(;FF[3]GM[1] SZ[19]HA[5]PB[まえだ]PW[高梨聖健]WR[八段] RE[W+R]KM[0.5] AB[jj][dd][pp][pd][dp] ;W[cn];B[dk]C[ハサミは基本的に好きじゃないんだけど、ウワテに簡単に拠点を持たせてはちょっと打ちにくいんですよね…] ;W[fq];B[eo]C[ツケで打とうかと思ったんだけど、勉強不足でまだツケを打ち切れない(^^;。] ;W[cq];B[cp];W[dq];B[go];W[fc];B[fe]C[なぜボウシ? 中央を広大にして、入って貰って地をまとめようという算段です。] ;W[ci]C[読み筋(笑)。] ;B[cg]C[ちょっと打ちにくくも感じたけれど、「ええ、これはこちらから詰める一手ですよ」と高梨先生。] ;W[bk];B[eg]C[悪い。まあそうは言っても60点くらいでしょうか、と高梨先生。うん、見るからに悪そう。 なぜ悪いか? まず E13 に打つなら F15 の石はなくていい(石が重複してる)。 中央の石の連絡という筋が見えてなくて、いつまでも「地をまとめるぞ」というプレッシャーを白に与えることができない。 高梨先生の第一感は D11 のツケ。うん。でもね。ウワテの石にはツケにくいんだよね…] ;W[bg]C[そこを飛ぶから利かされるんです、と高梨先生。 そうなんだよ! 中途半端に「ここは地にします」と宣言するものだから減らされる。普段の私ならこの利かしまで考えて E13 は打たないはずなんだけどな。 やっぱりウワテ恐怖症だよ(笑)。] ;B[bf];W[bh];B[cf];W[nc];B[lc]C[小目のときはこうやって一間に挟みますが、星ではほとんど打ったことがありません。忙しくなりますからね。 でもここでは白が上辺を動く内に F17 の白を「自然消滅させよう」という算段です。] ;W[ne];B[pf];W[kd];B[id]C[グダグダ動かれるよりもN17を捨てて、さっさと形を決めてしまいたかった。 「ええ、そういう構\想は良いと思いますよ」と高梨先生。] ;W[kc];B[ic];W[qh];B[ob]C[敗着1。 なんでだろう、当然の一着である P13 が読み筋に全く入ってこなかった。 もちろん R13 にコスミツケるわけにはいかないし、挟むのは打ちすぎ。一目見て P13 にコスむはずなんだけどね…] ;W[og];B[ld]C[善悪は別として、「反発」しようとした黒の心意気はかいましょう(笑)。 しかしこの数手後の「当然の手」を読み筋からはずしていたのはいただけない(後述)。] ;W[le];B[lb]C[ここから中央の戦端を開くつもりだった。] ;W[kf]C[当たり前の白。 私が N16 に沿い上げたとき、この当然の一着が読み筋からはずれてた。右上隅からおかしくなってきてます。] ;B[nb]C[戦端を開くどころか、単に生きを強要されて終わり。今更捨てるわけにも行かず、「失敗した」というプレッシャーがのしかかります。] ;W[qn];B[np]C[一間ウケも基本的には嫌いです。 しかし、下辺は白が来ていて地にしても面白くないので、右辺ならびに上辺からの白石の薄みを睨みました。] ;W[on];B[pj]C[敗着2。 右上の失敗を「失敗じゃないよ」と言い張るために打った手です。すなわち「白さん、薄いでしょう?」と問うている。 しかしこれは言うまでもない打ちすぎで、全体を見る視点が欠けていた。こんなところ上から軽く消しておけばぜんぜん問題ないところなんです。 ここまで踏み込んだおかげで、右下、天元と絡まれることになり、白の薄みを突いていくチャンスをなくしてしまった。 「ウワテの方が打って下さっているのだから、相手の弱いところはきちんと攻めていなかくては」なんていう考えを持ったのが生意気でした。 ここから黒は「忙しく」なってしまって、そうなってはもう碁はウワテのものです。ここを動くうちに単純な見損じをしてしまい、あとはもう碁じゃなくなってしまった。 まあここに打ち込んでも「あの単純な見損じがなければ!」という形勢ではあったかもしれないけれど、でもそれもこれも Q10 に打ったプランニングのひどさ。 おこがましくも「リカバリの方法」を模索しましたが、発見し得ませんでした。 「盤面を見ろ」「形勢判断を怠るな」「性急に過ぎることなかれ」。 師匠としての私が言う言葉は、そのまま自分に跳ね返ってきます(苦笑)。 ありがとうございました>高梨先生。 え、この後の手順をもうちょっと載っけろ? 勘弁して下さい(笑)。])