット対局場でちょっと話に出た最短手数の作り碁。武宮正樹九段と張栩当時七段の棋譜ってのを発見して並べてみました。
棋譜は「九星会」というところのサイトに掲載されています。2003年の名人戦挑戦者決定戦の碁だとのこと。2003年と言えばだいたい私が碁を打ち始めた頃。364手の棋聖戦も同じ年でした。最近のようでいて、張栩七段なんて表記を見るとえらい昔のような気もしますよね。
で、右図が終局図。 「アマチュアの初心者同士で打ったみたいな碁になっちゃったね」と武宮先生がおっしゃったそうですが、まさにそんな感じ^^。私は 364 手の棋聖戦をテレビで見て「ほ〜、プロというのはこういう碁を打つのか!」と刷り込まれた時期だったので、ともかくこの掲載図のような終局図にならないことばかりを考えて碁を打っていた感じがします(^^)。
ハッピー・マンデーでも、よくこういう図(もちろん細かいところは違いますよ^^)になって、「え〜、これで終局しているでしょうか」なんて質問をしてくる方がいらっしゃいます。F先生がお忙しいときなど、私が見たりするんですが、実は「終局ですか」って質問は結構ハイレベルなんですよね^^。
まず普通に手残りを探して、そしてアジワルな断点を探しますよね。これは普通。でも初心者同士の碁なわけですから、一カ所の少々のアジワルが大事件に発展することはある。だから目算をして、少々のアジワルが勝敗に影響するかどうかってのもチェックしてみるわけです。
負けている方には「負けていますが、もう手はないと考えていますか」とか、アジワルを突けば生き返りそうな石があれば「これは死にで合意なんですか?」等と尋ねてみたり。負けている方には「負けているのでもうちょっと頑張ってみたいですね」とか、勝っている側には「ここ切られるといやで、せっかく勝っているのだから守ってしまいたいですね」とか。
囲碁は、正しく終局判断ができるという基準で確か級が付いたと思うんですが、それが当然と思うくらいに終局判断は難しいですよねえ(^^)。日本棋院初段くらいとは打てるようになったコバピも、去年のペア碁で終局しているところに一手入れて勝ち碁を持碁負けにした実績を持ってるし(大笑)。あ、まあそういうことを言えば、私も2級を名乗っていた頃、小林覚先生に「あの碁はまだ終わってませんでしたよ」なんて指摘されたこともあったけど、それは忘却の彼方ということで^^。
右上に図を挙げたこの碁は結局張栩七段の8目半勝ち。
序盤白8から白18までの手順が勉強になるんですよね。武宮先生の碁ではよく出てくる手順。黒11のノゾキで一本アジを付けて、黒13で形を決めて。白も16で右辺に対するアジを無くして、アジを無くしたことのバランスを取るために18と三々に入る。
碁というのは全局のバランスなのだなあと強く感じ、棋譜並べを通じてこういうことが学べるようになった自分がちょっと嬉しかったり(^^)。
今年は私の弟子が「最弱初段」認定になったり(笑)、「馬鹿だけど初段」(爆)になったりしました^^。弟子たちもだんだんと「棋譜さえあれば何もいらない」と感じるくらいに楽しくなってくるんだろうな(^^)。
本日のNHK杯。ニギリの場面を見て思い出しました。今日のニギリ、黒石を二つ出しましたよね。
先日364手の棋譜を一緒に覚えた人が、以前言っていたことがありました。「黒石を二つ握られるとちょっとイヤなんですよねえ」。
その人曰く「一子出してくれると、どうでも良いと感じてるような気がするけれど、二子出されると真剣に当てにこられてるような気がする」とのこと。私は習慣的に二子石を出すことが多いんですが、出してる本人からすると、別に「絶対当ててやる」の気持ちもないんだけどな^^。
ところで。講座の方でも「ニギリのやり方」みたいな説明がされていました。一般的に年長者が白石を握るものだという説明がありました。あ〜、でも。碁会所で女性とニギリをするときとか結構難しいですか^^? でも「年長者」という意味だけでなく、なんとなく「目上」という意味があるから、白を譲られて怒る女性もいないかな^^?
私は囲碁をはじめた頃、ニギリの結果白黒を交換するときの方法がわかりませんでした。もう互いに碁笥の蓋を開けているわけだから、碁笥本体(?)だけ交換すれば良いのか。それとも石を碁笥にしまって、蓋を閉じて碁笥全体(?)で交換するのか。
ウワテの方に伺うと蓋を閉じて全体を交換するのだということでした。確かにその方が文化的な感じ(笑)がしますよね。
先日、とあるネット碁で十三路盤九子局なんて碁を打った^^。
ずーっと以前、ハッピー・マンデーのF先生に「十三路盤九子局でお願いします」と言ったら「そうまでして勝ちたいですか!」と言われた手合^^。いやあ、当時はそれでも勝負にされちゃうと単純に思ってたんだけどな。今でもF先生に十九路盤で九子局を打てば、2割は負けちゃうんじゃないかという恐怖心がありますよ^^。
ともかく。F先生に叱られて以来、十三路盤九子ってのはアンタッチャブルな感じだったんだけど、今回は白番として申し込まれたので打ってみた^^。
掲載図は7手まで。F先生に棋譜を見せると「ほほう、初手はここに打つんですか」なんて(笑)。いや、十九路盤十三子局(井目風鈴)なんてのを打つと、初手五の五とか試したくなるじゃないですか。そんな気分で打ってみた手。
打ちながら思った。「そうそう、黒6。最初のうちは自らケイマを裂かれる愚形に石を打ってしまうんだよなあ」。でも一本調子になるのが怖くてその愚形を裂いていくことすらできなかった^^。
結局作り碁となって私の半目負け。コミを半目貰っていたので盤面で1目負けたんですね^^。相手の方とは十九路盤九子で打って、白の二十数目勝ちだったので、十三路ならもっと勝って良かったはずだと思うんだけど…。まあウワテと打つときってのは、どうしても(少なくとも私は)ビビリが入ってしまうものだからそれもしょうがないかな。
そんなこともあるので、私は「成長度合いを自覚したい」と思う方と打つときは二子くらい多めに石を置いて貰うことが多いです。「普通に打てば絶対勝てない!」と思ってる人に対しては、何子置こうが勝つこと自体が嬉しいものですものね(^^)。
ちなみにある知人にこの碁の結果を伝えると「もっとちゃんと負けなさい」と(笑)。確かに十三路盤九子局ってのは十九路盤換算で井目風鈴中四目くらいの実感があった。勝ってしまってもアジが悪いですよね。
先日、知人とともに2003年2月に打たれた棋聖戦の棋譜を並べて見た。対局者は王立誠棋聖(当時)と、挑戦者の山下敬吾天元。私が碁を始めて、おそらく最初に見たタイトル戦だと思う。
ご存じのように碁盤上の交点の数は 19*19 で 361。364手完ということは、なんと盤面全部埋めるより多くの石が打たれたことになる^^。途中山下挑戦者の石がなくなって、お互いにアゲハマを碁笥に戻していたりしたものなあ(アゲハマの数も双方40近く)。
序盤からやけにデカイコウが連続して発生して、普通に整地をするとお互いにマイナスの地になるという展開。途中でアゲハマを碁笥に戻したからマイナスにはならなかったんだけど、それでも双方ともにひと桁の地しかなかったんじゃなかったっけ。
当時はなーんもわかってない級位者だったんだけど、それでも「地の小さな碁ってのは格好良いなあ」なんて思った。だから初段を名乗り始めた頃は、とにかく自分の地など作らずケシばかり打っていたっけ^^。
この棋譜を覚えれば二目は強くなりますよと、コンピュータも持たず、実際に碁盤に並べて覚えた方が力説してた^^。
覚えるのに、普通の棋譜(200手程度で終わる棋譜)の3倍くらいの時間がかかりました^^。でも「覚えたら二目強くなる」は言えてるかもしれないな。337手目の意味が全く想像もできない私ですが、少なくとも「覚えたぞ」という自信にはなるのではないかと思います(^^)。
先日、ハッピー・マンデーの子と「5級くらいになるにはどうすれば良いか?」なんて話をしてた。私の回答は「まず得意な布石を作りましょう」と。
そんな話をしたなぁとかろうじて記憶に残ってる今日(苦笑)、「小桜の囲碁勝手読み」の記事を見た(いや、この人スゴイよ、マジで。かなり強い人なのかなぁ?)。その方の記事に「『ミニ中国流の徹底研究』(林海峯)」って記事がある。その記事へのコメントを見ると、林海峯先生も「得意の布石を持つことは、実力アップにもつながります。」とおっしゃってるんだとか。
うんうん。そう言えば私も5級を名乗る頃は中国流ばかり打ってたものなあ。ときには意地になって白番でも中国流を打ってた(笑)。初段を名乗り始めたころは工藤流を打って挫折。それからしばらくは旧・小林流ばかり。
そういう「得意」の布石があると、「この布石が打てた以上、私は勝つべきなんじゃないか」なんていう「思い込み」が生まれるんだよね。それでも負けると、その布石を研究したくなる。それでも負けるとちょっとした変化を加えたくなり、それぞれの「変化」の意味を勉強するようになる。するってーとあら不思議、いつの間にか強くなったりするんだよね^^。
たとえば私。最近は憑かれたように向かい小目を打ちまくる。それでいて「今日は疲れているから」と星を打つこともたまにある。その「両者の差」を意識するようになると、いやでも「この手の意味」を考えるようになるよね。
私の「弟子」は、さすがは私の弟子だけあって、意地でも旧・小林流を打ったり、黒白問わず向かい小目を目指したりする(笑)。三手目や四手目で碁がどうこうなるわけじゃないんだけど、そういう「こだわり」は弟子たちを強くしてくれるんじゃないかな、なんて思ってる。
ちなみに私。火曜日の教室では「私は向かい小目が得意ですっ!」と主張しまくってる^^。相手がシタテの場合、私が(白黒問わず)向かい小目を敷くと、それだけで「ありゃ、まいったな」なんて思ってくれたりする(爆)。そういうメリットもありますよ(大笑)<いや、最近冗談の記述を鬼の首を取ったように書く人がいるからこういう記述も問題になるかもしれないけどね(爆)。
私はシタテと碁を打つのが大好きだ(笑)。
右図の棋譜。あり得ないよな^^。そもそも碁になってない。よく見て貰えば中央の黒は全滅だし。
この碁はブラジルの人との碁。パンダネットだとか KGS というネット対局場では、外国の人と打つ機会を容易に得ることができる。しかもブラジルとかの奴らは、「日本って碁の本場じゃねーか。本場の奴と打てるのはべり・はぴーだぜ」とか思って打ってくれる。
「申し訳ないんだけど、終局後に検討してくれないか」と丁寧に言ってくる人が多い。幸いにして英検1級な私。「英語で良ければ」と検討に否やはない。「28級の過ち」は、私にとって「ついこの間」の過ちなので、検討もしやすいし。
「あのさ。俺は偉そうに検討しているが、俺もウワテから見れば『シタテナカマ』のひとりであることを忘れるなよ」なんて言うと、「それでも本場の国の奴だし、俺から見れば雲上人だぜ」なんて言ってくれる。
そういう人たちと碁が打てるのはさ。俺に「インターナショナル」な碁を教えてくれたハンス・ピーチであり、俺の努力と俺の努力と俺の努力と(大笑)、そして「囲碁普及」ということを教えてくれた小林千寿先生のおかげだよな。
今、とあるウワテが私の指導をしてくれてることは前の記事に書いた。囲碁ってさ。ウワテとシタテがわかりやすい。私がコバピを殴る蹴るで碁を教えても、彼女はわかってくれるし、そんな私を殴ったり蹴ったりしてくれるのがウワテ。
これまでの経験でさ。「俺、英語を勉強してて良かったな」と一番思ったのは海外の人と碁を打つ時。
ハンス・ピーチ先生のご両親と英語で話をしたとき。「ああ、あなたは英語ができるのね?」と「ならもっと頑張ってみんかい」という表情をされた小林千寿先生。その表情を見て「頑張ろう」って思ったよな。そして「おまえ日本人だろ。日本の碁ってすげーんだろ?」と問うブラジル人。
「もちろんだとも。日本の碁はすげーし、すげーやつらはみんな親切なんだぜ」。そういうふうに言いたいがために碁を続けてるってのもあるよな。ハッピー・マンデーに通い続けるのもそんなこんな。
「あなたが教室にいるのは便利ですね」と言ったシタテ。私を支えているのはそんな言葉だったりするから「言ってませんよ」と否定しなくてもいいんだぜ(笑)。
ハングルが全くできない私なので、オリジナルを探すことはできないんですが、Gobase によれば、韓国棋院がレーティングを公開したようですね。
6位の人は六段で、7位の人は五段。大会成績によるレーティングだから、レーティングが低いことがすなわち「弱い」ってことではないけれど、でもなかなか刺激的。
日本でも「ジェイゴーのホームページ」ってところで棋士のランキングを公開してますが、韓国棋院ではこれをオフィシャルに始めたってことなのかなぁ…。
日本の段位もシビアになってきてますが、今後また何か動きがありますでしょうかね?
鳳凰杯の二日目をちょっと見に行ってまいりました。以前、小林覚先生の応援をしに行ったことがあるんですが、1〜2mの距離でプロの対局を見ることができるのは非常に面白いですね。
びっくりしたのは東京代表の宇田川光一さん。一回戦で河英一四段、二回戦は信田成仁六段を撃破しての三回戦登場。惜しくも加藤充志八段には中押し負けでしたけど(それにしても加藤八段の写真、違いすぎる^^)、私ゴトキから見れば好勝負でした。
で、その対局をきっかけに学んだ対局時計の使い方。
宇田川さんがですね。秒読みに入るか入らないかで宇田川さんの手番。そこで加藤八段が席を外されたんですよね。で、宇田川さんは打つ場所を決めたのですが、なかなか着手しない。加藤八段が戻ってこないかなあとちらちら眺める。でも加藤八段はなかなか戻ってこなくて、ついに残り7秒になってから着手して時計を押したんです。
他の対局も見てみると、みなさん、相手がいない時に対局時計を押すことを非常に嫌がってる。自分が着手の場所を決めると、みんなきょろきょろと離席した相手が戻ってこないかと探してみる。
そうそう、山田拓自七段と謝依旻二段の対局では、相手の離席中に着手すると、時計をいったん中断させていたりもしました(私たちの大会などではこんなことは許されないとは思いますが)。
私は大会経験もほとんどないから時計経験も少ないんだけど、なんだか囲碁大会における時計の使われ方を見て「ふむふむなるほどな〜」と感じました。
ところで。
私の某知人が山田拓自七段のファンなんですよ^^。山田七段って、最近のファンの方ならJAL新鋭早碁で見覚えがあるでしょうね。ちょっと「アキバ系(?)」の外見があるんですよね^^。私、「知人がファンなのです。頑張って下さい」と声をかけたのですが、ご本人は年齢よりもはるかに落ち着いた、礼儀正しい好青年でした(^^)。私もこれから山田拓自七段(略してヤマタク^^)を気にすることにいたしましょう。
えと、このヤマタク七段。謝依旻二段との準々決勝で勝ち碁を落として負けてしまいました^^。いや、私。もうこの碁は終わりとうつらうつらしてたので、終局図を見てびっくりしたなぁ^^。
尚、謝依旻二段は年齢がハッピー・マンデーに通う元女子高生Cと同じなんだけど、対局態度がむちゃくちゃそっくり(笑)。ハッピー・マンデーな人は、ぜひ謝依旻二段を見に明日の準決勝に行ってみては如何でしょうか^^。
で、鳳凰杯を見に行った隠れ目的。osama先生という、有名な囲碁ブロガーも出場されていたそうなので、もしかしたらご尊顔を拝見できるかと思った^^。でも二日目にはいらっしゃらなかったような気がする…。私、osama先生のことをよく知らないから間違ってるかしれないけど^^。
ま、もうすぐアマ日本一になられる方のようなので、今日見逃してもいつか拝見できるでしょう^^。
うう。藤沢秀行先生のドキュメント、「かあちゃんは好敵手」をようやく録画することができました。令文先生が肩揉み役でやけに長くカメラに写ってる番組(笑)。
1回目見たときは途中から。すぐにあった再放送はすっかり忘れて録画できず。今回へぼたろさんのブログで再々放送があることを知り、ようやっと録画することができました。ありがと>へぼたろさん。
万波女流棋聖(当時)のNHK杯(趙治勲十段解説)と、加藤先生の追悼番組と併せて、DVD に焼いて永久保存版だな〜(^^)。
そんなわけで(1からの続き)プロ棋士の指導碁を受けてきた私。もちろん教室にも通っているので、教室でプロの先生に打って頂くこともありますし「やった〜、プロの指導碁だ〜っ!」なんて感動はないんですが(すみません)、でもプロ棋士に打って頂くといつも何か得るものがあります。
本日ご指導頂いたのは、ちょっと縁のある先生。四面打ちではありますが、私ですらこなす四面打ち(爆)、プロの先生の負担になろうわけもありません。「置き石はどうしましょうか」と私。「いくつでも良いですよ。逆コミでも良いですし」とおっしゃる先生。
何度も書いてるんだけど、私は治癒しつつあるとはいえ、極度のウワテ恐怖症。「えっと、六子置いたりしても良いでしょうか」(本来はもっと少なくあるべきですね^^)。「ああ、いいですよ」とおっしゃる先生に甘えて六子置かせて頂きました。
で、序盤。先に「縁のある先生」だと書きました。いろんな方面に繋がる「縁」なので、そういう人を相手に失敗しちゃあむちゃくちゃ恥ずかしいぞっと緊張する私。案の定序盤で大失敗(爆)。「ひゃ〜、六子にさせて頂いて良かった。もう終局になるところだった」と安心^^。
中盤はまあ普通に打てて(とは言いつついつものヒヨリがあったんですけどね)、目算でもかろうじて「打ち続けても許して貰える」形勢。仕掛けられたコウも、わりと良いタイミングで解消できたらしく「ええ、それがわかりやすいですね」とか。
で、局面はコヨセに入ります。ヨセもわりとうまく打てていたんですよね(^^)。「あ、先生手を抜いているかもしれない」って感じもありましたが(苦笑)。そしてある箇所のダメが詰まった瞬間、どうしても私には「手」に見える箇所が発生しました。でもそれが「手」ではないんだったら、ちょっと情けない。
「う〜ん」。悩んだ私はぼやきつつ着手しました。「ここね、先生。ハネからキリで手になってるように思えてしかたないんですよ」。そんな私のボヤキには、当然「あはは、ここをこうしたらどうなりますか?」という返答がくるものかと思ってた。でも先生、ちょっと盤面を見て。「あ、、、。負けました。。。」と。先生、私の序盤の失敗で疲れ果ててしまっていたかしらね^^。
「ここがなければどうだったんでしょう。私、ちょっと細かくてよくわからなくて」と尋ねる私。では失礼でなければそこがなかったことにして終局図を作ってみましょうかと打ち続け。で、作ってみると、黒が数目残していました〜(^^)。
今日はね。まあいろんな事情があるにせよ。プロの見損じた手が見えたことに大満足ですよ(笑)。でも実は。そこの手、私が気付いたときよりも前に発生していたんですって。その段階でわからなかったんだからマダマダではありますね^^。
序盤の失敗は折り込み済みだし(爆)、中盤はうまく打てて、カタチもそれなりに褒められたし、苦手なウワテとのコウ争いも納得して貰える感じだったみたいだし。
なんだかとても満足した(満足させてもらった^^)指導碁でした。先生、どうもありがとうございました。
前にも書きましたけど、私、日本棋院の悪口を言う人の多い掲示板ってキライなんですよね。私がこれまでのいろんな方との交流の中で日本棋院が好きになってるのもあるし、また悪口を言う人が事実を知らずに悪口を言ってるケースが多いから。
たとえば。「日本棋院何考えてんだよ。指導碁くらいもっと安くやれよ。ふざけんなよ」なんて言ってる人に「じゃあ指導碁っていくらですか」と尋ねると「いや、よくしらないけど万単位なのは間違いない」とか、「九段クラスなら2万以上」とか言ってたりする。
ふ〜ん、そうですか。たとえば「指導碁 site:nihonkiin.or.jp」とググってみると、日本棋院で行われている指導碁案内のページがヒットします。そこに書かれていますが、市ヶ谷本院で行われている指導碁は一般料金で 3,000 円です。「3,000円ですよ」と先の発言主に言えば「おお、日本棋院も心を入れ替えたのか」とか、「どうせ多面打ちで勉強にもならないんじゃない?」と言い始める。
ふぅ。はいはい。なんでそんな知らないことに文句言いたがるのかなぁ…。
しょうがないから行ってきましたよ^^<何がしょうがないんだか(爆)。行って、実際に指導碁を受けてきました。指導して頂いたのは某所で面識及び縁のあるプロ棋士(名前を秘すのは終局が愉快だったから - 後述 -)。
で、対局は四面打ちでした。指導碁は予約制なので、時によっては三面ってこともあるみたい。最大四面打ちみたいですね。私以外は何度かその先生に指導を受けたことのある人たちみたいでした。最初に軽く雑談入って対局開始。ちなみに私以外の人は棋譜を取ってました。
対局の進行具合では、ときにこちらの「ボヤキ」にも応えてくれたりします。「あれ、これどっちだ? ん? 上からか!」とアテル方向についてぼやいてると「そうですね、そちらの方が後のアジがないでしょう」とか。
そして終わったとき。結構な密度で検討をしてくれました。私の行った指導碁は 16:00 〜 17:30 ということだったんですけど、時間を超えて指導していらっしゃいました(これは時と場合によるだろうから期待すべきことじゃないとは思います)。
結論として、少なくとも私の金銭感覚からして、こんなの3千円じゃあり得ないと思いますね^^。対局も検討もすごく勉強になります。
尚、ちょっとした Tips を書いておくと、対局は1番に終えるのがお得なようです(今日の私がそうでした)。1番に終えると真っ先に検討に入って頂けますからね(当たり前ですが)。他の方が打ち終えるまでは好きなだけ局面を作って教えて頂くことができます。
市ヶ谷本院に通える距離の方は、ぜひ一度経験されることをおすすめします(^^)。絶対に損はないですよ(2へ続く)。
日本棋院のネット対局場。今朝はメンテナンスの予定だったんですが、ま、よくあるように予定時間を超えてメンテナンス継続中の様子。「どんな感じよ?」とウェブにアクセスしてみると、これまたいつものように…
Microsoft OLE DB Provider for SQL Server エラー '80004005'
[DBNETLIB][ConnectionOpen (Connect()).]SQL Server が存在しないか、アクセスが拒否されました。
/topics/view.asp, 行 46
でも、やっている事業範囲においてはしっかりして欲しいと思いますよ。上に転載したような恥ずかしすぎるメッセージを出さないことは簡単なこと。応援している人さえもがっかりしてしまうようなところは、徐々に減らしていきましょう^^。
高尾本因坊、おめでとうございます。ってか、今回の本因坊戦第三局、「囲碁打ち」のひとりとして観戦できたことをむちゃくちゃ嬉しく思っています。なんか気持ち悪いかもしれないけど「ありがとうございました」と言いたいシリーズでしたね(^^)。
最終局となった第五局。テレビ解説では王銘エン九段が放送開始と同時に「新本因坊誕生です」とおっしゃってました。確かにその時点では「白厚いかな?」と思ってたんだけど、だんだん細かくなっていく盤面。「やべー、王銘エン九段、山下棋聖と羽根挑戦者の第七戦のようにヤラカシタか?」なんて不安に思ったりもしました^^。
でも王銘エン九段のことをすごく「スゴイ!」と思ったこと。それは彼自身で目算しても黒(張栩)が良いわけですよ。張栩が数目勝ってる。しかし王銘エン九段は固執するんですよ。「でも私は白が厚いと思う。こう(黒勝ち)にはならないだろう」と。結局はその主張が正しくなったんですよね。王銘エン九段は、自分の数えた結果よりも、「でも黒が薄い!」という「感覚」で白勝ちを読み切っていた。
高尾紳路の三局目と、王銘エンの最終局での解説。これだけで「ああ、俺、碁を覚えていて良かったなあ」と、そういう気持ちにさせてもらえました。
尚、今回の本因坊戦第三局はいろんなところで大評判みたいです。私が「ニッポンの碁」だなと思った一局。何人かのプロも「あれが日本人らしい碁かもしれない」と言ってた。
私はこれから三十局、高尾本因坊の碁を並べましょう(^^)。そして私が学んだとおりの実戦進行を、自信を持ってシタテに教えられるようにしたいと思います。先輩達の築いた「棋理」が誤りでなかったことを、私も自信を持ってシタテに教えることができます(^^)。
久しぶりに普通の(?)記事です。
いえね。弟子から棋譜が送られてきたんですよ。「私の碁を見て下さい」って。で、旧・小林流(弟子が黒)で始まった序盤。いきなりの右下乱闘にちょっとびっくりしました。手順がわかるように右下だけ拡大して掲載してますが、小林流の構えに8とカカリを打たれたところだから、「状況による変化」なんてのは考える必要ありません。
な、なんか凄いでしょ。「どこで習ったんだ、こんなの?」と問いかける私に弟子応えて曰く。「師匠に送ってもらった棋譜です」と^^。
言うまでもないけど、そんなわけないんだよね。だって小林流を打って、相手のカカリに「コスミツケ」なんて「スゴイ手」を打つわけがない。さらにコスミツケで立った頭にぴょこんとツケル手なんか見たことがない。
で、よくよく問いただせば弟子が参考にした棋譜ってのが右。
右の図は私の白番。なんか相手の黒さんはコスミツケが大好きな人のようで、右辺は上下ともにコスミツケを打たれてる。右下はコスミツケからハサミに回ってツケで咎めたわけですよ。
「コスミツケが私くらいの棋力だとたいてい悪手ってのはいつも言ってる通り。で、コスミツケから挟まれたときは、一般にこうやって咎めるんだよね」というコメントを書いて弟子たちに送ってた。
盤面をみるとすぐに解るんだけど、私の棋譜の方は、コスミ付けられた側(白)が、相手のコスミツケを咎めるためにツケを打ってるんですよね。一方、弟子の盤面は、自分でコスミツケなんて悪手を打って、そして立った相手に対して意味不明のツケを打ってる^^。白の手と黒の手を混同して覚えてしまってるんですね^^。
事ほど左様に。初級の子たちってのはいろんなことを混同して覚えますよね(^^)。あ、初級者に限らないか。私もいろんな定石を混同してたりするもんな。
こういう混同を指摘されて、そしてなぜそんな混同をしてしまったのかなんてことを理解しつつ、一歩一歩強くなっていくんでしょうね。
いやそれにしても>この棋譜の弟子。混同するっていっても、ここまでハデな混同はなかなかしねーよな^^。「コバピル」才能があると見た(爆)。こういう素晴らしい発見があるので、シタテと打つのはやめられません^^。
ちょっと酔っぱらって記事を書いてしまったので削除してるうちに、対局相手の方のブログに、私との対局の記事が載っていた^^。
相手の方の記事に載っていること云々で、名前を明らかにしなかったんだけど、こうなったら書くしかない darudaru さん^^。
彼は実は私の囲碁世界を広げてくれた恩人なのです^^。KGS というところでぼちぼち打ち始めた私に最初に声をかけてくれた方。この方がいなければ、私は KGS という場で(しばらくにはせよ)打ち続けることはなかったでしょーねー^^。すごく感謝しているんですよ>darudaru さん。
で、その darudaru さんがハッピー・マンデーを見学に来てた。なんか教室に着くとツヨソーな顔をした人が一隅に陣取り、みんなして「見学」バッチを付けてる^^。「ああ、きっとツエーやつらだぞ」と思っていると、そのグループから「前田」とかいう言葉が聞こえてくる^^。「ああ、なんか囲碁ネッターが俺をやっつけにきたのかな」なんて思いつつ(笑)。それが darudaru さんでちょっと安心した^^。
で、授業後には彼が「今日は前田さんと打つために来たんですよ」と。聞いてねーっつーの(笑)。私は前にも書いたけど、月曜日の教室で強い人と打つのはイヤ^^。でも私の恩人である darudaru さんが「前田と打つために」と言うなら、そのウラの意図がどうであれ打たないわけにはいかない^^。インストラクターの方に「今日私、見学に来た人と打ちますから」と伝達。
いやはやしかし。その打った碁ってのがひどかった^^。darudaru さんは遠慮して下さって、私なんかに「では私の黒番で」なんて言って下さったけど、私は darudaru さんのことをシタテなどとは思ってもいない^^。でも序盤は darudaru さんが遠慮に遠慮を重ねて、通常の碁なら「絶対負けない」形勢(ま、この形勢判断には darudaru さんのオブジェクションがあります(笑))。
で、のったりと darudaru さんの模様をケシに行って、そこでも遠慮を重ねる darudaru さんに「なんだ、俺の石を取ろうなんて思ってねーんだな」と勝手読み(苦笑)。その勝手読みから碁がどんどんひどくなりました^^。最後は結局 darudaru さんのヨセ間違い連発に助けられて数目勝利。かろうじてエラソーな私の面目を保ったのではありました(苦笑)。
いや、ほんと、ひどい碁でごめんなさい> darudaru さん。相手との間合いが掴めないで打つと、こんな碁をしばしば打ってしまう未熟な私です。。。でもそんなのに呆れずに、また機会があったら火曜日の教室なども見学に来て下さい^^。私が千回ヤッテ 999.8 回は負けるだろうなと思うようなウワテもいて、結構面白いです。
でも、今度見学にいらっしゃるときは、予めメールなどで教えて頂けると覚悟もできて嬉しいです^^。maeda@pietsch-companion.com で届きますので^^。
いろいろ書いてるけど。来てくれてありがとございました>darudaru さん。もっと言えば私のへんちくりんな碁を許してくれてありがとう^^。次はもうちょっとまともに打てるよう、精進します。
むか〜し、私が総譜での棋譜並べをしようとして3時間以上かかったことは何度か書きました。それを当時の囲碁家庭教師に言って「そんな無駄なことを…」と呆れられてしまったことも^^。もちろん自分でも「限りなくムダに近いことをしてるなあ」と思って、棋譜並べは全然しなくなりました。「総譜」ではない「部分譜」というものの存在を知って、それを使って並べれば簡単にできることもわかったけど、でも並べていて「へ〜」とも「なぜ?」とも思えなかったから「まだ棋譜並べははやいんだろうなあ」と思って。
今、私は以前の記事に、パソコン画面上で石の動きを見て、そして自分もパソコン上でまず棋譜を並べます(最近は MultiGo というのを使うことも多いですが、そのことも記事に書きました)。そして「覚えたな」と思ったら碁盤に並べたりする(並べないこともあります)。
そんなときにね、ウワテの方に言われるんですよ。「前田さんももう総譜を見て並べてますか?」なんて。いや、実はパソコンでと言ってるんだけど、なんだかどうも「私のやり方ってインチキ?」なんて感じてしまう。でも今、強引に一日一局の棋譜を覚え込んで、そして自分勝手な感想を書き、さらに疑問点をプロの先生に尋ねたりして、こういう勉強が確かに実戦に役立ってることを感じます。「インチキかもしれないけど、ムダではないぞ!」なんて(^^)。
以前もトラックバックさせて頂いた、超ウワテな方の記事にも棋譜並べのことが記されてました。記事によると子供たちに 50 手毎の部分譜を見せて、15分でどこまで並べられるかを準備運動にしてるんだそうで。
そういえば以前、早稲田囲碁部の人が、同じ棋譜を何度も並べて、並べるのに要する時間が減ればそれだけ上達してると思っていいんだなんて話をしてたっけなあ。また、プロ棋士の方は皆、総譜を見て並べるのに 15 分もあれば十分(たいていはそんなにかからないとおっしゃる^^)と言ってたっけなあ。
それにしても子供たち。やっぱ「紙」を見て並べるんだな^^。私のやり方はやっぱりインチキかと悩みつつ^^。
あ、そうそう。私が一日一棋譜を初めて、既に50個くらいの棋譜を少なくとも1度は記憶したことになってます。昨日・今日と熱があってあまり他のことができなかったので、これまで並べた棋譜を並べてみたんですよ。全部はやってないんだけど。で、取り敢えず、少なくとも30個は今の私の頭に入っていることが判明しました(^^)。自分ではもっと忘れてるだろうと思ってたのでちょっと嬉しい(^^)。
今週の囲碁将棋ジャーナル。趙治勲十段の十段奪取の局を解説していました。で、インタビュアーの「ファンにひとこと」に答えた趙治勲十段。
「自分のためにやってる姿をファンの方が見てくれて、それで喜んでくれるのが嬉しい。ファンのためというわけじゃなくてね」。
うん、格好良い! 最近は「ファンのために」とか「ファンとともに」ってのが流行だけど、そうじゃなくて「僕を見て喜んでくれるファンがいるのが嬉しい」と。
私は趙治勲十段のファンで、見ていて喜んでいます(^^)。今後とも頑張ってください。
え〜と、両小目から空き隅に先着せず、秀策風に打つ棋譜を探してました。国内では呉清源先生がたくさんヒットするんですよね。「どれどれ?」と最初に見てみたのが左図。
だ〜、私。こんな終局図を見ただけで並べる気が失せる^^。この棋譜は1968年NHK杯の呉清源九段(黒)と梶原武雄九段の碁。184手までで梶原九段の勝ち碁。
「師匠、あのね。NHK杯とかは並べやすいかもしれませんよ。基本的に本手しかありませんからね。古碁とかはおそろしくヨミが入っているので、最初のうちはあまりお勧めしませんね」と、私を指導してくれたのはユパさん。「う〜ん、ユパさんもNHK杯は並べやすいって言ってたしなあ」としばらくはチャレンジしてみました。
でもね(;_;)。この棋譜、序盤からパキパキ音がしそうなアキ三角ラッシュ+誰も生きてる奴なんかいねーぜ大会^^。下辺に石が行ったのは、上半分がほぼ石で埋まってからっていう印象。
うん、やっぱりこれは並べられね〜な〜^^。
他にも呉清源先生の棋譜をいろいろチェックしてみました。でも「お、これ並べてみよう」って棋譜はほとんどなかった。以前も呉清源先生の碁は並べてみましたが、その時もえらい苦労したんですよね。どうも私の棋力には無理があるみたい^^。
少々並べにくい棋譜があっても「だからこそ並べ終われば新たな感覚が」なんて自分を慰めつつ頑張るんですけど、取り敢えず、呉清源はダメだ^^。
あ、ちなみに。私呉清源先生の棋譜のような碁になるとボロボロになります。私をぶっつぶそうと思ってる教室の方々。呉清源を並べるのが早道かもしれません(笑)。でも自分が潰れるのが早いんじゃないかとも危惧しますけれど(苦笑)。
通信制の弟子の碁なんですけどね。まだ級位者なんだけど、ちょっと難しい展開になったんですよ。
上の図は白18まで。
で、黒は7まで旧・小林流。白8はちょっと見たことのない手だけど、まあヨシ。黒9の位置はちょっと半端ですよね。シマリとか、中国流に構えてしまうのが簡明だったかな。
白10は旧小林流に対してはイケナイとされてる手。でももしかしたらこの局面ではあり得るサバキ筋? 黒も普通なら実戦の黒11と挟んで行くものとされてるんだけど、この局面ではツケヒキもあったかもしれないな。その方が黒9が働いてくるのかもしれない。
実戦黒15はノゾキで済ませるところだと先日巻幡先生に教わりました(^^)。白16はまあ当然ですよね。黒17も一応当然の手? 私はこうは打たないかもしれないけれど。で、白は当然18と伸びました。
実戦ではここで黒は14の十一と引いてしまうんですよね^^。それはまあ級位者ということでご勘弁頂きたいんですが、じゃあどう打つのが正解だったかってので私凄く悩んでしまって^^。オシが自然っぽいんですが、なんか黒9がよくわかんないところにいるから打ちにくいし、白がノビで受けたとしてもその後の打ち方がよくわかんない。
なんかわかんないので、私は黒19は右辺を手抜いて上辺にウラガカリかなと思ったんです。高いウラガカリ。一応左下方面の白に対しては攻め残りだし、そこの攻めを見ているうちに適当に地が付きそうな感じだし。
黒19、どこに打つのが良かったんでしょうね(^^)?
ところで。
コミってなんで 6.5 目と「.5」がついてるんでしょうね。これは先日、F先生が本当の初心者の方に向けて説明していた内容。そう、もちろん「引き分け」を無くすためですよね。つまりコミは 6.1 目でも 6.9 目でも同じ。当たり前だけど、6.01 目だっていい。
なんでそんな話を書いてるかと言うと、実はコバピ、先日までなぜ半目のコミがあるのかを知らなかったらしいから(苦笑)。もしかして「半コウ」の勝ち負けは、この半目のコミによって入れ替わったりするとか思ってたんじゃねーだろーなー(苦笑)。「私が囲碁をはじめたときは 6.5 目じゃなかったもん!」なんて、コバピルコバピなら言うかもしれない。
ふ。確かに。私たちが碁を始めた頃のコミは 6.5 目じゃなかったね。でも私たちの時代も 5.5 目と、ちゃんと「.5」はついてたよね(苦笑)。残念だったな(笑)>コバピ。
ところでそのコバピ。最初に読んだ本が藤沢秀行先生のものだったという理由もあって、藤沢秀行先生が大好き。いや、最初にみたものを親と思う鳥並の頭しか持ってないなとか言うつもりはない^^。最近出た秀行先生の本。その名も『野垂れ死に』というタイトルで、こりゃまあ秀行先生しか書き得ない。
だけどアマゾンでは著者が「藤原秀行」になってるんですよね^^。私を含め多くの人が情報修正フォームから修正情報を送ったと思うんだけど、なかなか修正されませんね^^。
九路盤ってできたのいつでしたっけ? ちょっと検索してみたんだけど探せませんでした。で、九路盤と十三路盤の話。席亭の囲碁日記というサイトの記事を見て、「へ〜、そんなに強い人でもやっぱり九路とか十三路とかを使うんだなあ」と思いました。
前にどこかに書いたけど、私は九路・十三路を打ったことのない人にちょっとジェラシーを感じてるんですよね^^。たとえば右図の二十一子とかで碁を学ぶのが本筋かなあなんて。
私は「ハッピー・マンデー囲碁教室」で碁を覚えたので、やっぱり最初は九路盤で、それを卒業して十三路盤という流れでした。同じくらいの棋力の人どうしで対局していくんですよね。
そんなふうに経験を重ねて行ったので、十九路を打つようになっても、最初は置かせてもらう碁の打ち方なんて全くわかんなかった。とにかくハンデを貰ってるんだから、そのハンデを守るべく、逃げ切りで打つのが良いのかなと考えていたり。また、置かせるときも、相手のハンデを無効化すべく、序盤からぶんぶんトバしていかなくちゃいけないのかとか。そんな考えはいずれも間違いなんだけど、ウワテに置き碁を打ってもらって育ったわけじゃないから、しばらくはそんな碁を打ってましたねえ。
でも最初から置き碁で育ってきた人ってのは、置かせてもらってる立場だと、「自らの勢力圏だから戦わなくてはならない!」というのを早い時期に覚えると思うんですよね。そして石を減らしていくたびに、今度は「いかに自分の勢力圏を作るのか」という本質的なところをすぐに考えるようになってくる。
うん、それなりに強くなって(と言っても碁打ちの末席の座布団係くらいですけどね)から強く実感したんだけど、置き碁ってのは本当にすごく勉強になる。でも私のようにウワテの方に良くして貰ったり、囲碁の家庭教師をお願いしたりする経験を持たなかったとすると、「置き碁から得られる囲碁の力」みたいなのに気付かないこともあり得る。実際ハッピー・マンデー等初心者教室には置き碁を毛嫌いする人もいるし。
九路・十三路で、全く碁を知らない同士で碁を打っていくってのは「楽しさ」はあるけど、「学ぶ」という意味で考えるとかなり不利なんじゃないかなんて考えてるんですよね。そして置かせ碁でむちゃくちゃをやるウワテとか見てると「これも九路・十三路から碁を覚えていった弊害かな」なんて思ったり。
まあもちろん。今や囲碁ってのはかなりマイナーな文化になってしまったから、誰もが身近に「ウワテ」がいるわけじゃない。だからそんな中で「興味」を持って「楽しむ」には、結果の見えやすいミニ碁を打たざるを得ないってのはあるでしょうね。
ただ、そういう「囲碁はマイナーである」という大前提を省いて考えると、私はやはり置き碁から碁を学びたかった^^。だから私は「最初はオヤジに十三子置いて碁を始めました」なんて話を聞くとすごく羨ましく感じるのです。
尚、この記事は九路・十三路の面白さを否定するものでは全くありません(^^)。私も未だに九路・十三路を打つし。それから冒頭に示した記事への「反論」なんかでもぜんぜんありません。囲碁がもっとメジャーな文化だった頃へのオマージュかな、敢えて言えば(^^)。
まあでも。今の私は「そこらにごろごろウワテがいて、碁でも碁に関する質問でもなんでも本手で答えてくれる」なんて環境にいるわけで、それはとっても恵まれているんですよね(^^)。
今日は日曜日、ってことはお昼から夕方前まで囲碁ばかりな幸せな日(笑)。
で、まずは12時からの囲碁講座。大竹先生の打ち碁解説ですが、徐々に盤面に対する解説が多くなってきたようで嬉しいですね(^^)。プロ棋士自らの棋譜解説なんてなかなか聞く機会もありませんから、こういう講座は宝物。初回、二回目はなんとなく「大竹英雄紹介」なのか「棋譜解説」なのかどっちつかずの感じがありますが、徐々にペースに乗ってきてくれたかな(^^)。
NHK杯。
武宮九段、評判の白番で、かつ武宮九段らしい星から5の五へのコスミも出た局。でも最後は地が全く足りませんでしたね(;_;)。やっぱり「模様の碁」は怖い。「模様の碁こそ棋力アップの秘訣」とか、「模様の碁を経験せずに強くはなれない」なんてことも言われます。でも模様の総本山(笑)である武宮九段ですら「こんな碁」になっちゃうわけですよね。
「陰険な私」は、シタテ以外に対して三連星すら打ったことはありません(苦笑)。
今日の囲碁将棋ジャーナル、囲碁の解説は先日の十段戦でしたね。解説は武宮正樹九段。
白56、黒57と「ここから序盤のやり直し」って、誰もが思うことなんだけど、プロ棋士の口から自分と同じ言葉が出ると嬉しい私はミーハーかも(笑)。「黒は結局ずるずると策動されるのを嫌って75のツケコシ一発から左側のカベ作り」ってのも、「それなりに」正しい見方だったみたいで嬉しい(^^)。
ただ黒101。これツケる手があったみたいですねえ。ここをツケで打って右辺に回れば黒必勝形だったとか。うん、プロの打つ意味はちょっとはわかるようになったけど、プロが打たなかった手の想像なんてのが私ゴトキにできるわけはありませんね^^。
ところで「今週の囲碁」。富士通杯には触れていたけど、羽根棋聖の碁には全く触れず。一応「最高序列」の棋士なので、そういう人が打った碁は常に触れて貰っても良いんじゃなかろうかなんてことも感じました。
たとえば、時代遅れかもしれないが「ヒカルの碁」メモリアル写真集みたいなもの。ヒカルの碁に出てきた棋院内のシーンを実際に写真に撮って絵はがきにするだけでいい。今あるナニモノよりも、少なくとも修学旅行のお土産には相応しいと思うよ。それに単行本に出てきた孔令文ってのはこんな奴だって、リアルに紹介したって面白いじゃないか(笑)。そんなシリーズでも出た日にゃあ、孔令文先生だって今の段位に満足するはずはないよ。彼は段位をあげて、さらに彼のグッズが売れるようになるさね。
たとえば「名人セット」。川端康成の『名人』と、歴代名人戦棋譜セット。梅版は名人戦の観戦記書籍も入れておけばいい。「ゴールドセット」とかなら、過去五代くらい遡った名人のサイン(この際印刷でもいいよ)入り扇子なんかも入れておけばいい。「え、囲碁ってこんなすげー奴が本にするくらいすごいもんなの?」くらいは思って貰えるさ。
「ニッポン惨敗史セット」なんかもいけるさ。私が碁を覚えた頃、既に日本は凋落してた。だから「凋落」と言われてもピンとこないんだよね。「いつ」の出来事をキッカケに、日本の凋落が語られるようになったのか。少なくとも私は知りたい。その「いつ」の棋譜と観戦記及び「日本が凋落し始めたのかもしれない」という後付の記事でもあれば私は買う。
「時代を築いた天才棋士」シリーズだって買うよ。たとえば大竹英雄先生なんて、NHK 講座にも登場して、「大竹セット」にはNHK講座教材年間購読なんかがついてたっていいじゃん(笑)。「史上最高の段位」シリーズで小林(光)家を取り上げたっていいさ。どうしてもっていうんなら小林泉美写真集(8ページくらいでいいさ・私は結構「アンチ」なので興味ないけど)も付けちゃえばいいじゃん。
「日本棋院と囲碁普及」なんていう通好みのシリーズがあったっていい。そういうシリーズがあればピーチ先生のことは当然取り上げるわけだろ(笑)。それから海外の囲碁用語にどれだけ日本語が取り入れられてるかももちろん書いておくべきだよな。私は英語が得意で英語人とよく碁を打つけど、専門用語に困ったことはない。なぜなら専門用語に関してはみんな日本語を使うから。私はそれだけでも日本棋院を尊敬する(^^)。
こういう各グッズをさ、殿堂資料館でちゃんと「特集」を組んで、そして売ればいいじゃん。できたばかりなのに百年一日をやってる殿堂資料館よりよっぽど良い資料館/収益をもたらす資料館ができるさ。
え〜と、あと他には何が欲しいかなあ…。
なんか話題になってるけど、これ、棋院で普通に売られてる耳かき(私は持ってたけど、すぐに先端部分が折れてしまった)に色をつけただけ(苦笑)。こんな製品で
中心になっているのは、因島商工会議所が二〇〇四年五月に発足させた「特産品等販路開拓推進委員会」(二神勇委員長)。商議所や農協、観光協会などの十四人が、囲碁やかんきつ類など名物や特産品を活用するアイデアを練り、地元企業に商品開発を依頼している。
って言われてもね(苦笑)。まあこんなんでも話題になるんだから、「囲碁」のオイシサがあるんだろうな。つまりは「もっとちゃんとしたもの」を作れば「囲碁」という伝統文化が築いてきたネットワークの影響もあって、もっともっと商品が話題になりますよ、と。
ももぞうさんの記事にもあったけど、棋院の売店ってろくなもんがないんだよね。以前加藤先生とお話ししたときは、ヒカルの碁以来、修学旅行なんかで棋院に立ち寄る人もいるみたい。そんな人たちが買いたくなるようなグッズがほとんど皆無なんだよなあ。ももぞうさんの言葉を借りれば「化石のような」グッズばかり。
グッズの話にかこつけて言えば、棋院にはもっともっと「売れる」情報とかがあるはずなのに、そういう情報のとりまとめ/プレゼンテーションも全くできてない感じ(棋院のウェブを見ればたいていそう思うよね^^)。
あ、そうそう。売れる情報で思い出したんだけど、二日制の碁って封じ手があるでしょう? 封じ手を紙に書いて封筒に入れて金庫に保管。その封じ手の紙や封筒って、使い終わった後どうするかご存じ?
答えは「廃棄」。ぽいっと捨てちゃっておしまい(笑)。えらい昔からの棋譜や記録なんかを紙で保管してるから、封じ手の紙なんて取っておいたら保管料だけで大変なんだろうね。でもさ。囲碁ファンに聞いてみなって。封じ手の紙&封筒、欲しがる人結構いるよ^^。どうしても取っておきたくないんなら Yahoo! オークションにでも出品してみなよ。
棋院の免状なんかもさ。私なんかは「棋院への寄付の意味もあるな」なんて思って二通も取得しましたよ(苦笑)。その封じ手の封筒なんかは純粋に欲しいんだけど、「なんでそんなもん買うの?」と聞かれたら「いや、これには日本の伝統文化を支える寄付の意味もあって」なんて言い訳できるじゃん(笑)。
本当はさ。最近できた殿堂資料館。そういうところでさ。各棋戦の時期に該当棋戦特集なんかやってさ。そういうときにその封じ手封筒も展示するとか。
私は昔から棋院擁護派なことを掲示板に書いて叩かれてきたんだけど(笑)、でも棋院が持ってるタカラモノをちゃんと活かしてないってのは心から賛成するな(^^)。頑張ってくださいよ>日本棋院。