( ;FF[3]GM[1] SZ[19]HA[9]PB[ナッキー]PW[ハッピー・マンデー先生] GN[囲碁合宿指導碁] AB[dd][dj][dp][jd][jj][jp][pd][pj][pp] ;W[me]C[へ〜。こんなところから打つのもあるんですね>白。対・感覚派な碁(笑)? って〜か、九子だと「どこもあり得ない」し、「どこでもあり得る」のか(笑)。] ;B[pf];W[gd];B[mc]C[ちょっと打ちにくいかなぁ。十の6に飛んで、上に出つつ裂くのが第一感? 九子局においては「全ての石は基本的に繋がっている」ので、序盤からこうやって下を「渡らせてください」という手には悪手が多い。序盤からこんなに「謝って」はだめ。せめて序盤だけでも「エッヘンっ!」という感じで打たなきゃ。] ;W[dg]C[ビッグハザマだな(笑)>白。] ;B[fc]C[これも私には打ちにくいんだけど…。そのココロはここの白を強くしてしまうこと。白に封鎖されると隅で生きなくちゃいけないこと。碁で「生きなくちゃいけない」ってのはかなり辛い。「生きることの辛さ」を実感するようになれば一桁級かな。 やはり九子局においては、自分の石は「基本的に強い」。なのでまずは相手を裂く(相手の石を弱いままにする)ことを第一に考えたい。] ;W[gc]C[ここで手抜いたけど、この交換によって六の3、ひいては隅全体が弱くなってる。ここは本当は手抜けないところ。] ;B[ef]C[六の3の石を動かなかったのが、何か「狙い」を持ってのことなら好手。つまりは六の3を打って「あ、間違えちゃった」と思ったのなら良い。なんとなくこちらにも打ちたくなったということならば悪手。 囲碁ではしばしば「打ってしまった以上、その石をどうにかしなくちゃいけない責任ができる」なんて言います。六の3は失着だったわけだけど、この五の6が「失着でしたごめんなさい」という手なのか、それとも「うん、取り敢えず六の3で根拠を確かめたっぽいしね」と打っているのかで表]価が正反対になります。 そんなこんながあるので、両ガカリの際の簡明策は五の5へのコスミだと言われてるんだよね。] ;W[eg]C[置き碁を打っている白とすると、「石の調子」でこのように並ぶことができると「ふ、やったね」という感じになる。自らの努力で石を強くしなくちゃいけないのに、相手の「おかげ」で強くなる。 まあもちろん、相手が「強くなったぞ」と思った瞬間に「え、重いんでしょ?」と攻める技法もあるけれど、そういう発想を持つには左上隅が薄過ぎる。] ;B[if]C[自ら石を接しておいての手抜き。なんかウワテの打ち回しのようでもあるけれど、もちろんそういう打ち方は打ちすぎ…] ;W[ff]C[相手が打ちすぎたと思えば咎める。ウワテの常道です。] ;B[fd]C[そんなわけでここを動かなくちゃいけなくなる。つまりは六の3と五の6のコンビネーションに意味がなくなってしまってる。] ;W[fe]C[やはり封鎖されてしまいました(涙)。これによって、さきほど打ちすぎた九の6が「厚み近くの薄い石」化しそうな気配でもあります。] ;B[ee]C[そういう意図を持って打った石じゃないんだろうけど、五の6は相手の白を裂きにいった手。裂くのに失敗してかつ封鎖されてる。この瞬間に二つの不幸が同時にやってきたわけです。] ;W[fg];B[cf];W[cg];B[df];W[dm]C[7の線に作った白の「壁」を使うための良い位置です。ここからの白の動きはなかなかのものです、、、って当たり前やろってーの(笑)。 黒は攻めさせてるフリをして七の5のキリを狙いたいかな。] ;B[cn]C[これは悪手でした。今、相対的に弱いのは四の10の石。この石を飛んでおくなりなんなりすれば、「壁攻めの極意」((c)趙治勲)を発動できたかもしれない。「拠点を作る」ということを中途半端に意識してしまっているのかな。 私と九子で打つ人も、この辺りへの打ち込みに対して隅から動く人が多い。「隅の地は大きい」というのは真理なんだけど、「弱い石から動く」という鉄則を思い出したいところ。 打ちながら「弱いのはどれだ?」と考えられるようになってくると、だんだんと「手談」が交わせるようになってくるのかな。 白は四の13で「へへ。壁を作りましたから四の10を弱石と見なして攻めを打ってみます」と言ってるんだけど、黒は「ワタシニホンゴワカリマセ〜ン」と言っている感じ。] ;W[cm]C[こうなった瞬間に黒は左下隅、左辺と二つの弱い石が生まれてる。 黒は自ら打って、白は「しょうがなく」受ける。黒に主導権があったはずなのに、気付くと自分の石が弱くなる。 「二手の読み」(自分が打ったら相手はどう受けるのか)を実践したいですね。] ;B[dn];W[em];B[fj]C[ここでトビに気付いたのはナカナカ。ただ、13の線の白を強くしてしまってからなので効果半減。最初にここに飛んでいれば、7の線の壁との絡み攻めがあったんですけどね。] ;W[hj]C[「なんだかんだやってるうちに凌ぐ」。白の常道ですね(笑)。このポジションでのボウシというのは「深遠な狙い」があるんじゃなく「なんだかんだやればどうかこうかなるだろう」なんてケースが多い(笑)。 いや、この白は強いから読み切って打ってるかもしれないけど(^^] ;B[gh]C[「狭い方を裂け」という囲碁格言がありますので、「攻め」を見ているのなら良い方向。但し自分が相対的に弱い場所でのケイマはあまりに薄すぎて、崩壊の序曲が聞こえてきます…] ;W[hg];B[hh];W[ig]C[ケイマのツキヌキを打つチャンスを与えられたので当然突き抜きます。黒八の8に打った手は自ら求めて裂かれ形を招く手。しかも裂かれ形の中でも代表の「ケイマのツキヌキ」を打たせてしまっている。 遡って考えれば、上辺にもウスミを残した状況で、七の8と「狭い方を裂く」路線を選択したのが「打ちすぎ」だったわけですね。] ;B[ii];W[jf]C[こうなっては取り敢えず壁攻めの楽しみがなくなり、序盤早々に手を入れた十三の3の石も遊びかねません。そしてさらにこれだけ逃げたのに左辺の石がまだ死にまであるのが辛い。] ;B[kg]C[ちょっと狙いがわからない。白を分断しようとしてるのかな? でもこの白は切れませんね。黒の脱出を狙ってる? そうであれば八の10の白石を取っちゃおうと考えるのが自然かな。 この黒は「白さん、強くなってくださいね」とお願いしている手に見えます。] ;W[kf]C[「はい、わかりました。強くなります」と白。 中央の黒は逃げ切れていないのに、黒の手に応じられる「だけ」で白はどんどん強くなり、黒の弱石が増えてしまう。] ;B[lg];W[fi]C[「ケイマにツケコシ」の手筋ですね。白、なかなか強いね、、、って、だから孔令文四段だっつーの(爆)。] ;B[gk];W[hk];B[gl];W[en]C[白のこの動き。こういうのを「モタレ攻め」と言います。 モタレてる予]裕が本当にあるのか微妙だと思いますが(笑)>白。 ただ黒は、どんどん自分の石の側に相手の石がきて、そしてどんどん自分の石が分断されてしまってる。] ;B[eo];W[gn];B[hm];W[fo];B[fp];W[gp];B[fq];W[gq];B[ho]C[私たちの打つノゾキには悪手が多い。この場合はさほど「悪手」ってわけじゃないんだけど、不要でしたね。] ;W[go];B[hn]C[ここまでの進行で、白は何もムチャをしていない(九子局でここまで弱い石がないのも珍しいくらい)。でもあちこちで頭も出していて、白石の配置が偏ってるわけでもない。一方の黒は上辺にひとつ、左辺に二つ弱いグループがあって、九子の貯金が三子くらいになってきてる…] ;W[cp]C[変な手来たぞ(笑)。これは孔先生が「読んで打っているのか、雰囲気で打っているのか」を問うた手だと思います。 ウワテはたまにこういう手をうちますね。もちろんこれは手として成立してるし、かつ黒がめちゃくちゃ強いところなんで、黒がどう受けても白の損にはならない。で、こういうところの受け方を見て右上とか右下の攻め方や指導方針を決めたりする。] ;B[bo];W[dq];B[eq]C[もう1局の方にたぁくさん出てくるんで気になったんだけど、アキ三角はやっぱり打たない方がいい。] ;W[cq];B[br]C[二の二の急所? いや、ちょっとこれはあり得ないかな…] ;W[co];B[jl]C[隅の黒の死には読み切り? そうだとすると、その読みはまずまず。] ;W[om];B[nq];W[qn]C[うん、この動きを見ると、白の大ゲイマガケ(?)(十五の13)はあるね。今度使ってみようかな。] ;B[ql];W[no];B[rp]C[石は連絡するのがベスト。で、あれば左辺から伸びてきている石の方に動くのが普通でしたか。ここをこう守ってしまうと、十三の17あたりへのツケとかに対して、隅から受けなくちゃいけなくなる。すると左辺からのビッグ・ドラゴン(目のない大石)が凄く弱くなっちゃいますね。 まあ現時点で左辺から逃げ出してきたビッグ・ドラゴンが弱いのだという意識があまりないのかもしれないけれど…] ;W[kp]C[と言ってるときましたか。 これはビッグドラゴンを狙っているわけですが、他にも「せっかく囲った右下隅が薄く感じませんか?」という手でもあります。十八の16への手が緩着になってしまいそうですね。] ;B[kq];W[lq];B[jr]C[ちょっとカケツギの理由がわからない。] ;W[jo];B[ip];W[kr];B[iq]C[目にならないところに眼形を作るのがちょっとおかしい。] ;W[jq];B[hr]C[でもここに石がきたのはラッキーじゃないですか? 助けても感動はないけど、隅を助ければ 10 目以上の手。] ;W[js];B[kq];W[oq]C[っと、ここも来ましたね(笑)。これは先にも書きましたが、十八の16に守るのはちょっとよくなかったですね、という指導です。 でもコウ材じゃないかもしれない(^^)>白。] ;B[pq];W[jq];B[ir];W[or];B[pr];W[op];B[qo]C[せっかく守った右下を削られて、左辺からのビッグドラゴンにはまだ目がありません。もうちょっと強くなったら「守った地は減ってしまう」の好例として思い出してみると良いですね。] ;W[lf];B[oc]C[これも「強いところに手を入れる」好例。こういうところに手を入れることに悔しさを感じて、そしてその悔しさを感じないために「読む」ようになれば立派なモノ。] ;W[dc]C[来た(笑)。左下と同じようなカタチですね。相手に響かない守り一辺倒の手を打ったので、白からの攻めが続きます。] ;B[cc];W[fb];B[cb]C[こちらはちゃんと凌ぎました(^^)。] ;W[pi]C[これも置き碁の常道。加えて十五の3に守った手を緩着化させる狙いもあります。まあ、そうなっては白良すぎなので、ここは単純に中央を荒らしても良いかと考えますね。 一応黒の左下隅の助け出しも計算してるのかな? 黒はもう足りなくなりそうな感じなので、ここは徹底的に戦いたかった。 それにしても黒、どの石も目がない(^^;。これもまた強くなったら「薄い碁とはこういうものだったか」と思い出してみると良いかもしれません。] ;B[qi];W[qh];B[qg];W[ph];B[ri];W[oj];B[pk];W[rh];B[rg];W[ok] ;B[rn];W[gi]C[やっと手を入れたか(笑)>白。黒はここと七の5と十の7の断点を見ていたかどうか。] ;B[hi];W[gj];B[fk];W[kc]C[ここも打てた白は「え? 七の5なんて断点じゃないでしょう?」と主張することができました。] ;B[ld]C[この手。 白に黒石を取られたと思って反射的に打った手かな。こう打っても黒石の復活はあり得ないわけで、さらにここを打つことによる得がない。 ここは打たないのが正解。石が死んでしまった後処理の仕方がわかってくれば一皮剥けます。] ;W[kd];B[lc]C[ここもアキ三角。ほとんど何の役にもたってないんだよね…。アキ三角は「無駄」ってのもあるし、あと「あぁ、この人はアキ三角を平気で打つ人なんだ」なんて相手に精神的余裕を与えてしまうことにもなります(笑)。] ;W[kb];B[lb];W[gr]C[どでかほーん(^^] ;B[ng]C[これもちょっと意味不明な手。切っちゃえばよかったのに(笑)。] ;W[ni];B[li];W[ll];B[jn];W[kn];B[io];W[ko];B[jh]C[ノゾキのつもりかな? 切れる・切れないは勝負を左右するので読みましょう(^^)。切れないところをノゾケば一手パス。] ;W[bj]C[黒の中央の大石、やっぱいやな形だよねぇ(^^? まだ死にまである(^^;。] ;B[lk]C[お、中央の黒石に不安を感じたのだとするとエライ。これで大丈夫そうかなぁ…] ;W[mk];B[km];W[lm];B[kl];W[lj];B[kk];W[sg];B[sf];W[sh];B[rf] ;W[eb];B[db];W[ec];B[gg];W[hf];B[ed];W[bg];B[bf];W[af];B[ae] ;W[ag];B[be];W[qm];B[rm];W[rk];B[rl];W[pl];B[qk];W[ps];B[qs] ;W[os];B[qr];W[si];B[rj];W[mj];B[is];W[gs];B[kq];W[ls];B[ks] ;W[jq];B[on];W[nn];B[po];W[oo];B[pn];W[pm];B[le];W[ke];B[mf] ;W[ck];B[dk];W[ci];B[ei];W[fh];B[el];W[sk];B[sl];W[sj];B[qj] ;W[la];B[ma];W[ka];B[fm];W[fn];B[gm];W[ki];B[kh];W[mi];B[lh] ;W[kj];B[ji];W[gf];B[ik];W[hl];B[il];W[di];B[ej];W[kq];B[dl] ;W[cl];B[eh];W[dh];B[og];W[mh];B[mg];W[ea];B[da];W[gb];B[oh] ;W[oi];B[js]C[まで。 ちょっと「目を作らない(根拠を確かめない)癖」があるように見受けられる。「大らか」なのかな。私の「陰険」とは対極(爆)。本人曰くの「感覚派」の入門者なのでしょう。 着手点の「大きさ」がわからないのは入門者としていたしかたないとして(私だって小さいところを打って失笑されてる)、ちょっと「狙い」がわからない手が多いのが気になります。どこかで言いましたけれど「碁には守る手と攻める手しかない」んですね。そのどちらでもない、ないし両方を半端に狙った手は「無駄」です。 もう少し強い相手と打つようになると(いや、令文先生が弱いと言ってるんじゃないよ(大笑))、「根拠」の大事さが身にしみてくるんだろうと思います。 この碁でも「根拠を持たない方針」によって左下隅は頓死、左辺はむしろ白地になってしまったんだよね。さらに「守った」はずの右下隅もビッグドラゴンを逃げなくちゃいけないこともあって、小さくまとめさせられてしまった。 「ゆっくり打つこと」に気付いたとき、きっと驚愕して一気に何子か強くなったりするんでしょうね。] )