( ;FF[3]GM[1] SZ[19] RE[W+Resign]KM[4.5] ;B[pd];W[dp];B[qp];W[dc];B[oq];W[qj];B[de];W[ce];B[cf];W[cd] ;B[df];W[fc];B[dj];W[cl]C[このツメは微妙なんですよね。 相手が D15 の手でカケ継いでいればこのツメは絶対。相手が固継いでいてもこのツメはそれなりに「利いている」んですが、すぐに手になるわけでもない。 かといって手抜けばあとで黒からC6とかにヒラキ兼カカリを打ってくるのが馬鹿でかい。 どうするのが最善なんでしょうね。] ;B[bj];W[cn];B[jp];W[hq];B[fq]C[白の開きすぎを咎めたくはなります。 しかしここに打つときにまず考えるべきは、次の白の応手。 白のH3は弱いんですが、そう簡単に取られる石じゃない。と、いうことは白から E3 にコスミ付ける手があるんですよね。 コスミ付けられては隅へのアジがほとんどなくなります。 今、この時期に、そして下辺が強いわけじゃない時に、隅のアジをなくすことが正しいことなのかどうか。] ;W[eq];B[fp];W[ho]C[「打ち込み」という強烈な手段で応じたのに、この結果はどうですか?むしろ黒が被告に見えますよね。 隅の白地を固めて、そして黒が攻められることになり、そして下辺の黒地は削られる。 黒は何か良いことがあったでしょうか?] ;B[er];W[dr];B[ep];W[dq];B[en];W[gr]C[黒、自らここを継がなかったのはエライですね。ただ、こうやって覗かれると、ワタリも兼ねられて大きいですよね。黒のツギは仕方ないか。] ;B[fr];W[jr];B[ds]C[弱いうちこそ打ちたがる「貪り」です。行きがけの駄賃のつもりでしょうか。 でもここの黒石完全に生きてるわけじゃないんですよね。ダメが詰まってしまうのはちょっと気持ち悪い。 「ダメの詰まりは身の詰まり」と、初期の頃に良く聞く囲碁格言がありますね。もうちょっと味わってみましょうよ。] ;W[cs];B[es];W[br];B[do]C[これはなんでしょうね。白のダメを詰めにいったのかもしれませんが、そういうことをする際にはやはり「読み」を入れたい。 白のダメを詰めることに意味がないのであれば、この手はケイマの突き出しの悪手。] ;W[co];B[jq];W[kr];B[hp];W[iq];B[ip];W[mq]C[一応「実利と厚み」風に分かれました。 ただ黒は左下に無駄な石があって(無駄な手を打ったんだから当然)、ちょっと石が重複しています。 せっかくしまった右下が働きそうにないのも辛い。] ;B[mr];W[nr];B[nq];W[lr];B[mp];W[lq];B[lp];W[qf];B[or];W[ms] ;B[ql];W[ph]C[小さいように見えて、こうした形で安定するのは結構大きいんです。「シブイ」手ですね。] ;B[ok]C[これはあり得ないでしょう。 黒中央が厚くなっていますが、隅のアジが悪すぎる。 「だってこうやれば中央が大きくなるもん」と、「ひとりで碁を打ってる」みたいな人ですね。] ;W[nc]C[白当然の一着。] ;B[pf]C[両ガカリに付けるのは基本定石ですが、この場合右辺の白がほぼ生きていますからねぇ…] ;W[qe];B[pe];W[pb];B[pc];W[qb];B[ne];W[ld]C[黒、隅を無視したツケが回ったんじゃないでしょうか?] ;B[md]C[またケイマの突き出し。] ;W[mc];B[le];W[kd];B[ke];W[jd]C[黒、車の後押し。白の這う四線は「勝線」です。] ;B[qd];W[pg];B[ng];W[ni]C[白もこの動き出しはちょっとどうでしょうか。もう勝ってるのなら良いですが、この動き出しは黒を固めて微妙になる可能性もありますか。] ;B[mk];W[li];B[lg];W[rl]C[白はもう「勝ちました」なんですね。 う〜ん、数えてみればまあ勝ちっぽいですか。] ;B[qk];W[rk];B[qm];W[pj];B[ol];W[jj]C[このケシが何事もなく決まれば白の勝ち。] ;B[re]C[なんでしょう、これ(^^?] ;W[rf];B[rc];W[jl];B[oi];W[oj];B[oh];W[nj];B[pi];W[qi];B[og] ;W[rh];B[lj]C[これはちょっと良い手でした(^^] ;W[lh];B[kj];W[jh];B[ki];W[ji];B[kh];W[if];B[jg];W[ig];B[jk] ;W[ik];B[ih]C[黒は真剣に取りに来ていますね。 白もちょっと危ないですが、ぽつぽつと顔を出しそうな白をうまく利用すればなんとかなるでしょうか?] ;W[jf];B[kg];W[hh];B[ii];W[ij];B[hi];W[el]C[シチョウアタリですね。シチョウアタリと、左辺からの連絡の狙いを兼ねているんですね。] ;B[gl];W[gk];B[gj];W[gi]C[黒は逆に取られてしまいました。 これで勝負はあった感じですね。] ;B[kk];W[il];B[kl];W[jn];B[kn];W[ko];B[jo];W[km];B[ln];W[lm] ;B[mm];W[kp];B[kq];W[gp];B[go]C[黒は見間違えでしょう。 まあ左辺この黒も、自ら無駄にダメを詰めたこともあって、ほぼトラレの形をしていますものねぇ。] ;W[io];B[fi];W[hj]C[これはもうどうやっても投了ですね>黒。] ;B[gq];W[hr];B[fl];W[fk];B[em];W[ek];B[gn];W[dn];B[eo];W[hm]C[黒、ここも死んでしまいました…] ;B[je];W[ie];B[id]C[このキリはさすがに成立しないでしょう。 「負けが確定しそうなのであれば勝負手を打て」と言いますが、これは勝負手ではなく「暴手」だと思います。] ;W[hd];B[ic];W[jc];B[hc];W[gc];B[gd];W[he];B[jb];W[lb];B[gb] ;W[fb];B[kb];W[lc];B[ha];W[ib]C[ここもまぁそもそも生きるところではありませんでしたね。] ;B[dm];W[cm];B[dl];W[dk];B[ck];W[lo];B[bl];W[bp]C[ふふ。白はもうどう打っても勝ってますから、面倒な所は読みません(笑)。] ;B[hb]C[こんなことをしても死には死に。白無視ですね。] ;W[mo];C[まで、黒投了です。 う〜ん、なんというか、私こういう黒が大嫌いなんですね。弟子がこういう碁を打っていたら破門です。ひと言で言えば「下品」。 無駄な手を打ってダメを詰める。良くなり得ないケイマの突き出しを打つ。強引に相手の石を取りに行く。読みの裏付けなしに、相手がなんか間違えれば手になるんじゃないかという手を打つ。 聞けばこの対局者は開始・終了時の挨拶もなかったとのこと。そういう人にしてこういう碁あり。 こういう人がね、たとえば仲間内で「強い人」と思われてたりする。一所懸命勉強して碁を打ってる人が、こういうつまらない碁にやられたりする。 こういう碁にやられてもほとんど何も勉強になりませんよ。こういう碁にやられるということは失敗がたくさんあったということ。「次からは失敗を減らしたいな」というくらいにしか言いようがない。 私もこういう碁にはさんざんやられてきました。でもできることならば弟子たちにはこういう碁に出会って欲しくないな。 でもまあこういう棋風(?)の人は結構多い。そういう人に出会ってしまって、かつ負けてしまったら。 決して「攻め合いが苦手だ」とか、格好付けて考えないように。こういう碁に負けるのは「攻め合い」だとかなんだとか、そんなエラソーなレベルじゃありません。ただ単に読むべき所を読み忘れているだけ。 こういう碁に影響を受けて「私も攻めを勉強しよう」なんて思うのは、棋力向上から外れる道です。 「行儀良く」、そして「しっかりと」打つことこそが棋力向上の王道だと思うんですよ。] )