弟子は絶好調だ。十三路盤で五連勝とのこと。ふ。でもまだ二子置かせて師匠の私が勝つ(でも私は囲碁教室での五連勝の経験はないように思う)。ちょっと成長の速度が速すぎるようなので、しばらくはインチキでも教えようか。「地よりも勢力だよ。三線の二間飛びで陣地確保なんてインケンなことをやってるんじゃない!」なんて…
一方の私。絶不調であった。ようやく勝てるようになってきた「手段対局」に連戦連敗。しかもときに40目差の惨敗を喫する。
実はこの不調。前にも経験がある。何度も書いているけれど、囲碁は「地」を競うゲーム。とは言っても三線のあたりでひたすら手堅くやっていると、いつの間にか中央が全部相手の地となり負けてしまう。そこで必要なのが「戦い」だ。
とりあえず。囲碁の面では「平和主義者」な私は、基本的に必要最小限の「戦い」しかしないで済むように、陰険に、もとい、じっくりと地を囲っていく。しかしそれで勝てない状況になると徐々に戦いも出て行かざるを得なくなる。そして「戦い」で勝てるようになると「地」と「戦い」のバランスを見失ってしまう。
結局水曜日のフリー対局にもこの絶不調のまま臨み1勝1敗。相手の三々に入った石が偶然に死んでしまって、そのおかげでなんとか勝ちを拾った。
さて、この地とバランス。前回棋院に通っているころも同じようなところで躓いた。今回はこの壁を突破できるかどうか。まぁ、これは「壁」というよりも、まさに囲碁の本質の部分なので突破しないことには「囲碁好き」を名乗る資格すら失ってしまいそうだけれども…
投稿者 前田博明 : 2002年10月16日 23:00 | トラックバック