2003年03月12日

「初めての九子局」 −フリー対局−

はじめて、相手に九子置かせて碁を打った。

まあ。私に九子局を戦いきる力がないのはわかっているんだけど、相手の人が五子でも面白いようにこちらの「嘘手」にひっかかり、「もう九子でしょう!」と言うので打ってみた。

序盤。左辺および下辺の戦い。このあたりまでは結構「普通」に打つことができたように思う。左辺および下辺だけで見ればこちらが優勢な感じ。しかし残った右・上辺の相手の石がやけに固まっている。

本当に九子を置かせる実力のある人なら、こんなふうに固めたりしないように打つんだろう。気付いたときには時既に遅く、相手の断点を頼りに「騙してみるしかなかろう」と強引な無理手。

こんな対局をするうちにT先生や他の生徒の人がやってきて、全員一致して相手の方の応援(笑)。私があまりな嘘手を打ち、相手が混乱してこちらの狙い通りの手を打とうとすると「ああっ、そこはっ!」なんて声を上げる(苦笑)。

結局。強引に右上に打ち込んだ石が生きてしまって私の勝勢。時間もなくなったのであとは手のあるところも手を入れず、ダメを詰め合って終局。結果は数目差で私の勝ちだった(^^;。

その前には、女子高生二人組のうちのひとりと対戦。五子局だったけれど、なんだか彼女は最近自信を失っている様子。まず右・下辺で私の拠点を固め、左辺を荒らしに行った石が生きた時点で彼女の投了となった。

「ここ、教えて下さい」と言っていたけれど、どうも着手のバランスが崩れている様子。不必要に守りを固めるかと思うと、荒らしに行った石を全部取りに行ったりする。

一手一手の着手はそんなに間違ってない。「間違ってない」というか、私のレベルとそんなに離れているわけじゃない。なので、生きも死にもある、という状況で私を攻めれば私の石は死ぬだろう。ただ「殺しに行くべきか、押さえ込むべきか」という判断にちょっと混乱があるようだ。

彼女は教室の中では、上手・下手グループで分ければ上手組。なので相手に石を置かせたりして戦うことが多かった様子。ただ今期の生徒たちは成長速度が速い人が多く、そんな人たちとの対戦で彼女の「混乱」が生じてしまったんだと思う。

細かいアドバイスは打ちながらじゃないとできないけれど、まずは「自分の判断力に自信を持って、着手の前にその判断力を使ってしっかり判断して着手する」ということかな。「最近やられることが多いから守ってしまおう」とか、「ここは相手が入って来すぎているから殺しにいってみよう」という「感覚」での着手をやめること。

弟子は。「噂のT」先生(掲示板参照)と九子で対戦したとのこと。二面の指導碁だけど、なんと一目差の善戦だったそうだ。

弟子に「まぁ、本気で勝負を挑むなら、俺とは四子か五子かなぁ」なんて言っているけれど(普段は二子局で対戦している)、実は思った以上に差が縮まっているのかもしれない…。ちょっと恐怖を感じた師匠ではあった。。。

投稿者 前田博明 : 2003年03月12日 23:00 | トラックバック